幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
いよいよ決勝戦、全ニホンチームvsアメリカチームの試合が開幕しようとしていた。監督の三浦は大牧の起用に加え、優をスタメン起用するという変則的な形を取るのだった………


第621話 全てを決める試合だよ

両チームのスタメンがコートに立つ時間となり、それぞれのチームのスタメンがコートに立ったのだが、その際に優がスタメンに立っていた事、そしてこれまでデビルカップの中では1度も出場していない大牧の存在に会場が驚きの声をあげた。

 

カノン「えっ………!? ユウさんがスタメン!? これまで1度もスタメン起用してなかったのに急にどうして………?」

 

特にカノンを始めとした全ニホンチームと対峙したチームメンバーは驚く様子を見せていた。そして、この試合を見に来ていたドイツチームのクラウトは………

 

クラウト「(………あの7番、これまでの試合で見た事がない選手だな………登録だけして温存していたのか………?)」

 

7番のユニフォームを着た大牧の存在に首を傾げていた………

 

 

 

そして両チームのスタメンは以下の通りである。

 

ニホンチーム(青)

PG 5番 戦記良太

SG 6番 白宮春香

SF 20番 三浦理子

PF 4番 白宮優

C 7番 大牧大河

 

アメリカ(白)

PG 9番 リイト・エマルガ

SG 5番 フリエ・ブリザード

SF 6番 シュガー・ブレンド

PF 4番 メイヤ・デビル

C 8番 メタリア・ビッカー

 

 

 

両チームのCがセンターサークルに集結し、審判の持つボールが打ち上がる時を待っていた。

 

メタリア「………アンタ、この大会じゃ見た事ない選手だな………まあいい」

 

メタリアは大牧の存在を認知していなかったらしく、首を傾げる様子を見せていた。

 

大牧「そりゃそうだろうな………俺はずっと試合に出る権利も強さも無かったんだからよ………!」

 

大牧は自身へ皮肉を吐くようにそう呟いた。そして、審判が少ししてボールを打ち上げた。

 

メタリア「はあっ!」

 

メタリアは大きく跳躍し、右手でボールに触れた………しかし、ボールは動かなかった。

 

大牧「うおおおっ!!」

 

何故なら大牧の右手がボールに触れていた為であった。2人が触れたボールは滑り、地面へ落下を始める中………

 

優「(ナイスです、大河さん! メタリア相手に互角に持ち込めただけでも助かる………!!)」

 

優は落下したボールに向けて手を伸ばす。だが………

 

メイヤ「零れたジャンプボールを取る為に走る………貴方ならそうすると読んでいたわ、ユウ!!」

 

メイヤもそれを読んでいた。優とメイヤの2人が伸ばした手がほぼ同時にボールへ触れた事で、ボールは真横に弾かれてしまい、コートのラインを超えてしまった。

 

グリィ「な、なんだよこれ………!? まだジャンプボールしかやってないんだぞ………!?」

 

このあまりにも白熱過ぎる立ち上がりには会場の殆どが驚いていた。しかし、カノンはどこか嬉しそうにこの光景を見ており………

 

カノン「いや………そうなるのは必然だったんだよ。だって、この試合は全てを決める試合だよ………! そうなったらどっちのチームも盛り上がるに決まってるもん………!!」

 

そう言って、この光景を必然と考えていたのだった………

 

 

 

全ニホンvsアメリカの試合は、ジャンプボールをしただけで白熱の展開を見せた。果たして、この試合で先制点を取るのはどちらになるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
あまりにも衝撃的な立ち上がりを見せた試合は、全ニホン側のスローインから再開する事となった。しかし、全ニホン側の攻撃に対し、メタリアの鉄壁な防御力が立ちはだかるのだった………
次回「決めさせやしないぜ」
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