幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合の流れを左右する優vsクラウトの対決が再来し、優はしつこく食い下がる。そして、クラウトからボールを奪取した後、優は渾身の必殺ダンクを決めた事で、試合の流れを取り戻すのだった………


第602話 1つの激闘が終わったわね

全ニホンチームが完全に試合の流れを掴んだ事で、全ニホンチームが試合を優位に進める事となった………

 

 

 

試合終了が残り30秒を切ったタイミングにて、スコアは63vs52の11点差になっていた。

 

優「こっちだ!」

 

優はボールを持っていた春香にパスを要求する。

 

春香「優さん! これで決めてください!」

 

春香は優にボールをパスする。優はボールを受け取るが、彼の前にはクラウトが立っていた。

 

クラウト「止める!!」

 

クラウトは優の手にあったボールをスティールしようとする。

 

優「はあああっ!」

 

優はクラウトがいるのを理解した上でボールをゴールに投げる。クラウトは右手でボールを捉えたが、ボールの勢いは圧倒的であり、クラウトの右手を吹っ飛ばしてしまった。

 

クラウト「ぐわああっ!!」

 

クラウトの右手を吹っ飛ばした優のシュートは、ゴールリングの中へと突き刺さった。その直後、試合終了を知らせるブザーが鳴り響いた。

 

修也「よっしゃああ!! 決勝進出だぁ!!」

 

これにより、全ニホンチームは決勝進出を確定させ、修也を始めとした全ニホンのメンバーはこれを喜んでいた。試合が終わって少し経った後、優は疲労による立ち眩みを感じた。

 

春香「優さん!?」

 

これには春香が慌てて駆け寄った。

 

優「大丈夫………少し疲れただけ………」

 

優は疲労によるものだと語る。

 

春香「………お疲れ様でした」

 

春香は優に労いの言葉をかける。そして、試合に敗れたドイツチームは、クラウト以外のメンバーは悔しさを隠せずにおり、クラウトも呆然としていた。

 

クラウト「負けた………」

 

クラウトは敗北に対して言葉を失っていた。だが、優を見たクラウトは、どこか清々しそうな様子を見せると、優の前に立った。

 

クラウト「………俺達の負けだ。ニホンの強さはお前だけじゃない。他のメンバー達が持つ精神も大きな武器だ。お前達ならアメリカでもスペインでも………勝つ可能性があるかもしれないな」

 

クラウトはそう言って、全ニホンチームの強さを認める様子を見せると共に、優に賞賛の言葉をかける。

 

優「クラウトさん………」

 

優はクラウトの賞賛に驚く様子を見せていた。しかし、クラウトは優の肩を優しく叩くと………

 

クラウト「………お前達が優勝出来るか………見届けさせてもらうぞ」

 

クラウトは優達の行く末を見守るかのような言葉をかけてその場を去った。そして、試合を見ていたメイヤは………

 

メイヤ「これで1つの激闘が終わったわね。ユウは私達との約束を果たしに来た………次の試合は絶対に負けられない………!」

 

優達との再戦の約束を果たす事を口にして観客席を去る。そして、それはスペインのカノン達も同じであり………

 

カノン「次の試合は勝つよ。リコやユウさんとの再戦の為にもね………!」

 

全ニホンとの再試合を実現させる為に試合に勝つ事を口にすると共に、コートを去るのだった………

 

 

 

ドイツチームとの激闘を制した全ニホンチームは、遂に決勝への切符を掴んだ。決勝戦の枠はあと1つ。果たして、試合に勝つのはアメリカか? それともスペインか………?

To Be Continued………




次回予告
準決勝第2戦。対戦カードはアメリカとスペイン。どちらのチームもニホンとの対決を望んでおり、互いにこの対決に対して強い想いを抱えていたのだった………
次回「決勝に行くのは」
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