幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
立ち直った修也達の活躍によって、ドイツチームを翻弄する全ニホンチーム。立ち直った修也達を見た優は、彼らを頼もしく感じていたのだった………


第598話 まだ侮っていた

完全に立ち直った全ニホンチームは、ドイツチームを翻弄し、第3Q残り1分の時点で47vs34の13点差に離していた。

 

理子「ドイツチーム相手に13点差なんて………かなり凄い事ですね、キャプテン」

 

理子は13点差の優位に驚いており、思わず優にその事を語る。

 

優「………そうだな」

 

優は理子の言葉に頷いていたが、完全には頷いているようには見えなかった。

 

優「(確かに優位なのは間違いないが………{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の相手を翻弄するなんて………あまりに出来すぎている気がする………)」

 

それは、あまりにも現状が有利すぎる事だった。この現状に優も話が出来すぎている事を感じていた。そして、全ニホン側は修也が再びダンクを沈め、スコアを49vs34の15点差に突き放したのだった。

 

修也「よっしゃああ!!」

 

修也はダンクを決めた事に喜ぶ様子を見せていた。このダンクが決まった事で試合が全ニホンチーム優位である事は誰の目から見ても明らかだった。

 

クラウト「(ベンチにいたメンバーが出てきたタイミングからニホンは調子を上げてきた………いや、決してそれだけでは無いだろう………俺は奴等をまだ侮っていた………それがドイツチームを追い込むきっかけになった………か)」

 

クラウトはニホンが調子を上げてきた事、自身がニホンをまだ侮っていた所があった事を口にする。

 

クラウト「………くくっ、ふはははっ!!」

 

するとクラウトは突然笑い出した。

 

三影「な、なんだよ!? 急に頭がおかしくなったのか………!?」

 

この様子には、全ニホンチーム内でも混乱が起こるばかりだった。

 

クラウト「………いいだろう。なら俺自身をも追い込むとしよう………!」

 

クラウトはそう言うと………

 

クラウト「ソーセ!」

 

ゴール下にいたソーセに対し、自身へのパスを要求した。ソーセは迷わずクラウトへボールをパスする。

 

優「(ここで反撃か………!?)」

 

これには優も驚きを隠せない様子だった。だが、クラウトは構わず素早い動きでゴールへと走り出す。

 

戦記「お前達! ボックスワンだ!」

 

戦記はボックスワンによるクラウトの封じ込めを指示する。春香達4人はすぐにクラウトをボックスワンで囲うが………

 

クラウト「そう来るか………ならば!」

 

クラウトは完全に囲われる前にシュートを放った。これにより、クラウトの正確無比なシュートがゴールへ沈んだ。

 

戦記「何っ!?」

 

この速攻には、全ニホンチームの誰もが驚かされる事となったのだった………

 

 

 

全ニホンチームが圧倒する展開の中、この状況下で自らを追い込むクラウトが再び全ニホンチームへの脅威をもたらす。果たして、全ニホンチーム側に、完全に本気となったクラウトを止める術はあるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
第3Qが直後に終わった事から難を逃れる全ニホンチームだが、危機的状況はまた訪れた。しかし、疲労で倒れていた優は、遂に自らの体力を取り戻し、再びコートへ立つ事を志願するのだった………
次回「残りの10分で決まる」
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