幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優のスリーがまぐれと落ち込む中、次の対戦相手が守城だと告げられる巫魔高校。最強クラスの相手が持つ特徴とは………?


第66話 課題だらけよ

ゆうかはこれまでの試合データを纏めたプリントを持ってくると、それを優達に見せる。

 

ゆうか「決勝トーナメントまで来ると、守城は間違いなくベストメンバーで来るわ。そうなると、要注意人物が3人出てくるわ」

 

ゆうかはデータから、要注意人物が3人いる事を語る。

 

ゆうか「1人目は言わずもがな、4番の戦記良太くんね。彼のオフェンス力、ディフェンス力は県内どころか、全国でもトップクラスよ。特に彼を1on1で抜いた選手は、今大会では今の所0。これまで守城と戦ったチームは、戦記くんとマッチアップした途端、味方にパスをするしか対策出来なかったわ」

 

ゆうかが挙げた1人目は戦記良太。

 

ゆうか「2人目は5番、Cの湯津張磨くんよ。彼は戦記くんとは違って、インサイドで大きく力を発揮する選手よ。ディフェンスとリバウンドは全国クラスとの定評があるわ」

 

2人目はこれまで戦記と共に巫魔の試合を見てきた湯津張磨。彼も全国区の強さがあるようだ。

 

ゆうか「3人目は7番の山野理香ちゃん。2年生でスタメンに入ったのは今年かららしいのだけど………これまでマッチアップしたスリーポイントシューターに何もさせない程のディフェンス力を持っているわ」

 

3人目に挙げたのは2年の山野理香。彼女が得意とするのはスリーポイントシューターを働かせないディフェンス。つまり………

 

優「春香の天敵になりうるタイプか………」

 

優は春香を見やる。巫魔としては、強力なスリーポイントシューターの春香を止められるのはかなり痛手。

 

ゆうか「幸い、オフェンスは4試合で6点だけ、シュート成功率は2割以下と素人同然だから、オフェンスはそこまで意識しなくていいわ」

 

オフェンスが苦手な所が不幸中の幸いだが、次の試合は春香の働きが落ちる前提で戦わなければならないのが巫魔に求められる点である。

 

ゆうか「守城が相手となると正直、課題だらけよ………」

 

ゆうかは、巫魔が守城を倒す為には、幾つもの問題を乗り越えなければならない事を理解していた。同時に守城攻略を達成するには、爆速戦以上の奇跡を起こさなければならない。

 

積牙「苦しい戦いになりそうですね………」

 

積牙は不安そうに呟く。

 

優「まあでも、爆速戦では面白い収穫があったから、もしかしたら………対策が用意出来るかもしれない」

 

だが、優は諦める様子を見せない。

 

美矢「面白い収穫………?」

 

そして美矢は優の言葉に首を傾げる。

 

優「………積牙が速野さんを抜いた時のドライブ。あれを技に昇華させる」

 

優が提案したのは、積牙のドライブを技にするというものだった………

 

 

 

守城攻略に向けた課題を前に、ゆうは爆速戦の経験を思い出す。その1つが積牙の技提案。果たして、爆速戦時に見せたドライブを技に昇華出来るのか………?

To Be Continued………




次回予告
積牙のドライブは不安定さこそあれど、決まれば抜いた相手を置いてけぼりに出来る程のスピードがあった。それを見た優が提案したのは………?
次回「スピードを活かしてみようよ」
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