幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンvsドイツの激闘は全ニホンチームが制する事となり、決勝進出を決めた。それを見たメイヤとカノンの2人は、それぞれ決勝へ向かう為の決心を行うのだった………


第8章 最強vs最強! アメリカvsスペイン!!
第603話 決勝に行くのは


準決勝第2試合。試合の対戦カードはアメリカとスペインの2チームであり、どちらも優勝候補である。

 

優「アメリカとスペイン………どっちも{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入れる選手がいるチームだ。どっちが上がってきても激闘は避けられないし………どっちも1度、僕達全ニホンに勝ってる」

 

試合後、観客席に移動した全ニホンチームはこの試合を見届ける事となった。

 

戦記「どちらにせよ厄介だ。この試合はどちらのチームも詳しく分析する必要がありそうだ」

 

戦記はそう言うと、ジャージの中からメモとペンを取り出した。

 

戦記「そもそも、あの2チームの中で俺達側からすれば初見の人物が1人いる」

 

戦記はそう言って、アメリカチームのベンチを指さす。戦記が指さす方向には、スターデビルとの練習試合にはいなかったアメリカチームの若きコーチ、ノゾク=レミールが立っていた。

 

修也「あの男、若いな………俺達と同じくらいか?」

 

修也は首を傾げながら優に問いかける。

 

優「………間違いない。僕達と同い歳だ」

 

優は携帯でノゾクについて調べ、ノゾクが同い歳である事を語る。

 

春香「………同い歳なのにコーチとしてアメリカチームを今のところ全勝に導くなんて………相当監督としてのスキルが高いって事ですよね………?」

 

春香はノゾクが若いにも関わらず、ここまで全勝に導いている事に驚きを隠せない様子を見せた。そんな中、メイヤ達がノゾクと普通に会話している光景に優は驚いていた。

 

優「高いのはまあいいとして………意外なのは、我が強いメイヤが素直にコーチとして迎え入れて従ってるのが意外だ………」

 

その光景に驚く優は、思わずそう呟く様子を見せるのだった………

 

 

 

そしてアメリカベンチでは、この試合のスタメン達がノゾクの前に立ち、最終確認を行っていた。

 

ノゾク「対戦相手のスペインはここまで圧倒的な強さを見せている。特に4番のヒエロー・カノンはPGとして今大会トップクラスの選手と言ってもいい。それにメイヤちゃんと同じ{100%領域}に入れる紛れもない天才だ。彼女に対抗出来るのはメイヤちゃんしかいない。彼女の相手、行けるよね?」

 

ノゾクはメイヤに対し、カノンの相手をするよう指示する。

 

メイヤ「勿論よ」

 

メイヤはそれに頷く様子を見せると………

 

メイヤ「さあ、行くわよ!」

 

試合開始に向け、声を上げた。

 

フリエ達「おおー!!」

 

それに応えるように、フリエ達も声を上げるのだった………

 

 

 

一方その頃、スペインベンチでもスタメン内で最後の確認をしていた。

 

カノン「………というわけで、私は相手の4番、メイヤ・デビルの動きに注意を払っていこうと思うよ」

 

カノンもメイヤの{100%領域}を危惧しているようで、彼女の相手をするつもりでいた。

 

グリィ「すまないな………ポジション的には俺がなんとかしないといけない相手なのに………」

 

グリィはカノンに対し申し訳なさそうにそう呟く。

 

カノン「大丈夫。グリィはいつも通りの動きで貢献してくれればいいから………さて、そろそろ行こう………!」

 

カノンは気にする素振りを見せず、間もなく始まる試合に向けて声を上げた。

 

グリィ達「おおー!!」

 

グリィ達はカノンの声に合わせて声を上げた。そして、コートに向かって歩き始める両チームの選手達。そして………

 

メイヤ「(決勝に行くのは………私達アメリカよ………!)」

 

カノン「(決勝に行くのは………私達スペインだよ………!)」

 

両チームのキャプテンが、決勝へ行く事を望む様子を見せたのだった………

 

 

 

全ニホンとの対戦を賭けたアメリカvsスペインの試合。全ニホンに因縁のあるチーム同士の対決は、果たしてどのような展開へ転がっていくのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
アメリカvsスペインの試合が開幕。アメリカ側がジャンプボールを制するが、スペインはすぐさまディフェンスでアメリカチームを翻弄するのだった………
次回「無理せず動くよ」
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