幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
アメリカチームの激しい攻撃に押される全ニホンチーム。メイヤのダンクに点を奪われそうになる中、優は突然目の色が変色。圧倒的なパワーでダンクを阻止する事に成功したのだった………


第643話 まだ終わってないだろ

試合は三度アメリカ側のボールで再開。フリエからメイヤにボールが渡るが、その直後に優が彼女の前へ立ちはだかった。

 

メイヤ「………! (もう目の前に立ってきた………! こんな事を言うのもなんだけど、とても早い………!!)」

 

メイヤは優のディフェンスの速さに驚いていた。メイヤは素早い動きで彼をかわそうとするが、再び優の目の色が一瞬金色に変色すると同時に、優はメイヤから音を立てずにボールをスティールした。

 

メイヤ「………!! ({100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入った私からボールをスティールした………!? いったい何がどうなっているの………!?)」

 

メイヤは優に何が起きたのか分からない様子を見せていた。優は一瞬息を漏らすと、そのまま前線へと走り出した。

 

フリエ「速い………!?」

 

フリエ達は慌ててディフェンスにはいるものの、優は目にも止まらない速さでフリエ達をかわす。そして優は、メタリアが目の前に現れても特別意に介さずに大きく跳躍し、ツーハンドダンクを狙った。

 

メタリア「(そのダンクはさっき止めた………! 何度来ようが同じ事だ………!!)」

 

メタリアはダンクを止めようと大きく跳躍し、優の持つボールに触れる。しかし、優のダンクのパワーは段違いに飛躍しており、優が放ったダンクはメタリアの手を吹き飛ばし、そのままゴールにボールをぶち込んだ。

 

メタリア「な、なんだと………!?」

 

メタリアもこれには大きく動揺していた。優がゴールに決めて間もなく地面に着地する中、他の全ニホンチームのメンバーは驚きを隠せていなかった………そんな仲間達を見た優は………

 

優「………皆、どうしてそんな驚いた顔を見せるんだ………?」

 

仲間達の様子に疑問を抱く言葉をかけた。

 

理子「どうしてって………キャプテンの実力が急に上がったように見えたからですよ………!!」

 

それを聞いた理子は優の実力が急上昇している事に驚いた事を話す。それを聞いた優はフッと笑いを零すと………

 

優「そんな事か………その理由はよく分からないけど………予想するとしたら諦めずに立ち向かってるからだろうかな。だって試合はまだ終わってないだろ………諦めるにはまだ早い。それは皆にだって言える事だと思うよ」

 

自らが諦めずに戦っているからと予想した。そして、他のメンバーにも諦めるのは早い事を説き………

 

優「せっかくここまで来たんだ………! 試合が終わるその時まで………全力で戦おうよ………! それが僕達のバスケだよ!!」

 

続けて試合を最後まで戦い抜く事を語った。それを聞いた全ニホンチームのメンバーは一瞬驚く様子を見せていたが………

 

春香「………やりましょう、優さん!」

 

真っ先に春香が声を上げた。それに続いて戦記と大牧が頷くと共に、ベンチからも優の言葉に頷く声が上がった。

 

優「皆………!」

 

優は仲間達が戦意を取り戻した事に心の中で喜ぶ様子を見せた。その直後、彼の目は微かに金色に変色したのだった………

 

 

 

アメリカチームを相手に、段違いのパワーを見せる優。両チームがこの状況に混乱する中で、優の言葉に戦意を取り戻し始める全ニホンチームは、果たして残る点差をひっくり返す事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
戦意を取り戻した全ニホンチーム側の動きがよくなり、アメリカチームの攻撃を防ぐ事に成功する。全ニホンチームの選手達が勝利に向かって戦う気持ちを持った事により、優の{100%領域}に変化が起きたのだった………
次回「完全な100%領域(パーフェクトハンドレッドリジョン)」
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