幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合当日。優達は守城との試合に挑む事に。巫魔は全国最強クラスの相手を前に、攻めの姿勢を見せる事に………!


第70話 積極的に行け

そして、両チームのスタメンがコートに立つ。今回の両チームスタメンは以下の通り。

 

巫魔高校(黒)

PG 12番 天野美矢

SG 5番 白宮春香

SF 10番 江野積牙

PF 4番 白宮優

C 17番 相田光一

 

守城高校(白)

PG 4番 戦記良太

G 7番 山野理香

SF 8番 井間紀伊

PF 6番 栗原敷無

C 5番 湯津張磨

 

 

 

両チームのCがセンターサークルに立ち、審判が試合開始の笛を吹くと共にボールを打ち上げ試合開幕。ボールが最高点に到達する直前、光一と湯津の2人が大きく飛び上がった。

 

光一「はあああっ!!」

 

光一は懸命に飛び上がるが………

 

湯津「だりゃああっ!!」

 

ボールに触れたのは湯津だった。湯津が弾いたボールは、守城7番の山野に渡る。

 

湯津「よーし!!」

 

湯津が競り勝ったと言わんばかりの表情を見せていたが………

 

優「はあっ!」

 

その直後、優が山野の下からボールを浮かせた。

 

山野「っ………!?」

 

湯津「なっ!?」

 

優の奇襲に驚く、戦記を除いた守城選手達。上に弾かれたボールを優はすぐにジャンプし、美矢に向けて押し渡す。

 

優「皆! 積極的に行け! 守勢に回るな!!」

 

美矢の手にボールが渡った直後、巫魔は攻めの姿勢を見せる。思わぬ奇襲に驚く湯津達だったが………

 

戦記「ディフェンス! 湯津! すぐにゴール下に行け!」

 

戦記がすぐに指示を出した事で冷静さを取り戻した。

 

ゆうか「(やはり戦記くんは冷静ね………優くんが上手い奇襲を仕掛けてくれたんだけど………)」

 

優によって始まった奇襲は上手く行かなかったが、ボールはまだ巫魔にある。

 

美矢「積牙!」

 

美矢は積牙にボールをパスする。マッチアップ相手は8番の井間。

 

積牙「(よし………! 練習の成果を見せてやる!)」

 

積牙は優達との特訓を思い出すと、井間の左側に隙が出来た瞬間、積牙は素早いドライブをかけて井間を突破。直後に積牙は大きくジャンプし、シュートを放つ。抜かれた井間は慌ててディフェンスしようとするが、ボールに手が届かなかった。

 

伊吹「よーし! 積牙が練習で編み出した{ソニックジャンパー}だ!!」

 

伊吹は、積牙が編み出した必殺技、ソニックジャンパーを目にし、点を決めた………! と思った直後、Cの湯津がボールと同等の高さにまで飛び上がり、力強く積牙のシュートを叩き落とした。

 

積牙「何っ!?」

 

積牙の必殺技はあっさりと止められてしまい、こぼれ球を井間が拾うと、戦記にパスをした。

 

戦記「あがれ!」

 

守城は反撃に出る。優達は走ってディフェンスへ戻った。

 

美矢「行かせるかよ!」

 

美矢は戦記の前に立ちはだかり、抜かせまいと懸命なディフェンスを行う。だが戦記は、美矢の右側に出来た僅かな隙を見つけると………

 

戦記「湯津!」

 

湯津に対し、鋭いパスを送った。

 

美矢「な、何っ!?」

 

美矢は呆気にとられていた。

 

湯津「よーし! 今回も先取点もらったぜ!」

 

湯津はそのままゴール下シュートを放とうとする。

 

光一「そんな事させねぇぞ! うおおおお!!」

 

だが、この場面で光一は両腕を大きく広げ、湯津のシュートコースを防いだ。

 

湯津「うおっ!?」

 

隙の無い光一のディフェンスに驚かされる湯津。その結果、ボールを持ったまま、シュートせずに着地してしまい………

 

審判「白5番! トラベリング!!」

 

湯津はトラベリングを取られてしまった。ここまでの試合経過は30秒程だったが、既に両チームの試合は白熱していた。そして、この試合には修也達3人もまた試合を見に来ており………

 

修也「驚いたな………まさかたった30秒でここまでの早い展開が起きるとは………」

 

この激しい展開に驚く様子を見せたのだった………

 

 

 

開始30秒で白熱する巫魔vs守城。果たして、先に点を取るのはどちらか………!?

To Be Continued………




次回予告
守城に対し懸命にくらいつく巫魔は、開始2分でなんと0vs0を維持していた。動かぬ試合展開の中、最初に先制点を決めるのは………!?
次回「勝利は譲らん」
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