幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンvsアメリカの試合がいよいよ開幕するが、ジャンプボールとその後のボールだけでいきなり互角の勝負を見せる全ニホンとアメリカ。この光景に、会場の殆どが驚かされる事態となったのだった………


第622話 決めさせやしないぜ

いきなりのアウトオブバウンズで会場はどちらのボールか注目を見せていたが………

 

審判「アウトオブバウンズ! 青ボール!!」

 

審判は、ぎりぎり優の方がボールに触れるのが早かったと判断。全ニホン側は辛うじてオフェンスの主導権を得た。

 

メイヤ「私の方がギリ遅かったか………やるじゃない」

 

メイヤは優にギリギリ先を越された事を素直に賞賛した。だが、優は………

 

優「………いや、1秒どころかコンマくらいの差ならそこまで変わらない。寧ろラッキーなだけだ」

 

運に助けられたと考えていたのか、そこまで嬉しそうでは無かった様子だった………

 

 

 

そして試合は全ニホン側のスローインで再会。スローインで投げるのは春香で、彼女は戦記にボールを投げようと考えていたが、戦記はリイトとフリエの2人がマークしていた為にとても回せなかった。そして、優はメイヤにガッツリとマークされていたので当然回せなかった。

 

春香「理子ちゃん!!」

 

春香は唯一回せると判断した理子にボールを回す。理子の近くにはシュガーが立っていたが………

 

理子「(行ける………!)はあっ!」

 

理子は素早い動きでシュガーを突破する。そして、ゴール近くに立ちはだかるメタリアを前にし………

 

理子「先制点はもらう! はあああっ! {ジェットシュート}!!」

 

理子は素早いスピードの必殺シュート、{ジェットシュート}を放つ。

 

メタリア「甘い!」

 

しかし、メタリアは跳躍もせずに右手であっさりとボールを捉え、地面に叩き落とした。

 

理子「なっ!?」

 

これには理子も驚いていた。落下したボールは近くに立っていた大牧が拾い………

 

大牧「なら俺の{破壊のダンク(デストラクションダンク)}はどうだ!!」

 

大牧は{破壊のダンク}で強引にゴールを狙うが………

 

メタリア「決めさせやしないぜ!! うおおおっ!!」

 

メタリアはすぐさま跳躍し、大牧の手にあったボールを叩き落とした。

 

大牧「なにいっ!?」

 

大牧は必殺のダンクを潰された事に大きく驚いていた。

 

優「まだだ!!」

 

しかし、優がメイヤのマークをかわして零れ球を拾うと、両手によるツーハンドダンクを狙いに行く。

 

春香「{究極のダンク(アルティメットダンク)}………!!」

 

優渾身の必殺ダンクがゴールに向かうが………

 

メタリア「幾らアンタのダンクでも決めさせねぇよ!!」

 

メタリアは右手で優の持つボールごと、優を地面に落下させた。

 

優「うわああっ!?」

 

優は地面に叩き付けられた。しかし………

 

審判「白8番、ファール!! フリースロー!!」

 

審判がファールを取った為に、アメリカ側による反撃の可能性は潰れた。

 

春香「優さん! 大丈夫ですか………!?」

 

試合が止まったこのタイミングにて、春香達は慌てて優に駆け寄った。

 

優「大丈夫だよ。でも驚いたな………こうもあっさり{究極のダンク}を止められたとなるとちょっとね………」

 

優は特に怪我はしなかったものの、必殺のダンクを軽々と止められた事には驚いていた。

 

メタリア「………いや、アンタのダンクは今の攻撃の中で1番重かった………その証拠に、あたしの右手がジーンとしている」

 

だが、メタリアも優のダンクの威力を完全には殺せていなかったのか、右手が小さく痺れていた。

 

優「フッ………そんな痺れはすぐ消えるだろうに」

 

優はメタリアに対して、笑いを零しながら大した問題にはなっていない事を語る。それを聞いたメタリアは………

 

メタリア「用心深いねぇ………まあ、そういうのは嫌いじゃないけどさ」

 

優の用心深さを強く感じていたのだった………

 

 

 

メタリアの圧倒的な防御力を前に、優のダンクすら封殺されるというまさかの展開に陥った。果たして、全ニホン側に正面からゴールを奪う術はあるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
優のフリースローが2本とも決めた事で先制点を獲得する全ニホンチームだが、アメリカ側もすぐさまメイヤが反撃に転ずる。メイヤのシュートを優が1度止めるものの、メイヤはこの試合まで隠していた新必殺技を見せつけるのだった………
次回「魔王の斧(ベリアルアックス)」
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