大牧の起用を話し合う事になる中、光一が練習する光景を目にする優達。光一は大牧に劣る自身の実力に苦悩していたが、優はそんな光一を励ます様子を見せたのだった………
大牧の起用について改めて話し合う事になった優達は、近くのベンチに腰掛けた。
春香「………しかし、優さんは私達の中で最も大河さんの起用に反対している立場じゃありませんでしたか?」
その直後、春香が優に疑問を投げかけた。春香の指摘通り、選手内で反対の意思が最も強いのは優であり、監督の三浦を除けば1番の反対者だった。
優「………そうだね。僕はそう簡単には頷けない」
優は春香の疑問を肯定し、簡単に頷く気は無かった。大牧もそれは嫌という程に理解しており………
大牧「………そう言われる事は百も承知だ………だから、俺を見て決めてくれ………! それを見極める手段があるならどんな事だってする! 頼む!」
大牧は再び頭を下げた。優は大牧の様子に困る様子を見せていた………
春香「………優さん、優さんももう気づいているんじゃないんですか? 大河さんは大きく反省しているんだって」
春香は優に対し、彼の内心を察する言葉をかける。春香は珍しく大牧側のような様子を見せていたが………
優「………君はどっちの味方だ春香。思っても無い事を言わないでくれ………それに反省して試合に出られるなら今困ってないんだよ」
優は大牧が反省しているからと肯定出来る訳では無い旨を明かす。それに春香の様子から、彼女が大牧側に立っていない事を察する様子を見せる。
春香「バレましたか」
春香は白状するようにそう呟く。大牧はからかわれたのかと内心苛立ちを抱えたが………
優「………まあでも、だいぶ反省しているのは分かってるよ。態度から見ても明らかだし………自己感情で拒否したとか言ったら良太さんに申し訳が立たない………いいでしょう。条件付きでいいなら考慮しなくもないです」
優も大牧が反省している事を理解しており、条件付きで考えようとしていた。
大牧「条件付き………?」
大牧は優の言葉に首を傾げていた。
優「まず独り善がりなプレイは無し。次にチームの言葉に耳を傾けるように。この2つには従ってもらいます。破ったらベンチに下げるのでご容赦を」
優は、大牧に独り善がりの行動をさせない条件を提案する。それを聞いた大牧は………
大牧「………分かった。その条件に従う」
優の条件を聞いた大牧はこれに頷いた。それを聞いた優は………
優「………分かりました。監督にかけあってみます」
大牧の起用を遠回しに認め、三浦にかけ合うことを約束するのだった………
大牧の様子から条件付きで彼の起用を認めた優は、監督の三浦にかけ合う約束をした。果たして、大牧の起用は実現するのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
優は監督の三浦の元を訪ね、大牧の起用を直訴する。大牧の起用を求める優の様子に首を傾げる三浦は、その理由を問いかけるのだった………
次回「あの人に賭けたいんです」