残りの時間を懸命に戦う全ニホンチームとアメリカチーム。両チームの激闘は87vs85の2点差で決着したのだった………
全ニホンチームが優勝を掴み取った事に喜ぶ中、メイヤ達アメリカチームは敗北した事に呆然としている様子を見せていた。
メイヤ「負けた………私達が………」
メイヤは過去に敗北した記憶が無いのか、それとも久方ぶりの敗北だったのか………これまでに感じた事の無い感情を抱き、涙を見せた………
優「メイヤ………」
優はメイヤの様子を目にし、思わず気にするような声を漏らした。
メイヤ「………何自分事のような様子を見せているのよ。この試合の勝者は貴方達なのよ。敗者を心配している暇があったら自分達の勝利を喜びなさい」
メイヤはそんな彼に対し、勝利を喜ぶよう諭す様子を見せた。それを見たUはどう反応すれば良いか悩む様子を見せていたが………
大牧「そうだぞ優。俺達は勝ったんだ、もっと喜ぼうぜ」
大牧が優に対し、喜ぶよう言った事から、優はメイヤを心配するのではなく、自身の勝利を改めて実感し始める。
優「………でも、この勝利はただの勝利じゃない。激しい激闘を………最大のライバルと繰り広げた末の勝利だ………君がいなきゃここまで嬉しい勝利は無い………メイヤ、ありがとう」
しかし、その勝利にはメイヤとの激闘が関係している事を考える優は、思わずメイヤに対して感謝の言葉をかけながら手を差し伸べた。優の言葉に驚く様子を見せたメイヤは………
メイヤ「………私のライバルは重度のお人好しね………直前まで戦っていた相手のライバルに感謝の言葉を吐く奴なんて………初めて観たわ」
呆気に取られた様子を見せていた………
メイヤ「………でも、そんな貴方だから私はライバルだと感じられんだろうね………ふふっ」
しかし、メイヤは思わず笑う様子を見せると、優の手を掴み………
メイヤ「………ありがとう、ユウ。楽しい試合をさせてもらったわ」
メイヤは喜ぶ様子を見せる。そして、2人の光景をベンチから見ていたアメリカチームの監督、ミークは………
ミーク「優勝おめでとう………ミドレーユ」
直接では無いものの、息子の優に対し、彼等全二ホンチームの優勝を素直に賞賛する様子を見せたのだった………
その直後、表彰式が行われる事となり………
アナウンス「準優勝、アメリカ代表チーム」
準優勝チームとしてアメリカ代表チームが表彰された。アメリカチームからは、メイヤとフリエの2人がトロフィーと賞状を受け取る事となった。そして………
アナウンス「優勝、ニホン代表チーム」
優勝チームとなった全ニホンチームの名前がアナウンスの声で会場に広がった。全ニホンチームからは優と春香の2人がトロフィーと賞状を受け取った。そして、優は優勝の賞状を受け取り………
優「(僕達が世界一………まだ実感は湧かないけど………僕達は世界で一番のチームになった………いま僕達がいるのは世界の頂点だ………!)」
優はまだ実感を感じない様子を見せつつも、自分達が世界で一番のチームになった事を、心の中で考えていたのだった………
全ニホンチームが優勝を掴み取った事で、優達は悲願の世界大会優勝を成し遂げた。これにより、優達の長い戦いは、一時的に幕を降ろす結果となったのだった………
To Be Continued………
次回予告
それから数ヶ月、2年生が終わる頃に優と春香は再びアメリカに渡る事となった。優達は、かつての仲間達と別れを交わすのだった………
次回「また会う時まで」