幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優の言葉で戦意を取り戻し始める全ニホンチーム。それがトリガーとなり、優の{100%領域(ハンドレッドリジョン)}が覚醒。味方にパスが出来る{完全な100%領域(パーフェクトハンドレッドリジョン)}へ進化を遂げたのだった………


第645話 チーム戦用の100%

試合はアメリカボールで再開。フリエからメイヤにボールが渡り、メイヤはドリブルから上がったものの、優が素早い動きでメイヤに接近し、彼女からボールを奪った。

 

メイヤ「っ………! (今度はユウがスティール………!!)」

 

メイヤは驚きを隠せない様子を見せていた。優が素早い動きで前線へと走る中、メタリアが優の前に立った。

 

メタリア「そう何度も決めさせねぇぞ!!」

 

メタリアは優のシュートを止めようと気合を入れる様子を見せる。しかし、優はノールックで左斜め後ろへボールを投げた。

 

メタリア「何っ!?」

 

これにはメタリアも驚いていた。そして、優の投げたボールはスリーポイントラインに駆け込んできた春香に渡ると、春香はそのままスリーポイントシュートを放った。春香の放ったスリーは見事にゴールへと突き刺さり、スコアは76vs79の3点差に漕ぎ着けた。

 

優「よし! ナイスシュートだ、春香!」

 

優は春香のシュートを褒め、春香も優に向けて小さくガッツポーズを見せた。アメリカチーム側は、優が{100%領域}を展開しつつも、チームプレイに動けている事に困惑を隠せなかった。しかし、そのような中でメイヤは1人、優の状態を察する様子を見せていた。

 

メイヤ「(………恐らく今のユウが発動している{100%領域}は、チーム戦用の100%………チーム内で1人突出した強さを持ちながらもチームプレイを重視するユウだからこそ辿り着けたという訳か………悔しいけど、私の{100%領域}はその域には行けない………でも同時に退屈が裏返る………! 彼をスターデビルに誘ってよかったと心から言える………!)」

 

メイヤは、今の優の{完全な100%領域}がチームプレイの為のものであり、優だからこそ辿り着けた{100%領域}である事を考えていた。しかし、それと同時に喜んでもいた。何故なら、優をスターデビルに誘った事を心の底から良かったと解釈出来た為であった………

 

 

 

その後、再びアメリカボールで試合は再開。ボールはメイヤに渡るものの、メイヤが少し進むと優が立ちはだかる事となった。メイヤは特に引く気も無く、勝負を挑みに行ったが、優が冷静にスティールを行い、ボールを奪い取った。

 

優「良太さん!」

 

優は戦記にボールを回す。フリースローライン近くにいた戦記はそのままシュート体制に入った。

 

メタリア「撃たせるかよ!!」

 

そこにメタリアが走り込んできた。だが戦記は冷静な様子でシュートを止め、ゴール下近くにボールを投げた。ボールを投げた先には大牧が立っており………

 

大牧「ナイスだぜ、良太!!」

 

大牧はボールを受け取ると、力強いダンクを沈めた。これによりスコアは78vs79の1点差にまで漕ぎ着けたのだった………

 

 

 

{100%領域}に入ったままでありながらチームプレイに行えるようになった事で点差を追いつかせる全ニホンチーム。果たして、このまま逆転を掴む事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
1点差のタイミングで全ニホンチームは再び反撃のチャンスを得る。果たして、全ニホンチームの攻撃は逆転を掴む事が出来るのだろうか………?
次回「逆転の最終打だ」
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