幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

630 / 650
前回までのあらすじ
優が下がり、アメリカ側はメタリアを中心に攻める展開となった。大牧は100%の実力を発揮して挑むが、メタリアには通用せずに点を奪われてしまうのだった………


第630話 そんな考えは捨てろ

試合は全ニホンチームボールで試合再開。春香がボールを理子に投げ渡すが、理子は直後にメタリアにボールを奪われてしまった。

 

理子「あっ!? (しまった………!!)」

 

理子は動揺していた。メタリアは目にも止まらぬ素早い動きで走り出し、全ニホン側のゴールの目の前に立った。

 

大牧「今度こそ止める!!」

 

大牧は再びメタリアの前に立つと、100%の実力を発揮し、彼女からボールを奪おうとする………

 

メタリア「甘い!」

 

しかし、{100%領域(ハンドレッドリジョン)}状態のメタリアを超える事は出来ず、彼女のスピードに置いていかれてしまった。

 

大牧「なあっ!? (またダメなのか………!?)」

 

大牧は動揺した様子を見せる。そしてメタリアはそのままダンクを決め、追加点を奪った。

 

大牧「くそっ! 何故だ………! 俺はずっと特訓を続けてきたのに………! まだ俺の実力は足りないのか!!」

 

大牧は自身の実力がまだメタリアを下回る事を悔しがっていた。そんな彼の様子を見たメタリアは………

 

メタリア「………まだ甘いな。というか、実力はあるのに心が邪魔しているな………それこそ、お前が{100%領域}に到達出来ない理由であり、紛い物の力となってしまっている原因だ………」

 

メタリアは大牧に対し、そんな事を呟いた。

 

メタリア「お前の実力が足らない? ずっと特訓を続けてきたのに? ………そんな考えは捨てろ。確かに自在に100%の実力を発揮出来る事は大きな利点であると言えるだろう。しかし、本来人が全力を発揮出来るのは雑念が無い時だ。お前は実力があるのに、いらない雑念が邪魔をしている。そんな気持ちであたしに勝つなんて事は出来ん。一矢報いるにしても、まずはそんな考え捨ててしまえ」

 

メタリアは大牧の中に雑念がある事を見抜くと、彼に対し雑念を捨てるよう言い放った。

 

大牧「雑念を捨てる………?」

 

お前はメタリアの言葉に首を傾げる様子を見せていた。メタリアは大牧の横を通り過ぎ………

 

メタリア「(あたしの言葉が通じるか通じないか………ユウがいない以上、あのCがボンクラじゃ試合にならない。果たして、あたしの言葉の真意に気づけるかね………?)」

 

大牧が自身の言葉の真意に気づけるかを試しているかのような様子で、大牧に期待を見せるのだった………

 

 

 

またしても大牧はメタリアに出し抜かれてしまうものの、メタリア本人は大牧の実力に興味を示す様子を見せていた。果たして、大巻にメタリアを止める事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
ボールを三度奪われてしまい、再びメタリアに点を取られかける全ニホンチーム。しかし、大牧は一瞬何も考えずにディフェンスを狙った結果、思わぬ結果を招く事となったのだった………
次回「想定してなかった」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。