幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
クラウトが真の意味で本気となり、絶望感が強まる中、優がようやく体力を回復させて復活した。そして優は最後の決戦に挑む為、再びコートへと立つのだった………


第600話 最後の勝負だ

審判「第4Q始めます!」

 

少しして審判が第4Qの開幕を宣言する。両チームのメンバーがコートに立つ中、ドイツチーム側は優が再びコートに立った事に目を向けていた。

 

タッシェ「相手の4番がまたコートに出てきた………13点差でこれは中々しんどいな、クラウト」

 

ドイツメンバーの1人であるタッシェは、優の復活について、しんどそうな様子を見せていた。

 

クラウト「………そうだな」

 

クラウトはタッシェの言葉に頷くようにそう呟くのだった………

 

 

 

そして試合は全力ニホン側のボールで再開。ボールは春香から戦記へと渡ると、戦記がドリブルで前線へと上がっていく。

 

クラウト「(奴が戻ってこようと来まいと、点差の不利をひっくり返さねばならない事は同じだ。今必要なのは勝つ事だ………)」

 

クラウト本人は優との対決こそ望んでいたものの、別に優がいなくとも点差をびっくり返す必要がある都合上、そこまで優に意識を囚われている節は見られなかった。クラウトは戦記の前に立って間もなく、{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の勢いに任せて彼からボールをスティールする。

 

戦記「(やはり速い………だが、そんな事は想定内だ)………思いきりやれ、優!」

 

しかし、戦記もこれには想定内だった。クラウトが戦記からボールをスティールした直後、直後に優が走ってきており、優が素早い動きでボールをスティールした。

 

クラウト「な、何っ!?」

 

これにはクラウトも驚いていた。しかし、優はこれをトリガーとして青い目を輝かせ、再び{100%領域}へと突入した。

 

優「………行くぞ、これが最後の勝負だ………!!」

 

優はそう呟くと、目にも止まらぬ速さでゴールへと走り出す。

 

クラウト「止める!」

 

そうなればクラウトが優を止めに走ってくる。クラウトが優の後ろからボールをスティールしようとする中、優はボールを左手に回す事でこれを回避。優はクラウトのスティールをかわすと、フリースローラインから大きく跳躍する。

 

ソーセ「レーンアップ!?」

 

高校生の平均的なジャンプ力を遥かに超越する跳躍力を持つ優に驚いていた。ドイツはシュネーが止めようとするものの、優はそこからダブルクラッチを見せるという離れ業でかわし、ゴールに勢いよくボールを叩きつけるダンクを決めた。

 

クラウト「ぐっ………! (今度は{100%領域}を出しっぱなしにしている………策を変えてきたな………!?)」

 

そしてクラウトはこのプレイで、優が{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}による戦術をやめてきた事を察知するのだった………

 

 

 

最終Qの第4Qが開幕する中、優は再び{100%領域}へと突入した。これにより{100%領域}対決が再来する事となるのだった………

To Be Continued………




次回予告
{100%領域}対決が再来した事で、試合の流れは再び優とクラウトに委ねられる。しかし、仲間達が戦意を取り戻した事が、優の調子を大きく向上させていたのだった………
次回「皆を信じて立っている」
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