大牧の起用に悩む優の前に、大牧本人が表れ出場を懇願する。土下座をしてまで起用を望む大牧の対応に悩む優は、話し合いの場を変える事を提案するのだった………
優は、春香と大牧の3人で近くの公園へやってきた。すると近くにあったバスケットコートからボールがバウンドする音が聞こえた。
優「………ん? この音は………」
ボールの音を聞いた優は、首を傾げた様子でバスケットコートに目を向ける。するとそこには光一がおり、肩で呼吸しながらもボールを持って1人で練習をしていた。
光一「うおおおりゃあああ!!」
光一は大きく跳躍し、ゴールリングへ力強いダンクを叩き付けた。
光一「はあっ、はあっ………くそっ! 全然ダメだ………!」
しかし、光一本人は納得出来ていない様子を見せていた。そんな彼の元に優達は近付き………
優「………よう、飛ばしてんな」
練習に力を入れる光一へ声をかけた。
光一「優………! それに春香………大牧までいるのか」
光一は優達がやってきた事に驚く様子を見せた………しかし、大牧までいる事については溜息を漏らした。
大牧「俺の方が一応先輩なんだぞ………?」
大牧は歳下の光一に舐められていると感じたのか、思わずそう言葉を漏らした。
優「ちょっと。争いに来たんじゃないでしょう。今は大河さんを試合で起用するかどうかの話をしに来たんですから」
優が仲裁に入った事で、喧嘩を未然に止める事は出来たものの、それを聞いた光一は複雑な心境を感じていた。
光一「………なあ、やっぱり明日の試合は大牧を使うのか?」
光一は思わず優に対し、明日の試合におけるCの選手について、大牧を使うのかを問いかけた。
優「急にどうしたんだよ光一? らしくないじゃないか」
優は光一らしくないとして、思わずそう言葉を返した。
光一「いや………使う使わないはいいんだ。ただ気になってさ………確かに実力面で言えば俺は大牧に劣るのは分かってる。だけど今のチームは大牧を使うかどうかについては賛否両論の状態だろ? だからもし俺が出る事になったらって考えたら………今だってほら、思わず1人で練習している。お前達の足を引っ張らない為に持って考えたら………いても立ってもいられなくなっちまってな………」
光一は、自身の実力が大牧に劣っている事を自覚しつつも、大牧が出れなかった時に自信が足を引っ張る可能性に恐怖している心境を吐露した。それを聞いた優は、自信家の光一らしくない弱気な様子に思わず驚きを隠せなかったが………
優「………馬鹿言え、お前は強いよ。巫魔最強Cなんだから」
優はそんな光一を褒める言葉をかけるのだった………
大牧の起用について話し合いをしようとする中、大牧が出られなかった時の事を考えて練習する光一が、不安な心境を吐露する。だが、優は光一を信頼している様子を見せると共に、彼を褒めるのであったのだった………
To Be Continued………
次回予告
改めて話し合いを始める優達。しかし、優はそう簡単に大牧の起用に頷ける心境ではなかった。そこで大牧は自身の様子を持って判断して欲しいと依頼するのだった………
次回「俺を見て決めてくれ」