幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第1Qを28vs21の7点差で終わらせ、優位を取った全ニホンチーム。そのような中でも不安が晴れない優に対し、戦記はアメリカチームの手が変わらない限りは策を変えられない事を優達に説明するのだった………


第627話 カオスな状況だ

審判「第2Q始めます!!」

 

審判の言葉で試合は第2Qに突入。両チームともメンバーチェンジは無しで、アメリカ側のスローインによる再開だった。スローインをするのはシュガーだったが、メイヤはシュガーに視線を向けると、シュガーはメイヤの様子を察した。

 

シュガー「ああ………本気でやるんだね………なら、全力でお願いしたいかな………!」

 

シュガーは小さな声で言葉を呟くと、メイヤに向けて勢いよくボールを投げた。

 

理子「(相手のキャプテンにボールが回った………!)………行かせない!」

 

メイヤがボールを受けた直後、理子がメイヤの前に立ちはだかった。しかし、メイヤは一瞬息を漏らすと………

 

メイヤ「貴女なんかに私は止められない………!!」

 

そう呟くと同時に赤い目を輝かせる。これによりメイヤは目にも止まらぬ早さで理子をかわした。

 

理子「なっ!? (このスピード………まさか{100%領域(ハンドレッドリジョン)}………!?)」

 

理子はあまりにも人間離れしたスピードから、それが{100%領域}である事を察知した。しかし、彼女の目の輝きは直後に消えた為………

 

優「(いや、違う………あれは{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}の方だ………!!)」

 

優は、今メイヤが見せたのは{短き100%領域}である事を察知する。メイヤは素早い動きでゴール近くにまで立つが、そこへ優が入り込むと、青い目を輝かせて{短き100%領域}へと入って彼女の前に立ちはだかる。

 

優「絶対に止める………!」

 

優はメイヤを相手に本気で立ち向かう様子を見せる。これに対抗してメイヤも{短き100%領域}へ入ると………

 

メイヤ「この時を待っていたわ………貴方と本気でぶつかれるこの時を………!!」

 

優との対決を喜ぶようにそう言い放ち、2人の1on1が始まった。メイヤがドライブで優を抜こうとするが、優はメイヤの起動を読み、ドライブを止めた。メイヤはボールを手に優の隙を探るが、優はメイヤに隙を見せなかった。2人の選手達は目にも止まらぬ早さで読み会いつつも、戦況は硬直する様子を見せていた。

 

戦記「(キャプテンがもちこたえてくれてはいるが、油断がならないな………)」

 

戦記は2人の様子から、優が上手く持ちこたえてくれている事を呟く。だがその直後、メイヤの横からとある人物が走り込んできた。メイヤはその人物に目を向けると、迷わずボールをパスした。

 

優「なっ!? (パス………!? いったい誰に投げたんだ………!?)」

 

優は困惑しながらメイヤに視線を向ける。パスの先は黄色の目を輝かせ、{100%領域}に入ったメタリアだった。

 

メタリア「もらったああ!!」

 

メタリアはそのまま大きく跳躍し、ダンクを決めた。アメリカ側は2人目の{100%領域}に入った選手の力によって、第2Qの流れを奪おうと考えていた。その光景を見たドイツチームのクラウトは………

 

クラウト「………カオスな状況だ」

 

目の前の光景をカオスと評したのだった………

 

 

 

メイヤ、メタリアの2人が{100%領域}に入る事で、試合を支配しようと動き始めるメイヤ達。果たして、優達に止める術はあるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
メイヤとメタリアの2人が{100%領域}に入った事から、優1人では対処に困る事態となる全ニホンチーム。すると、大牧が100%の力を引き出す事を宣言するのだった………
次回「俺に任せてくれ」
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