幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優が試合に出ない事に苛立ちを見せるメイヤは出場するよう優に言い放ってきた。三浦との会話の末、三浦側が折れた事で優の出場が認められたのだった………


第638話 世界最大の対決だ

琴乃との交代でコートに立つ事となった優。琴乃は優の横を通り過ぎる際………

 

琴乃「後はよろしくね、優くん」

 

優に後を任せるかのようにベンチの方へ走り出した。優はコートの上に立つと、メイヤの前に立った。

 

メイヤ「ようやく来たわね、ユウ………!」

 

メイヤは優の出場をあからさまに喜んでいた。優もメイヤの前へ立つと………

 

優「ああ、戻ってきたよメイヤ………君に勝つ為にね」

 

そう言って、メイヤに勝つつもりで戻ってきた事を語る。それを聞いたメイヤはフッと笑いを零すと………

 

メイヤ「………貴方とスターデビルで共に戦う前の最後の戦いになりそうね………受けて立ってあげる………!」

 

対抗意識を燃やしながら優の挑戦を受けるのだった………

 

 

 

その後、試合はメイヤのフリースローから再開。メイヤはフリースローを難なく沈めた事によって、スコアは55vs75の20点差に広がった。スコアボードの点数差を見た優は………

 

優「(20点差………勝つ為にはもうこれ以上は落とせないという訳だ………)」

 

これ以上の余計な失点は許されない事を感じていた。しかし………

 

優「………逆に燃えてきたぜ………!!」

 

優はこの緊張感をどこか楽しそうにしていた。

 

積牙「燃えてきたって………まあ、キャプテンらしいと言えばらしいですが………」

 

積牙は優らしいと評しつつも、呆れた様子を見せていた。そして試合は理子から優にボールが回った。その直後にメイヤは優の前に立つと………

 

メイヤ「………悪く思わない事ね。私は本気で貴方を潰す………!!」

 

そう言って、{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の力でボールをスティールしようとしていた。しかし、優は青い目を輝かせると、メイヤのスティールをかわした。そして、そのまま手に持ったボールをゴールに向けて投げ付けた。優が投げたボールは弧を描いてゴールリングに突き刺さった。

 

光一「よーし!! 優の{槍の投擲(スピアースローイング)}だー!!」

 

優の放った必殺のシュートに喜ぶ全ニホンチーム。そして、メイヤも優のシュートに驚く様子を見せると共に何かを感じており………

 

メイヤ「………! 長距離の高弾道シュート………という事は………!」

 

メイヤは優に視線を向ける。優の目は青く輝いており、それは彼が{100%領域}に入った事を示すものであった。

 

優「(確かに苦しい点差だが………ひっくり返せない訳では無い。僕は、この試合に絶対勝ってみせる………!!)」

 

優は試合に勝つ為に燃えており、その闘志が彼に全力を出させている事に繋がっていた。そして、この光景を観客席で見たドイツチームのクラウトは………

 

クラウト「(ユウ・シロミヤとメイヤ・デビル。あの2人はこの試合における両チーム………いや、この大会の頂点だ。まさに世界最大の対決だ………)」

 

2人の対決を世界最大のものと評するのだった………

 

 

 

メイヤとの決着をつける為にコートへ戻ってきた優は、早速3点を取り返す必殺の一撃を決める。果たして、これがメイヤ達アメリカチームに勝つ為の足がかりとなるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
メイヤは優が出てきた事で、彼に対する対抗心を大きく燃やして必殺ダンクを狙う。しかし、優はメイヤのダンクを真正面から止めるほどのパワーを見せつけるのだった………
次回「とてつもなく大きな力だ」
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