幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
メタリアとまたしてもマッチアップする大牧は、とてつもない集中力から{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へと覚醒。そしてメタリアの実力の域にまで達した大牧は、メタリアに試合で勝つ事を宣戦布告するのだった………


第633話 狙いはなんだ

それから数分、大牧とメタリアはとてつもない激闘を繰り広げていた。スコアは42vs38の4点差であるものの、互いにシュートを決めるシュート合戦となり、体感よりも速い試合展開だった。

 

美矢「それにしても速い展開だな………大牧が相手の8番相手にくらいつけているのは凄ぇが………あれって大牧の体力が持っていかれないか………?」

 

この状況を目にしている美矢は、大牧のスタミナを心配する様子を見せる。

 

優「大河さんのスタミナは僕よりタフだよ。それにあれだけの動き………間違いなく{100%領域}だ。今の大河さんを止められる選手は幾らアメリカ側でも限られているはず………!」

 

しかし、優は大牧を心配する様子を見せず、寧ろ信頼する様子を見せていた。

 

優「………僕が心配しているのは寧ろメイヤの方だ。さっきから動きが少なすぎる………」

 

そんな中、優はメイヤの方に不安を向けていた。メイヤは大牧vsメタリアの対決にてあまり動きを見せておらず、これまでチームの中心として動いているのを見てきた優は、メイヤらしくない今の状況に首を傾げていた。

 

風夏「スタミナ切れでしょうか………?」

 

風夏はメイヤの様子からスタミナ切れを疑う。

 

優「いや、それは無い気がする………」

 

優はスタミナ切れの説を真っ先に否定した。これはメイヤがこれまでに動き回っている事と、第2Qの途中でスタミナ切れなどメイヤが起こすはずもないと考えていた為である。

 

美矢「それは私も同意見だ。キャプテンとの戦いに固執してきた奴が大人しいなんて絶対に裏がある奴だろ。仮にキャプテンに固執してなくても、最強チームのキャプテンがスタミナ切れなんて幾らなんでも早すぎる」

 

美矢は優の意見に頷く様子を見せた。そして優はメイヤに視線を向けると………

 

優「(メイヤ………君の狙いはなんだ………?)」

 

メイヤの狙いに疑問を感じる様子を見せたのだった………

 

 

 

その後、試合は大牧とメタリアの互角展開が続き、そのまま第2Q終了のブザーが鳴り響く。その際のスコアは55vs52であり、全ニホン側の3点リードだった。

 

十原「3点リードはこの状況だとよく守った方だね。寧ろ、優くん抜きでここまで戦える今のニホンが凄いよ」

 

十原は全ニホン側が優抜きで健闘している事を言及する。他のベンチメンバーがこれに頷く中、優だけは無言のままだった。

 

優「(結局この第2Qでメイヤが大きく動く事は無かった………まさかこの第2Qは何か様子を探っていたのか………?)」

 

第2Qでメイヤが大きく動かなかった。その事実だけが、優の疑問を加速させたのだった………

 

 

 

大牧vsメタリアの激闘が繰り広げられる中、優が疑問を感じるメイヤの狙い。果たして、メイヤは残り20分の試合でどのような策を狙ってくるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
第3Qも大牧中心で動く事に決まった全ニホンチーム。しかし、第3Qが開始して間もなく、メイヤがとうとう動き出す。メイヤは{100%領域}を解禁し、同じ{100%領域}の大牧に勝負を挑んできたのだった………
次回「遂に動いたか」
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