2点差を追う巫魔。延長戦を戦える余力が無い巫魔は必死にスリーを狙うが、爆速は春香と美矢への執拗なマークでスリーを狙わせない。だが、完全ノーマークだった優がまさかのスリーを決め、巫魔は決勝トーナメント進出が決定する………優の秘密に疑問を抱える者が増えると共に………
第65話 最初の相手は
翌日、優はあずさや美咲達にもう一度スリーを撃つよう依頼された。だが………
優「………ありゃ!?」
10本程撃った結果、全部外れた。
伊吹「………やっぱまぐれか〜」
結果として優が放った爆速戦でのスリーはまぐれだと確信された。
優「みたいだね………あはは………」
優は苦笑いを浮かべたが、美矢は………
美矢「よく言うよ………というか、あの場面でスリーが望めない奴にパスなんてするもんか………」
春香にのみ聞こえる声でそう呟いた。
春香「あはは………」
春香は美矢の呆れ発言に苦笑いを浮かべる。そんな中、ゆうかが体育館に入ってくる。
ゆうか「皆、集合! リーグ表が決まったわよ」
どうやら、決勝トーナメントのリーグ表が決まったようだ。優達はゆうかの元へ集まる。
ゆうか「まず、決勝トーナメントに上がってきたチームは覚えているかしら?」
ゆうかは優達に問いかける。
積牙「巫魔、守城、力豪、利毛ですよね」
積牙はその4校を口にする。
ゆうか「そう。そして、最初の相手は………守城よ」
そして、巫魔が激突するのは、三大王者最強と名高い守城高校だった。
美咲「しゅ、守城高校!?」
優真と結衣を除くメンバーは、いきなり対峙する相手に驚きを隠せない。
結衣「あの………それ程強いんですか、守城高校って………?」
バスケ知識の薄い結衣は首を傾げる。
伊吹「強いってレベルじゃねぇよ………県大会2連覇中で、昨年全国2位の全国でも四強って称された、高校バスケトップクラスのチームだよ………」
伊吹は震えるようにそう呟く。
美矢「守城は、守りがとてつもなく固いチームだもんな。しかも、戦記良太が加わっている一昨年から無失点記録を量産中。一昨年と昨年、そして今年も今の所県大会では力豪と爆速以外には無失点っていう、化け物クラスのチームだ」
美矢は守城の特徴を説明。力豪、爆速クラスのチームで無いと得点も出来ず、その両チームとも昨年、一昨年は敗れている。
結衣「で、でも決勝トーナメントは2位以上なら全国に行けるんですよね?」
結衣は決勝トーナメントについての疑問を問いかける。だが………
春香「行けるけど………決勝トーナメントにはもう1つの王者、力豪高校がいるわ。つまり、最低でもどちらかの王者に勝たないと全国には行けない………」
春香が語ったもう1つの王者、力豪高校の存在が、2位以上の難しさを物語る。
優「………全国には行くぞ。王者に勝てないようなら全国なんてもっと無理だ。それに………守城を攻略出来れば、全国制覇も夢じゃない」
だが、優は前向きだった。どうやら守城という最強の壁が現れた事で、全国が一気に近くなったように感じたようだ。優のこの言葉に、不安を感じていた面々は、少し驚いていた。
優「それに、修也達友力高校ともケリを付けたい。その為にも負ける訳にはいかない!」
同時に、優は友力高校との再戦を望んでいた。その想いから、尚更王者を前に勝利を望んでいた。
ゆうか「流石優くん、その意気よ。皆に言っておくけど、決勝リーグを制覇したければ、その前提として勝ちたいって意欲が無いと無理よ」
ゆうかは優の勝利への意志を褒め、春香達に勝利への執念を持つよう言い放つ。
ゆうか「………さて、次は守城の話をしようかしらね」
その後、ゆうかは守城高校について話し始めるのだった………
優達の元へ飛び込んでくる、次の対戦相手情報。王者守城高校の詳しい情報はいったい………?
To Be Continued………
次回予告
ゆうかから守城高校の事を説明される優達。優達に課せられる課題は爆速よりも多く………!?
次回「課題だらけよ」