メイヤは優の登場と共に彼との対決を喜ぶ様子を見せていた。そんな彼に必殺のダンクを放つメイヤだったが、優は真正面からメイヤのシュートを止める活躍を見せたのだった………
それから少し時間は経ち、第3Qが終わる直前、スコアは66vs79の13点差となっていた。点差はまだ離れているものの、優が合流してからのアメリカ側の獲得スコアは5点のみで、逆に全ニホン側は11点を獲得する形となっており、少しずつだが点差を埋め始めていた。
メイヤ「(ユウがいる事で13点差でも安心出来るものじゃない………普段なら危機的状況ではあるけど、今はこの状況がとても心地いい………)」
メイヤは、全ニホンチームに押され始めているにも関わらず、どこか楽しそうに勝負を続けていた。そしてその直後、優はメイヤから奇襲するようにボールをスティールした。この時点でタイムは3秒を切っていたが、優は強引にシュートを放つ。優の投げたボールはリングの上に落下し、少しの間リング上で回転したものの、結果としてゴールに決まった。その直後に第3Q終了のブザーが鳴り響き………
修也「よし! ミドレーユのブザービーターと同時のシュートが決まった!!」
スコアが69vs79の10点差に変動すると共に全ニホンチームのメンバーは、優がブザービーター中のシュートを決めた事を喜ぶ様子を見せ、直後に修也と理子が優に駆け寄り、喜び合う様子を見せていた。そして、スコアが10点差に詰められ、危機的状況が見えてきているにも関わらず、メイヤは優に見惚れる様子を見せており………
メイヤ「やっぱり………貴方がいて試合は楽しくなる………ニホンは世界でも有数のチームになれる………!!」
同時に優の存在の大きさを語るのだった………
その後インターバルにおいて、優達は三浦のミーティングを受けていた。
三浦「………優の活躍でスコアは10点差になったが………まだ油断は出来ない。やはりここでも最低限の失点に抑える必要がある。そうでなければ逆転は困難を極めるようになるだろう………だが、同時にまだ逆転の可能性が第4Qに残っている。第4Qは結果に関わらず全てが決まる10分だ。ここから修也に変わって春香を出す。お前達、悔いの無いプレイをしろ」
三浦はまだ油断をせず、出来る限りの失点を抑える必要性を語りつつも、まだ逆転の可能性がある事を優達に伝えると共に、悔いの無いプレイをするよう指示をする。
優達「はい!」
優達は、三浦の返事に対して大きく声をあげたのだった………
そして一方その頃、アメリカチームベンチでは………
ノゾク「メイヤ、さっきからユウ・シロミヤに対して気を取られる場面が多くないか? ダメとは言わないけど、さっきから押され気味だよ」
コーチのノゾクが、メイヤのプレイに疑念を抱く様子を見せており、それをメイヤに指摘する。
ミーク「いいのよ、ノゾク。それこそメイヤが大きく力を発揮出来るきっかけなんだから」
しかし、監督のミークは寧ろそれを認める様子を見せていた。それがメイヤの力を引き出すきっかけであると語りながら。ノゾクは彼女の言葉に首を傾げていたが、メイヤはフッと笑いを零しながらノゾクに駆け寄ると………
メイヤ「………大丈夫よ。第4Qでは圧倒されるだけのヘマはしない。なんて言ったって………私はこれまでに沢山ユウを見てきたんだから………!」
どこか興奮するようにそう言い放つのだった………
優の活躍でいよいよ10点差に迫る全ニホンチーム。しかし、アメリカチーム側もこの状況に危機を感じるよりも、寧ろ楽しむ気持ちが特にメイヤの動きを良いものに変わり始めていた。果たして、残る第4Q、残り10分の間に試合の結果はどのように揺れ動くのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
いよいよ全てを決める第4Qが開幕。このまま逆転を狙おうとする全ニホンチームだったが、少しして優は、アメリカチーム側の動きが良くなっていくのを目にするのだった………
次回「動きが変わってきてる」