15点差のリードを掴んだ全ニホンチームだったが、クラウトが自らをも追い込む事で真に本気となり、再び全ニホンチームに脅威を与えたのだった………
クラウトがシュートを決めて間もなく、ブザーが鳴り響いた事で、第3Qが終了。スコアは49vs36。13点差という点差こそあるものの、この状況は安心出来る状況では無かったのだった………
全ニホンベンチでは、残る第4Qを前に再び不安が再来した事に危機感を感じていた。
戦記「………やはり{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の選手は恐ろしいものだな」
戦記達は改めて{100%領域}に入った選手を恐ろしく感じていた。だが、そんな状況で長らく眠っていた優は身体を起こした。
優「………あの人の{100%領域}は恐ろしい………それは分かる。でも、どう転がろうが試合は残りの10分で決まる………それなら、全力でぶつかるだけだろうが………!!」
優は身体を起こして間もなく、その場を立ち上がった。
春香「優さん………! お身体は大丈夫なんですか………!?」
春香は優の身体を心配する様子を見せていたが………
優「20分以上寝てたら嫌でもマシになる………それに、皆が復活してくれたお陰で精神的にも立ち直れた………」
優はそう言って、近くに置かれていたスポーツドリンクの缶を手に取り、プルタブを空けると中身を一気に飲み干した。
理子「きゃ、キャプテン………!?」
これには巫魔以外の全ニホンメンバーを驚かせていたが、優は空き缶を椿に渡すと………
優「………監督、僕の体力は戻りました。{100%領域}も行けると思います………後10分………死ぬ気で逃げ切ります」
監督の三浦に対し、自らの出場を志願する。それを聞いた三浦は………
三浦「………行けるんだな?」
三浦は優に対し、本気で行けるかを問いかける。
優「勿論です」
優はこれに即答した。三浦は優の目を見て、彼が本気である事を悟ると………
三浦「………よし、三影に変わって優を出す」
三浦は優に対し、試合に出す事を宣言する。その際、三浦は優の左肩に手を置くと………
三浦「………やるからには全力で行け。倒れた際にはどんなケアでもする」
優に全力で行くよう指示する。
優「………はい!」
優は大きく声を上げて返事をする。優の大きな声は、ドイツチームのベンチで全ニホンの様子を見ていたクラウトは………
クラウト「(復活したか………まあ、{100%領域}の選手との対決を避けて優勝する事など出来ないだろうな………)」
優の復活を見ると共に、どこか嬉しそうな様子を見せていたのだった………
全ニホンチームの危機に再度立ち上がる優。体力満タンになった優が復活した事で、全ニホンvsドイツの試合はクライマックスを迎える事となったのだった………
To Be Continued………
次回予告
第4Qが開幕し、全ニホンチームvsドイツチームの試合は最終局面に突入する。そして、再び{100%領域}同士の試合が再来するのだった………
次回「最後の勝負だ」