幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

625 / 650
前回までのあらすじ
メイヤの{魔王の斧(ベリアルアックス)}に驚く中、優は{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}からの{槍の投擲(スピアースローイング)}による必殺シュートを決める。これにより、全ニホンチームは幾らか流れを取り戻すのだった………


第625話 決められる仲間がいる

優が決めた{槍の投擲}のお陰で幾らか落ち着きを取り戻す全ニホンチーム。アメリカチームはリイトがボールを受け取り、ドリブルで上がるものの、戦記が素早い動きでボールをスティールした。

 

戦記「優! 大河! 上がれ!!」

 

戦記は優と大牧の2人を前線へと上げるよう指示を飛ばす。

 

メイヤ「メタリア!」

 

しかし、メイヤは優のマークに入り、メタリアが大牧をマークする傍ら、戦記の様子を見ていた。

 

メイヤ「(メタリアの防御力は心配してないけど、それを崩せる可能性が最も高いのはユウ………彼のマークが最優先で、7番はメタリアに任せておけば問題は無い………!)」

 

メイヤは頭の中で状況を把握しながら様子を見ていた。しかし、戦記は優達に視線を向けつつも、一瞬視線を周囲に動かした。優もそれを見ており………

 

優「………メイヤ。確かにアメリカは強いよ。メタリアの防御力だって真正面から破ろうとしたらどうにもならない。これまで戦ってきたどのCよりも強いと思ってるよ」

 

突如としてメイヤにアメリカとメタリアの強さについて言及した。

 

メイヤ「………それは勿論よ。メタリアは私が今まで見てきたCの中で最強だと思ってる。彼女に勝るCはプロでもそうはいないはず」

 

メイヤはメタリアが自身の見てきた中で最強のCである事を強く理解していた。

 

優「………でも、幾らトップクラスの防御力を持っていたとしても何でも止められる訳じゃない。チームとしては無敵な存在があったとしても、それはチームプレイによる産物だ。個人で無敵な選手なんて誰もいない………僕はそう思ってる」

 

しかし、優はメタリアは無敵では無いと考えていた。それを聞いたメイヤは首を傾げる様子を見せていたが、戦記は直後に優にボールを投げ渡す………と見せかけ、スリーポイントラインの外に立っていた春香へパスした。

 

メイヤ「なっ!? (6番へのパス………!?)」

 

メイヤは春香にボールが回った事に不意を突かれた様子を見せた。フリエがすぐさま春香の元へ走るが、春香は沈み込んでから少しして、ボールを天高く放った。

 

優「………うちのチームには僕だけじゃない。メタリアのような鉄壁の防御力を前にしてもシュートを決められる仲間がいる………!!」

 

優がメイヤに対してそう言い放つと共に、春香の放ったボールがリングに向けて落下。落下中のボールに触れればゴールテンディングがコールされる事を分かっているメタリアに止める術は無く、春香のシュートがゴールリングの中へと突き刺さった。

 

アリサ「{無敵のスリーポイントシュート(インビンシブルスリーポイントシュート)}が決まったわ!!」

 

全ニホン側は、春香の{無敵のスリーポイントシュート}が炸裂した事を大いに喜んだ。そしてメイヤは優の言葉に頷く様子を見せると………

 

メイヤ「そういう事か………やるじゃない」

 

驚きを交えながらそう呟くのだった………

 

 

 

全ニホン側はチームプレイでアメリカチーム相手に善戦し、スコアを8vs2の優位へと立たせた。果たして、このまま全ニホン側優位の流れを構築出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
春香のスリーを皮切りに試合の流れは全ニホンチーム側へと動いた。そして、第1Qを優位のまま終わらせる事に成功したのだった………
次回「良い立ち上がりですね」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。