幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第4Qが開幕して間もなく、全ニホンチームの攻撃を止めに来るクラウト。しかし、優が{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に突入した事で、クラウトを出し抜き、全ニホンチームはスコアを獲得するのだった………


第601話 皆を信じて立っている

試合はドイツボールで試合再開。ソーセはすぐにクラウトへボールを回す。だが、クラウトの前に{100%領域}に入った優が立ちはだかる。

 

クラウト「………悪く思うなよ、俺はこの状況を逆転させ、ドイツを決勝、そして優秀に導く義務がある。ここで負ける訳にはいかないのだ………!!」

 

クラウトはそう言うと、素早い動きで優の横を通り過ぎる。しかし、優はクラウトの前へ回り込み、彼を突破させない。

 

クラウト「(追いつくか………ならば………!)」

 

クラウトは再び優をかわすが、優はやはり回り込んだ。

 

クラウト「………しつこいな」

 

クラウトは優のディフェンスをしつこく感じていた。

 

優「しつこい………か。そうでしょうね。しかし僕にも意地があります」

 

優はそう言ってクラウトを逃がさない事を宣言する。それを聞いたクラウトは………

 

クラウト「そうか………だが、先程倒れたお前にまた俺を抑えるだけの体力は残っているんだろうな?」

 

優が先程倒れたことを引き合いに出し、優の心理を揺さぶろうとする。

 

優「仮に体力が無かったとしても僕はここに立ち続けますよ………何故なら今の僕は、皆を信じて立っている………!!」

 

だが、優は揺れなかった。今の優は頼れる仲間が大勢いる。それを考えるだけで優の精神は堅くなっていた。そして優はそう言い放った直後に、クラウトの手からボールをスティールした。

 

クラウト「な、何っ………!?」

 

これにはクラウトも驚いていた。優はドイツゴールに向かって目にも止まらぬ速さで立ち上がると、フリースローラインから大きく跳躍した。

 

クラウト「(またレーンアップか………! ならば今度こそ止める!)」

 

クラウトは優が再びダンクを狙いに行こうとしている事を察知する様子を見せると、素早い動きで優の後ろまで走り、彼の後ろからブロックを狙いに来る。

 

修也「ミドレーユ、決めろー!!」

 

そんな中、修也が優を応援する声を上げる。これにより、他の全ニホンチームの選手達も声を上げ始めた。

 

優「(皆………!)………このシュートだけは絶対に決める!!」

 

優はそれによって気合を入れると、ボールを両手で持ち、クラウトの手が触れる前にツーハンドダンクを放ち、ゴールリングに叩きつける。これにより、全ニホン側は2点を追加し、53vs36の17点差に持ち込んだ。

 

光一「{究極のダンク(アルティメットダンク)}が決まったぁ!!」

 

優の必殺ダンクに喜ぶ全ニホンチームの面々。そしてこのタンクを皮切りに、試合の流れは全ニホンチーム側へと傾くのだった………

 

 

 

優vsクラウトの対決は、優がクラウトを出し抜く事に成功し、そのまま追加点を決める事に成功。果たして、このまま全ニホンチームが勝利を掴むのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
全ニホンチームは優位を保ったまま第4Qを戦い続けた。そして、優が最後にダメ押しのシュートを決めた後、試合終了のブザーが鳴り響くのだった………
次回「1つの激闘が終わったわね」
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