幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
湯津は病院に行かねばならないレベルの怪我を負う形で離脱する事となった。しかし、湯津のプレイで勇気を取り戻した事を語るのだった………


第596話 想いを繋ぐ

審判「ニホン、メンバーチェンジ!」

 

審判は全ニホン側の選手交代を宣言する。全ニホンチームからは光一と三影、そして修也の3人がベンチから出てきた。

 

戦記「(………奴等がやって来るとは………ベンチにいた連中の空気が変わったな)」

 

戦記はベンチからのメンバーが数人現れた事から、状況が大きく変化した事を察知した。全ニホンチームは理子、十原の2人もベンチに下がる事となったが、2人が疲弊している現状で、体力満タンの味方が来る事は嬉しい事であり、同時にリスクも生じる状況だった。

 

戦記「………迷いは晴れたんだろうな?」

 

戦記は修也達の心情を問いかける。

 

修也達「おう!」

 

修也達は迷う事無く声をかける。そして、戦記がベンチに目を向けると、ベンチで座りっぱなしだったメンバー達が、この試合をしっかりと見るようになった事から、戦記は全ニホンチーム内の何がが変わった事を完全に悟った。そして、地面に倒れたままだった優も身体を起こすと、戦記の目を見ていた。

 

戦記「………いいだろう。お前達の力を貸せ」

 

これをきっかけに、戦記は修也達の力を借りる事に賛同する様子を見せたのだった………

 

 

 

試合はドイツボールで試合再開。因みに現状は36vs30の6点差であり、一見大丈夫そうに見えて、1歩間違えれば逆転される危険な状況であった。

 

ソーセ「クラウト!!」

 

ソーセはクラウトへボールをパスしようとボールを投げる。

 

戦記「そこだ!」

 

戦記はドイツの行動パターンを絞れるようになって来たのか、パスによって飛ばされたボールをスティールした。零れたボールは近くにいた修也に渡ったが、そうなれば{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入ったクラウトが修也の前に立ちはだかる事となった。

 

クラウト「………もらった!」

 

クラウトはボールをスティールしようとする。

 

修也「………俺はアイツの………湯津の想いを繋ぐ!!」

 

だが、修也は一言そう呟くと、素早い動きで近くにいた春香へボールをパスした。この動きにはクラウトが一瞬揺らぐ様子を見せ………

 

春香「光一くん!!」

 

その隙に春香は前線に立っていた光一へロングパス。光一はボールを受け取ると、ドイツCのシュネーと対峙するが………

 

光一「うおおおりゃああ! 俺は負けねぇ! お前らにも………湯津の勇気にもな!!」

 

光一は大きく跳躍すると、ゴールリングにボールを叩きつけ、シュートを決めた。

 

優「アイツら………やっと本来の調子に戻り始めたんだな………!」

 

そのプレイを見た優は、修也達の復活を喜ぶ様子を見せたのだった………

 

 

 

修也達の戦意が復活し、流れを取り戻す全ニホンチーム。修也達が復活した事は、全ニホンチームに間違いなく良い流れを取り戻す事となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
修也達が復活した事で、春香や戦記達の負担が軽減される形となった。そして、再び立ち上がった修也達は、ドイツチームを翻弄するキーマンへと変化するのだった………
次回「とても頼れる」
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