幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第3Qも{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の大牧を中心に攻める事となった全ニホンチームだったが、メイヤがここで動き出した。彼女は、優との対決を楽しめない不満を漏らしつつも、全ニホンチームを潰しに動き始めたのだった………


第635話 時を待つ

大牧「くそっ! まだまだだ!!」

 

大牧は声を漏らすが、まだ何とか出来ると考えていた。そして、琴乃がスローインでボールを投げるが、メイヤがボールを奪ってしまった。

 

メイヤ「………こんなパスで私を出し抜こうだなんて出来るわけないわ!!」

 

メイヤは声を漏らしながらすぐさまフリースローラインを超えて跳躍する。

 

大牧「止めてやる!!」

 

しかし、大牧はゴール下で一段と高い跳躍を行い、メイヤのダンクコースを塞いだ。

 

積牙「よし! これならファールか強引に行くしか無い!!」

 

大牧のディフェンスに喜ぶ一部の全ニホンメンバー。しかし、優は嫌な予感を感じていた。

 

優「いや、違う………!! あれは………!!」

 

優はメイヤの狙いを察知するが、それと同時にメイヤは大牧の上からゴールに向かってボールを投げ込んだ。

 

大牧「何っ………!?」

 

大牧は驚きの声を漏らした。その直後にスコアは55vs56で逆転。アメリカチームがリードを取った。

 

優「{魔王の斧(ベリアルアックス)}………!」

 

メイヤの必殺ダンクが炸裂し、一気に流れを引っ張り始めるメイヤ。優もそれを感じており………

 

優「監督………! このままだとメイヤに試合の流れを取られます! 僕を使ってください!!」

 

三浦に対して自身の出場を直訴する。

 

三浦「………まだだ。時を待つ」

 

しかし、三浦は優をまだ出す気が無かった。

 

美矢「ちょっと待てよ監督! この状況でみすみす点差をつけさせる気か………!? 相手の4番は、キャプテンと互格クラスの相手なんだぞ!? ここで点差を付けられたら後が苦しいんだぞ!?」

 

美矢は三浦の意見に疑問を感じ、思わずそう言い放った。

 

三浦「分かっている………ここは耐える。動けば相手の思う壷だ」

 

しかし、三浦は頑なに譲らなかった。彼の言葉に美矢は思わず苛立ちを見せていたが………

 

優「いや、いい。監督の指示に従おう」

 

優が折れた事でこの会話は終わった。

 

美矢「キャプテン………!! アンタは大人し過ぎる!!」

 

優が折れてしまった事に美矢は思わず文句を言い放つ。

 

優「………仕方ないさ」

 

しかし、優も優で動かなかった。そのように美矢はますます苛立ちを強めるのだった………

 

 

 

一方その頃、アメリカベンチでは監督のミークが、全ニホンベンチに座る優に視線を向け………

 

ミーク「(メイヤに点を取られても動かないか………ならとことん点を取って引っ張り出すべきね………)」

 

優が出てこない事を察知するなり、ベンチを立ち上がり、メイヤに対して右腕を動かしサインを飛ばす。

 

メイヤ「(点を取りまくれ………か)」

 

メイヤはそのサインを見て、点を取る動きに走り出すのだった………

 

 

 

大牧すら圧倒するメイヤの圧倒的実力。その中で沈黙を続ける大牧に対し、アメリカ側は容赦無く攻める様子を見せようとしていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
メイヤが全ニホンチームを相手に次々と点を奪う事態となる中でも動こうとしない三浦。メイヤは点を取り続けていく中で、少しずつ苛立ちを見せ始めていたのだった………
次回「なんで来ないのよ」
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