幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
15点差のリードを掴んだ全ニホンチームだったが、クラウトが自らをも追い込む事で真に本気となり、再び全ニホンチームに脅威を与えたのだった………


第599話 残りの10分で決まる

クラウトがシュートを決めて間もなく、ブザーが鳴り響いた事で、第3Qが終了。スコアは49vs36。13点差という点差こそあるものの、この状況は安心出来る状況では無かったのだった………

 

 

 

全ニホンベンチでは、残る第4Qを前に再び不安が再来した事に危機感を感じていた。

 

戦記「………やはり{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の選手は恐ろしいものだな」

 

戦記達は改めて{100%領域}に入った選手を恐ろしく感じていた。だが、そんな状況で長らく眠っていた優は身体を起こした。

 

優「………あの人の{100%領域}は恐ろしい………それは分かる。でも、どう転がろうが試合は残りの10分で決まる………それなら、全力でぶつかるだけだろうが………!!」

 

優は身体を起こして間もなく、その場を立ち上がった。

 

春香「優さん………! お身体は大丈夫なんですか………!?」

 

春香は優の身体を心配する様子を見せていたが………

 

優「20分以上寝てたら嫌でもマシになる………それに、皆が復活してくれたお陰で精神的にも立ち直れた………」

 

優はそう言って、近くに置かれていたスポーツドリンクの缶を手に取り、プルタブを空けると中身を一気に飲み干した。

 

理子「きゃ、キャプテン………!?」

 

これには巫魔以外の全ニホンメンバーを驚かせていたが、優は空き缶を椿に渡すと………

 

優「………監督、僕の体力は戻りました。{100%領域}も行けると思います………後10分………死ぬ気で逃げ切ります」

 

監督の三浦に対し、自らの出場を志願する。それを聞いた三浦は………

 

三浦「………行けるんだな?」

 

三浦は優に対し、本気で行けるかを問いかける。

 

優「勿論です」

 

優はこれに即答した。三浦は優の目を見て、彼が本気である事を悟ると………

 

三浦「………よし、三影に変わって優を出す」

 

三浦は優に対し、試合に出す事を宣言する。その際、三浦は優の左肩に手を置くと………

 

三浦「………やるからには全力で行け。倒れた際にはどんなケアでもする」

 

優に全力で行くよう指示する。

 

優「………はい!」

 

優は大きく声を上げて返事をする。優の大きな声は、ドイツチームのベンチで全ニホンの様子を見ていたクラウトは………

 

クラウト「(復活したか………まあ、{100%領域}の選手との対決を避けて優勝する事など出来ないだろうな………)」

 

優の復活を見ると共に、どこか嬉しそうな様子を見せていたのだった………

 

 

 

全ニホンチームの危機に再度立ち上がる優。体力満タンになった優が復活した事で、全ニホンvsドイツの試合はクライマックスを迎える事となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
第4Qが開幕し、全ニホンチームvsドイツチームの試合は最終局面に突入する。そして、再び{100%領域}同士の試合が再来するのだった………
次回「最後の勝負だ」
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