6点差を前に限界が迫る巫魔。優の鼓舞を受け、なんとかコートに立ち続ける春香と美矢。そして、それを見たベンチの積牙は………?
積牙はベンチを立つと、ゆうかの前に立ち………
積牙「監督、俺を出してください!」
出場を直談判する。それを聞いたゆうかは………
ゆうか「今更貴方が出て、この状況をひっくり返せるの? それ以前に、貴方は4ファールじゃない」
そう言って、今の積牙に何が出来るのかを問いかける。
積牙「それは………分かりません。けれど、このまま見てるのだけは嫌です! それに………他力本願な気持ちで全国になんて行けるわけが無い………俺は、俺の持っている力をぶつけて………今の状況を振り切る! 出来るかは分からないけれど………それが今の俺がやるべき事だと言うのだけはハッキリしています!」
積牙はそう言うと頭を下げ………
積牙「お願いします、 俺を出してください!」
再度試合の出場を懇願する。
ゆうか「………」
ゆうかは少し悩む様子を見せる。そして、いつの間にか再開していた試合にて、ボールがコートの外に出る。
審判「白ボール!」
巫魔ボールとなったタイミングでゆうかはベンチを立ち………
審判「交代です!」
積牙を出す事を決めた。
積牙「監督………!」
本当に試合に出してくれる事に驚く積牙。
ゆうか「何ポケーってしてるのよ。速くジャージ脱いで行きなさい」
ゆうかはそんな彼に対し、コートに行くよう支持する。
積牙「は、はい!」
積牙はジャージを脱いだ後、軽く体を動かした。すると、ゆうかは積牙の耳元に近づき………
ゆうか「………頑張った結果、退場したっていいわ。思いっきりやりなさい………貴方のやり遂げたい事の為に………!」
そう言って、積牙の背中を優しく叩く。
積牙「………はい!」
積牙は強く返事をすると、コートに走り………
積牙「レイ先輩!」
レイと交代する事に。だが、ここで4ファールの積牙を出す事に、会場は驚きを隠せなかった。
湯津「ここで4ファールの10番!? 勝負を投げたか、巫魔!?」
湯津は驚きを隠せない。
戦記「………普通に考えたら幾ら高さがあると言っても、ここで10番を出す事は良い事じゃない。だが………もしだ………もし、あの10番にこの状況を覆せる力があるならば………話は別だ………!」
だが、戦記は冷静に試合を見る姿勢を崩さない。
レイ「………よろしく」
レイは素っ気ない気持ちで積牙の肩を触り、ベンチへと歩く。
優「積牙」
その直後、優は積牙の元へ近づく。
積牙「キャプテン………」
積牙は何を言われるが分からず、ビビっていた。しかし優は積牙の背中を叩くと………
優「思いっきりやれよ。フォローするから」
積牙を鼓舞してポジションに着く。それを聞いた積牙は………
積牙「………はい!」
返事を返した後、ポジションに着くのだった………
この土壇場で積牙がコートに戻ってきた。4ファールの積牙はすぐに退場してしまうのか。それとも………!?
To Be Continued………
次回予告
積牙をすぐに退場へ追い込もうとするが、積牙は前半とは別人のようなプレイを見せる。積牙は今まで以上に試合へのめり込んでおり………?
次回「他がどうでも良くなる」