幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
大牧とメタリアがぶつかり合う中で、大きな動きを見せないメイヤに疑問を抱く優。結果としてメイヤが大きく動く事の無いまま、第2Qは終わりを迎えたのだった………


第634話 遂に動いたか

第2Qと第3Qのインターバルにて、監督の三浦は選手達の前に立つと………

 

三浦「これから始まる第3Qだが………ここもしばらくは大牧を中心に動くぞ。そして選手も交代する。春香に変わって山吹、行けるな?」

 

第3Qも大牧中心の攻めで動く事を語ると共に、春香を下げて琴乃を出す事を指示した。優もこの時は不満等を口にしなかったものの、メイヤに対する不安は拭えない様子を見せており………

 

優「(確かにこの状況で攻めるなら、大河さん主体で攻めるというのは何らおかしくは無い………ただし、これは現状の空気が続けばという前提で成立する話だ………)」

 

メイヤに対し、何処か彼女の出方を疑うかのような視線を向けたのだった………

 

 

 

そして、試合は全ニホンボールで再開。琴乃は大牧にボールを回すと………

 

大牧「よし、このまま点を稼いでみせる………!!」

 

大牧はここから追加点を狙うつもりで走り出す。しかし、そんな彼の前にメイヤが立ちはだかった。

 

大牧「今の俺は止まらねぇ!!」

 

しかし、この時の大牧は調子が出ていた事もあり、立ち止まらずに走り出した。しかし、メイヤは最小限の動きで大牧からボールを奪い取った。

 

大牧「なっ!?」

 

大牧はあっさりボールを奪われた事で困惑の声を漏らした。

 

メイヤ「………ユウが出てこないこの状況はあまり楽しくないけど………{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の選手がいる以上、これ以上放っておく訳にはいかないね………うん、決めた。本気で潰す………!!」

 

メイヤは優が出ていない状況に不満を漏らしていたが、そんな事を言っていられる状況で無い事を察知したのか、本気を出す事に決めた。その証拠に彼女の赤い目は輝いていた。

 

優「メイヤ………? (急にらしくない事を言い出した………まさか!?)」

 

優はメイヤが急に全ニホンチームを潰す意志を見せた事から嫌な予感を感じていたが、その直後にメイヤは目にも止まらぬ早さで全ニホンチームの守備を全てかわし、そのまま強烈なダンクをゴールに叩きつけた。

 

優「なっ………!! (あの素早い動き………まさか{100%領域}か………!?)」

 

Uはメイヤの動きから、彼女が{100%領域}に入った事を察知する。そして、メイヤはベンチにいる優に指を向けると………

 

メイヤ「ユウ! 私達アメリカチームを倒したいのならば、貴方が出なければ勝てないわよ!!」

 

優が出なければ自分達には勝てない事を突きつけるのだった………

 

 

 

アメリカ側は、メイヤがようやく本気で動き始めた。果たして、優がベンチにいる全ニホンチームではアメリカチームを止める事は出来ないのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
メイヤは圧倒的な実力を見せつけ、{100%領域}に入った大牧すら圧倒する状況を見せた。これに対し、監督の三浦は未だ優を出さない判断を続けるのだった………
次回「時を待つ」
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