幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第4Qが開幕するものの、アメリカ側はいきなり連携プレイによって得点を狙ってきた。間一髪シュートを止める事に成功した全ニホンチームだったが、優はアメリカチームの動きが変化している事を察知するのだった………


第642話 苦しい波状攻撃だ

試合はアメリカ側のスローインで再開。ボールはリイトからフリエにボールが回ると、フリエは早速スリーポイントシュートを狙う。

 

春香「させません!」

 

フリエのシュートに対し、春香はすぐに跳躍。しかし、フリエは笑いを零すと、すぐさま近くにいたシュガーへボールを回した。

 

春香「あっ………! (しまった………!!)」

 

春香は大きく驚く様子を見せた。シュガーはボールを受け取ると、そのままシュートを狙う。

 

理子「はあっ!」

 

理子はシュートを撃たせる前に跳躍し、彼女の手からボールを落とさせる。

 

メタリア「私を忘れてもらっちゃ困るぜ!」

 

しかし、零れたボールはメタリアが拾い、前線へと走り出す。

 

大牧「くそったれ………!!」

 

大牧が慌ててメタリアの前に立ちはだかるが、メタリアはニヤッと笑うと、ボールを高く打ち上げた。

 

大牧「何っ!? 無理矢理ボールを打ち上げたのか………!?」

 

メタリアの動きに動揺を隠せない大牧。しかし、強引に撃ったのもあって軌道はめちゃくちゃだった。だが、それを待っていたかのように大牧の後ろからメイヤが跳躍。メイヤはボールを受け取ると、そのままアリウープを狙ってきた。

 

大牧「なんだと………!?」

 

大牧は、最初からアメリカ側による攻撃に大きく驚く様子を見せていた。

 

優「うあああっ!!」

 

そこへ優が紛れ込む事で、メイヤのダンクを止めようとボールに触れる。しかし、メイヤのダンクは重く、優は徐々に押され始めていた。

 

メイヤ「はああっ!! 私は負けない………!! 絶対にこのシュートは決める………!!」

 

メイヤはそう言ってゴールリングにボールを押し込もうとする。後一歩でボールが決められようとし、優も苦しそうな様子を見せる中で、彼は偶然にも仲間達の表情が目に映った。

 

優「皆………!」

 

仲間達の顔は心配の表情だった。それを見た優は………

 

優「なんでそんな心配そうな顔をしているんだ………試合はまだ………終わってねぇだろうが!!」

 

仲間達の表情に疑問を抱く中、発破をかけるように声を荒らげる。するとその直後、輝いていた優の青い目が一瞬金色に変色。それと同時に力は途端に上がり、メイヤのダンクを力づくで押し返した。

 

メイヤ「っ………!? (な、何なのこのパワーは………!?)」

 

メイヤは優が押し返したパワーに驚きを隠せなかった。ただ優が押し返したボールはコート外に出てしまった為………

 

審判「アウトオブバウンズ! 白ボール!!」

 

再び試合が止まってしまった。優は地面に落下すると、息を上げる様子を見せ………

 

優「はあっ、はあっ………(苦しい波状攻撃だ………こう何発も撃たれるのはしんどいかな………)」

 

体力を奪われていくかのように苦しそうな様子を見せていた。一方でメイヤは優が一瞬見せたパワーに驚いており………

 

メイヤ「(あの時見せた圧倒的なパワーは何………? あの時、ユウの中で何が起きたというの………!?)」

 

メイヤは大きく驚く様子を見せていたのだった………

 

 

 

アメリカチームの激しい攻撃に苦戦する全ニホンチーム。しかし、優の中でも大きな変化が起きていた。果たして、優の中で何が起きているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
またしても優vsメイヤの対決構図になる中、優は再び目の色を金色に変色させる。コート上の誰もが優に起きている状況が読めない中、優はチームに対し、諦めない事を説き始めるのだった………
次回「まだ終わってないだろ」
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