幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
決勝進出を賭けたアメリカvsスペインの試合。全ニホンチームと因縁のあるチーム同士の対決は、果たしてどのような展開へ動くのだろうか………?


第604話 無理せず動くよ

今回の試合、両チームのスタメンは以下の通りである。

 

アメリカ(黒)

PG 9番 リイト・エマルガ

SG 5番 フリエ・ブリザード

SF 6番 シュガー・ブレンド

PF 4番 メイヤ・デビル

C 10番 ヴィア・マッシグ

 

スペイン(白)

PG 4番 ヒエロー・カノン

G 5番 ソンブラ・ソルダドス

SF 6番 リンセ・ファミリア

PF 7番 グリィ・トリウンフォ

C 8番 トーロ・アルハンブラ

 

 

 

両チームのメンバーはどちらも世界トップクラスの選手であり、この試合に対する注目度は大きなものとなっていた。

 

優「(この試合は僕達全ニホンがどっちと戦うかを決める事になる大事な試合だ………しっかりと見届けないと………!)」

 

優は試合を見届ける覚悟を決める様子を見せる。そして、審判がボールを打ち上げる。ジャンプボールはヴィアが制し、落下するボールはPGのリイトが手にし、ドリブルで上がる様子を見せる。

 

カノン「………ソンブラ!」

 

しかし、カノンはそれを見越していたかのようにソンブラへ声をかける。

 

ソンブラ「………任せろ!」

 

ソンブラはそれに頷くと、素早い動きでリイトからボールを奪取した。

 

ソンブラ「(決まった! {シャドースティール}………!!)………カノン!」

 

ソンブラは得意の必殺ディフェンスを決めると、カノンにボールを回す。ボールを受けたカノンは………

 

カノン「まず1本! 無理せず動くよ………!」

 

最初の攻撃を宣言する。カノンがドリブルで前線へ走り始めると、彼女の前にメイヤが立ちはだかった。

 

メイヤ「(ヒエロー・カノン。ユウと同じ{100%領域(ハンドレッドリジョン)}経験者であり、今大会で間違いなく最強クラスのPG………大会に参加する最年少選手でありながら、ここまでの試合を全勝へ導いたチームの司令塔………面白い、ユウと決着をつける前に、彼女を倒して万全の状態を作る!)」

 

メイヤはカノンの実力を認めた上で、優との決着を付けるための調子を上げる為、彼女に挑む事を考えていた。

 

カノン「(やっぱりメイヤさんが来るよね………でも、私は無理しない範疇で動くべきだよね………?)」

 

カノンはメイヤが来た事を感じつつも、無理せず戦う姿勢を見せると………

 

カノン「はあっ! {キャノンドライブ}………!」

 

カノンは超スピードの直線的ドリブル、{キャノンドライブ}でメイヤをかわした。

 

メイヤ「………! 速い………!」

 

カノンの{キャノンドライブ}を間近で見たメイヤは、あまりの速さに思わず驚いていた。そしてカノンはそのままシュート………と見せかけ、近くにいたグリィへ冷静にパスを回した。

 

グリィ「くらえ! 俺の必殺ダンク! {グラン・アルマダ・ボム}!!」

 

グリィは必殺のダンクをゴールへ叩きつけ、先制点を奪った。

 

観客「うおおおっ!? 先制はスペインだぁ!!」

 

観客はスペインが先制点を掴んだ事に声を上げた。それを見たメイヤは………

 

メイヤ「………やるじゃない」

 

スペインの先制を素直に褒めるようにそう呟くのだった………

 

 

 

スペイン側が先制点を奪う形で試合が幕開けとなったこの試合。果たして、この試合はどのような流れへと転がっていくのだろうか………!?

To Be Continued………!?




次回予告
先制点を奪われたアメリカだが、メイヤは特段動じていなかった。それどころか点を取り返す事を宣言するのだった………
次回「やり返せ」
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