幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
スローインから、必殺シュートでの攻撃に転ずる全ニホンチーム。しかし、メタリアの圧倒的な防御力を前に次々と封殺されてしまう事態となってしまったのだった………


第623話 魔王の斧

その後、優がフリースローを投げる事となったが、優は2本のシュートを軽々と決め、全ニホン側が先制点を決めた。

 

ソンブラ「先制はニホンか………フリースロースタートとは意外な立ち上がりだ………」

 

ソンブラは現在の状況をどこか不思議そうに見ていた。

 

カノン「まだこれは始まりに過ぎない………ここからが本番だよ………!」

 

カノンはまだ試合は始まりでしかない事を語る。そして、試合は試合再開。スローインはフリエが務める形となるが………

 

メイヤ「フリエ! こっちに回して!」

 

メイヤがパスを要求。それを聞いたフリエは少し驚いていたが………

 

フリエ「いいでしょう………メイヤ!」

 

フリエはメイヤにボールを回す。メイヤはボールを受け取ると、素早い動きでドリブルを行い、前線へと走り出す。

 

戦記「(メイヤ・デビルによる単独突破だと………!?)」

 

戦記はメイヤの単独行動に驚いていた。理子がメイヤの前に立ちはだかるが、メイヤはあっさりとかわし………

 

メイヤ「もらった!」

 

メイヤはフリースローラインに立ったタイミングにてジャンプシュートを狙う。

 

優「させるか!」

 

だが、そこへ走ってきた優がメイヤの後ろから大きく跳躍し、ファールスレスレながらボールを叩き落とした。

 

メイヤ「ぐっ! (ユウ………!!)」

 

メイヤは優の戻りの速さに驚いていた。しかし………

 

シュガー「まだだよ………!」

 

シュガーが零れ玉を拾った事でアメリカの攻撃は止まらなかった。

 

春香「撃たせません!!」

 

ただ、そこに春香が走ってきた事で、シュガーは気軽にシュートを打てなくなった。

 

シュガー「(春香がマーク………シュートに行ってもいいけど、ニホンの中では実力が高い方の春香相手はリスキーだしなぁ………そうだ………!)」

 

シュガーはどうするか考えていたが、とある策を思い付いた事で、メイヤに視線を向けると………

 

シュガー「ここは魔王の力を借りるべきかな」

 

突如としてそのような事を言い出した。全ニホン側の人間は殆どが首を傾げていたが………

 

春香「(魔王………まさか!!)」

 

春香は魔王というワードについて何かを察する様子を見せた。シュガーは持っていたボールを天高く打ち上げた。

 

春香「(やはり………メイヤさんを使った連携攻撃がシュガーちゃんの狙い………!!)」

 

春香は魔王というワードから、メイヤによる攻撃だと察するものの、シュガーのバスを止められなかった。

 

メイヤ「はあああっ!! 」

 

それを見たメイヤはこれまでに見せていない大きな跳躍を行う。

 

優「させるか!」

 

優もそれに対抗するように大きく跳躍する。しかし、メイヤはボールを空中でキャッチすると………

 

メイヤ「見なさい、ユウ! 貴方を倒す為に作り出した………新必殺技………{魔王の斧(ベリアルアックス)}!!」

 

メイヤはボールをゴールリングに向けて投げ込む、投げ込みダンクを放った。

 

優「(投げ込み式ダンクだと………!?)」

 

それを見た優はボールに触れる事を止めてしまい、斜め下に落下するボールがゴールに突き刺されるのを見守る事しか出来ず、このゴールが決まった事で観客は驚きの声を上げた。

 

クラウト「投げ込み式ダンクとは………厄介な必殺技を隠していたな………」

 

そしてクラウトは、メイヤの新必殺技{魔王の斧}を厄介と評した。一方でベンチから試合を見ていた優真は首を傾げており………

 

優真「今のシュート………どうしてキャプテンは止めるのをやめたんですか………?」

 

優真は、優がメイヤの必殺技の防御を放棄した理由に首を傾げていた。

 

芽衣「止めたくても止められないんだよ………止めようとボールに触れたら、ゴールテンディングになっちゃうから………」

 

芽衣は、優がブロックを選択していた場合、ゴールテンディングが適用されてしまう事を説明する。バスケ歴の浅い優真はゴールテンディングのワードに首を傾げていたが………

 

芽衣「分かりやすく言えばゴールに入る可能性のあるシュート………落下中のボールに触れたら、シュートの成功に関係なく点が入っちゃうって事なの。18歳未満のルールだとコールされる方が稀な判定だけど、ミドレーユくんにはブロック出来る可能性があった………だけどゴールテンディングをコールされてしまう事を察知して相手が外す可能性に賭けるしか無かった………これがミドレーユくんがディフェンスを止めるしか無かった理由だよ」

 

芽衣は優真に対し分かり易い説明を行う。これによって優真は理由に納得すると共に、放たれたら最後、触れる事を許されないメイヤの新必殺技に驚く様子を見せた。そして優は、地面に転がったボールを目にし………

 

優「({魔王の斧}………一度放たれたら止められないメイヤのもう1つの必殺技………か)」

 

メイヤの{魔王の斧}の特徴を察知する様子を見せたのだった………

 

 

 

メイヤは反撃において、新必殺技{魔王の斧}を引っ提げて全ニホンチームからゴールを奪った。放たれれば止められない最強のシュートに対し、果たして優達は止める手段を見つける事が出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
メイヤの{魔王の斧}とメタリアの防御力を前に、動揺を隠せない全ニホンチーム。しかし、優はメタリアの防御を破る必殺の一撃を放つのだった………
次回「鉄壁を崩す槍だ」
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