幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{100%領域(ハンドレッドリジョン)}のメイヤが全ニホンチームを圧倒する展開になってもなお、三浦は動かない様子を見せていた。アメリカ側はこの状況の全ニホンチームを叩き潰す方針へ切り替えたのだった………


第636話 なんで来ないのよ

それから6分程経ち、残り時間13分の時点でスコアは55vs72の17点差に広げられてしまった。

 

戦記「ぐっ………! (今、コート上での最強は言うまでもなくメイヤ・デビルだ………{100%領域}の大河が通用しない今、出来る限りの失点を減らし続けるのは当然だが………これ以上は攻めに転じないと苦しい状況だ………)」

 

戦記はこの状況の苦しさを肌で感じていた。しかし、三浦は沈黙を続けるばかりで全く動けなかった。これにはアメリカ側も疑問に感じており………

 

ミーク「(………まだミドレーユをキープするつもりなのね………何か狙っているのは間違いなさそうだけど………それが許されるタイムリミットは迫っている………そのタイミングを見誤れば………この試合に勝つのは私達になる………)」

 

ミークは三浦が何かを狙っているのを察知するものの、あまりにも長すぎる為に、優をキープ出来るリミットを三浦が理解しているのか疑問に感じていた。そして、コートに立っているメイヤも、優が出てこない状況が続いている事に苛立ちを見せ始めていた。

 

メイヤ「(………なんで来ないのよ、ユウ………!! それに相手の監督は何を考えているわけ………!? こっちはユウとの勝負を楽しみに戦っているのに、途中で下げてからずっとコートには立たせようとする気配を見せない………! 流石に何か狙いはあるんだろうけど………私としては何の面白みもない………!!)」

 

メイヤは心の中で不満を漏らしながら、ボールを持っていた琴乃からスティール。ボールを奪取すると、目にも止まらぬ速さで前線へと走った。

 

大牧「今度こそ止めてやる………!!」

 

大牧は声を張り上げてメイヤの前に立つ。

 

メイヤ「アンタなんか相手にもならないわ………よ!!」

 

メイヤは意に介さずゴールへ向かって跳躍。大牧もそれを止める為に跳躍するが、2人は衝突。メイヤのパワーに大牧は吹き飛ばされ、メイヤはゴールリングに強烈なダンクを決める。メイヤのダンクのパワーによってゴールリングはへし折れたばかりか、審判の笛が鳴り響き………

 

審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

審判が大牧のファールだとコールした事で、スコアは55vs74に変動。オマケに追加のフリースローを与える事態となってしまった。ただ、全ニホンチームのメンバーや観客達が驚く中、アメリカチームは別の事で驚く様子を見せていた。それは………

 

フリエ「(メイヤ………ユウと戦えないストレスから怒りがとてつもない事になっていますね………)」

 

メイヤの怒りの根本である、優と戦えない事に対する不満に気づいた為であったのだった………

 

 

 

アメリカチームに大きく引き離されてしまう全ニホンチームだが、三浦が未だ沈黙を続けた為にメイヤは苛立ちを見せ始めていた。果たして、アメリカ優位の試合はこのまま決着してしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
ゴールの交換作業中、メイヤは堪忍袋の緒が切れたのか、優に試合に出るよう声を荒らげる。三浦は沈黙を続けようとしたが、メイヤの言葉に触発された優は、三浦に出場を直訴するのだった………
次回「決着をつけたいんです」
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