優の活躍で第3Qを69vs79の10点差まで追い上げた全ニホンチーム。しかし、メイヤは押されているにも関わらず、現状に興奮を感じていたのだった………
審判「第4Q始めます!」
審判の言葉で第4Qが開幕。スローインはアメリカ側でありフリエが投げ入れる形となった。
フリエ「さあ、行きましょうか………ファイナルバトルを!!」
フリエはそう言うと、メイヤにボールを投げ渡す。
優「(あっちはとことんメイヤでぶつかってくるか………)」
優はそう考えながらメイヤの前に走り、彼女とマッチアップする。優とメイヤの2人は常人の目に止まらない速さでボールを奪い合う展開になった。
メイヤ「(気を抜いたらあっという間にボールを取られるこの緊張感………やはり油断ならないのは苦しいところね………)」
メイヤは優のスティールをかわしながらも、まるで油断が出来ないこの状況を楽しんでいた。
メタリア「メイヤ! 渡せ!!」
その状況の中、メタリアはメイヤに対してボールをパスするよう声を上げる。
大牧「させるかよ!!」
しかし大牧はメタリアの前に立ち、彼女へボールを渡させないようにする。それを見たメイヤは………
メイヤ「(メタリアに回すのは厳しいか………なら一か八か………!)」
ボールを手にすると、ゴールリングに向けてボールを投げた。
優「なっ!? (ダイレクトで狙ってきた………!?)」
優はメイヤの動きに驚く様子を見せる。しかし、メイヤが投げたボールの軌道はめちゃくちゃなものであり、ゴールの板に弾かれた。幾ら優と大牧の2人がやや前に出ているとはいえ、この動きには全ニホン側も驚いていた。
理子「取る………!」
理子はリバウンドを取ろうと走り出すが、そんな彼女の後ろから背の高い人物の影が現れ、理子より早くボールを奪った。
春香「あっ………! (フリエさんがリバウンドボールを取った!?)」
アメリカ側のSG、フリエがリバウンドボールを取った事には大きく驚いていた。優が慌ててフリエの落下地点を予測して走り出すが………
フリエ「シュガー!」
なんとフリエは落下中、近くにいたシュガーにボールを回した。
優「シュガー………!!」
優はアメリカ側の攻撃に完全に隙を突かれた様子を見せる。シュガーはボールを受けたと同時にシュートの為に跳躍する。
理子「止める!!」
理子がそれを止めようと跳躍するが、理子が上昇する中ではシュガーはシュートを撃たなかった。
理子「なあっ!?」
理子は驚きの声を漏らす。そして理子が落下を始めると同時にシュガーはシュートを放つ。
優「させるかー!!」
しかし、優がなんとか跳躍してボールに触れた事でボールの勢いは大きく失速。優は地面に倒れてしまうものの、ボールはゴールリングに届く前に落下し、そのままコート外に出た為………
審判「アウトオブバウンズ! 白ボール!!」
全ニホン側は間一髪で失点を免れた。
メイヤ「惜しかったか………」
メイヤも止められるとは思ってなかったのか、少し悔しそうな様子を見せていた。反対に優は息を上げながら何とか立ち上がると………
春香「優さん! 大丈夫ですか………!?」
春香が慌てた様子で優に駆け寄ってきた。
優「大丈夫………だけど第4Qでこれは苦しいな………相手の動きが変わってきてる………」
優は大丈夫であると言いつつと、この状況を苦しいと評する様子を見せたのだった………
勝敗を賭けた第4Qのアメリカ最初の攻撃の勢いに圧倒されかける全ニホンチーム。果たして、アメリカ側の攻撃を防ぎきって勝つ事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
アメリカ側に対してこれ以上失点出来ない状況下で連続シュートを狙うアメリカチーム。全ニホンチームは懸命に食らいつくものの、精神的にも体力的にも削られる苦しい状況に追いやられてしまうのだった………
次回「苦しい波状攻撃だ」