幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホン側が先制点を獲得した直後、メイヤが反撃を狙う。一度は優がシュートを止めたものの、メイヤの新必殺技{魔王の斧(ベリアルアックス)}により、優はシュートを止められず、点を奪われてしまったのだった………


第624話 鉄壁を崩す槍だ

メイヤの新必殺技{魔王の斧}がゴールに炸裂した事で、会場は驚きを隠せない様子だった。全ニホン側もこの状況に困惑する様子を見せていた。

 

修也「しっかし、アメリカのキャプテンにあんな必殺技があったなんてな………ビックリだ。それに8番の防御力も高ぇ………ミドレーユの必殺技を叩き落とした時はびっくりしたな………」

 

修也は、メイヤの放った{魔王の斧}に驚くと共に、メタリアの防御力の高さについても反応を見せていた。

 

十原「オフェンスとディフェンス、2つの方面でトップクラスの実力がある者がいるのは厄介だ。しかし、こっちが点を決めないと苦しくなるのは目に見えてるよね………」

 

十原はアメリカ側の攻撃力と防御力、どちらにもトップクラスの実力者がいる事を語り、その厄介さを感じていた。そんな中、春香がボールを拾いあげた事でスローインを行おうとする中、優が突然春香に近寄り………

 

優「僕に投げてくれ。劣勢の空気を軽減する」

 

ボールを自分に投げるよう指示を飛ばす。

 

春香「………分かりました」

 

春香は小さく頷いた。メイヤは優と春香の会話に首を傾げる様子を見せていたが、少しして優の近くに立った。

 

メイヤ「何を企んでいるのか知らないけど、私は貴方がコートに出ている間は、貴方の事をピッタリマークする。貴方がチームの切り札だって事は、こっちははっきりと理解してるんだから」

 

メイヤは優が何か企んでいると考えつつも、自分がそれを止めるべくマークを続ける事を言い放った。

 

優「へぇ………ならやってみろよ」

 

しかし、優は臆する事無くそう言い放った。優にしては強気の発言にメイヤは首を傾げていたが、次の瞬間、優の青い目が輝くと共に、メイヤのマークを振り切った。その直後に春香がボールを投げ、優の手に渡す。

 

メイヤ「({短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}………!?)」

 

メイヤは優の動きを目にし、彼が{短き100%領域}を発動した事を察知する。メタリアが慌ててゴール前まで走り出すが………

 

優「無駄だ! 僕が今から投げるのは、鉄壁を崩す槍だ!!」

 

優はそう言うと共に、ボールを槍投げの要領でゴールに向かって投げた。天高く打ち上がったボールはゴールリングに向かって落下し、ゴールリングへと突き刺さった。

 

光一「よーし!! 優の{槍の投擲(スピアースローイング)}が炸裂だああ!!」

 

優の超ロングレンジシュートがゴールに入った事で、その場にいる誰しもが喜ぶ様子を見せた。メタリアは優が決めた必殺のシュートにかなり驚いており………

 

メタリア「そんなシュート持ってたのか………! ぶっ飛んでんなぁ………」

 

優の{槍の投擲}をぶっ飛んでいると評した。直後に目の輝きが落ち着いた優は、地面に転がったボールを目にし………

 

優「(あんまり疲れる真似はしたくないんだけど………これで一方的な流れは覆せたかな)」

 

試合の流れが少しは変わった事を察知する様子を見せたのだった………

 

 

 

アメリカチームのトップクラスのオフェンスとディフェンスを前にし、優が流れを変える為の一手を叩き付ける事に成功する。果たして、このまま全ニホンチームはアメリカチームにくらいつく事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
優のお陰で全ニホン側に幾らか流れが戻った事で落ち着きを取り戻す全ニホンチーム。メタリアのディフェンスを前にした全ニホンは、優を囮にした次の手を打つのだった………
次回「決められる仲間がいる」
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