幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
カノンは{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の力で試合の流れを押し戻そうとしていた。しかし、メタリアも{100%領域}に入れる選手であった為に、試合の流れは完全にアメリカチームへ流れてしまうのだった………


第612話 対処しきれない

その後、試合はメイヤとメタリアの2人が流れを支配するものとなり、スペイン側は完全に圧倒されてしまっていた。その証拠に第3Q残り2分を切ったタイミングでスコアは51vs35の16点差に広がっており、試合の空気は大きくざわついていた。

 

戦記「………あの8番の女、メタリア・ビッカーが入ってから試合の流れは大きく変化したな。やはり2人も{100%領域}に入れるのは異常な事である事が分かるな………」

 

戦記も試合がアメリカ側のワンサイドゲームになっている事から、{100%領域}に入れる選手が2人もいる光景の異常さを強く感じていた。

 

優「多分僕がカノンの立場だったらもうどうしようもないでしょうね。カノンの{100%領域}状態の実力もかなり高い方ですが、数で差が出てしまっては対処しきれないと言う他ないです。せめてメタリアかメイヤのどちらかしか入らないならスペイン側にも勝機はあるかもしれませんが………」

 

優もカノンが対処しきれない事を指摘し、せめてアメリカ側の{100%領域}に入った選手が1人ならまだ勝機はあると考えるものの、やはりこの状況下ではスペイン側にはどうする事も出来ない事を感じ取っていたのだった。

 

メタリア「はあああっ! くらえ!」

 

その直後、メタリアがカノンを抜いた直後にダンクを沈め、追加点を加えた。カノンは息を上げる様子を見せると共に、この苦しい状況下で焦る様子を見せていた。

 

カノン「(ユウさん達と戦った時も楽しいと同時に後半苦しく感じてたけど………ここまで苦しい展開は初めてだよ………これがアメリカの全力………戦力は完全にニホンを上回っている………)」

 

カノンは体感、全ニホンチームよりも今のアメリカチームの方が戦力が上である事を感じていた。それ程メタリアの与えた影響力は大きい事を示していると共に、これまでメタリア抜きで全勝を続けていた上に、スペインチームと互角のゲームを行っていたアメリカチームの恐ろしさが、会場内の観客達へ伝わる事となった。

 

戦記「………今のアメリカチームは、俺達がかつて戦ったメイヤ・デビル率いるスターデビルと比較しても一段とレベルが違う。何故これまで試合に出ていなかったのかは疑問だが………メタリア・ビッカーの与える影響力は恐ろしく絶大だという事がこの試合を見て分かった」

 

戦記はメタリアの与える影響力の大きさを強く感じていた。そして、試合を見ていた優は………

 

優「(………アメリカの実力は前より上がっている………決勝はドイツ以上の激闘になりかねない事だけは、今はっきりと見えたな………)」

 

アメリカが決勝に上がってきた場合、ドイツとの試合以上の激闘となる事を予感していたのだった………

 

 

 

メタリアが加わった事で、アメリカ側の戦力は大きく上がり、現状の全ニホンチームを大きく上回る強さを獲得していた。果たして、このままアメリカが決勝へ向かう事となってしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
メイヤとメタリアコンビによる、{100%領域}の影響でアメリカ側は押し込まれる自体となってしまう。そして、試合の結果は無惨にも決まってしまうのだった………
次回「最強の相手だ」
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