幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
アメリカチームの{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入れる選手が2人いる事によって、アメリカvsスペインの試合はアメリカ優位に傾いた。そして、試合はアメリカが勝利し、決勝の対戦カードは全ニホンvsアメリカに決まったのだった………


第614話 よりにもよって

試合後、全ニホンチームは合宿場に戻り、今日のアメリカvsスペインの試合を見直していた。

 

優「………やはり2人も{100%領域}に入れる選手がいるんじゃ、僕1人だけでは手に終えそうもありません。それは認めるしかないです」

 

優は、アメリカ側が2人も{100%領域}に入れる事から、単独ではどうしようもない事を認める様子を見せる。

 

戦記「それに{100%領域}の事を考えないとしてもアメリカ側に強力なCが現れた事はこちらとしては非常に問題だ。よりにもよって、こっちのC………湯津が怪我をしたこのタイミングでだ」

 

戦記はそれに加え、メタリアの登場によって、アメリカのCが強化された事を問題視していた。湯津が怪我をして離脱したこのタイミングにおいて起きた事も含めて。

 

十原「優くん、戦記くん。君達にこんな事を聞くのはアレかもしれないが………一応こっちにもあのC相手に何とかなりそうなCは残ってはいるんじゃないのか?」

 

そんな中、十原は全ニホン側にはメタリア相手でもどうにかなりそうなCが残ってはいる事を語る。

 

修也「………大牧か」

 

それは、現状の全ニホン最強Cである大牧大河の存在だった。優はそれを聞いた瞬間に口を閉じて俯く様子を見せる。

 

戦記「………キャプテンと監督の2人が出場を反対している以上、奴が使える可能性を考えるだけ無駄だ」

 

戦記はそんな優の様子を見てか、大牧の出場の可能性を考える事が無駄であると語った。

 

三影「でも湯津が怪我して、相田があのCに敵う可能性は極めて低いと考えたら起用するべきですよ、戦記さん!」

 

だが、そんな中で三影は戦力的な問題から大牧の起用をするよう訴えかけた。現状の全ニホンCのうち、湯津は怪我の再発によって決勝戦の出場は絶望視されており、光一はメタリアとの戦力差から通用するかが不安と見られていた。戦力的な部分を優先するならこの決勝は大牧を優先するしかない。そんな事は優も分かっていたが………

 

優「………今大河さんを入れてもあの人がこのチームについて来れるかは別問題だ。その逆も有り得る。僕としては、今のままのあの人の起用については首を縦には触れない」

 

優はそれでも折れなかった。それを聞いた三影は優の様子を怪訝に思っていたが………

 

戦記「………奴の事はキャプテンや監督も交えて後で考えるつもりだ。今はこの話題は終わりだ………さて、現時点での明日の策について話し合いを開始するぞ」

 

戦記は強引に話を打ち切り、明日の試合に向けた話し合いを始めた。戦記が話の流れを変える光景を見た優は………

 

優「(良太さん………助かります)」

 

戦記に対し、強い感謝を見せていたのだった………

 

 

 

アメリカ側の強化により、全ニホン側はCの不安がより一層強まる事となった。対抗出来る可能性がある大牧の復帰に反対する優だが、果たして優勝の為には大牧が必要なのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
優は春香と戦記、そして三浦を交えて大牧を試合に出場させるかの話し合いに参加する事となった。未だ大牧の復帰に反対している優だが、戦記は大牧の力が必要である事を語り………?
次回「俺からの一生の頼みだ」
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