幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
巫魔の初得点に守城の選手達は動揺するが、戦記と監督の夢流の言葉によって、守城選手は調子を取り戻す。優は、まだまだ苦しい戦いが続く事を予感する………


第75話 優くんは

審判「タイムアウト終了です!」

 

タイムアウトが終わり、優達はコートに戻る。試合は優のフリースローで試合再開だが………

 

光一「(優はフリースロー入んないし………リバウンド取らねぇと………!)」

 

ゴール下やレイアップすらまともに入らないシュート力0の優のフリースローは間違い無く外れるので、光一はリバウンドを取ろうと意気込む。優は審判からボールを受け取り、審判の笛が鳴った………するとその直後、優は片手でゴールに向けてボールをぶん投げた。

 

湯津「なっ!?」

 

リバウンドを狙っていた湯津達守城選手達は呆気にとられていた。ボールはやはりリングに直撃して跳ね返ってきたが、そのお陰で………

 

光一「おっしゃあああ!」

 

光一が一番乗りでリバウンドを取りに行けた。光一はボールをキャッチすると………

 

光一「よーし!! このまま行くぜ!!」

 

そのままダンクを狙いに行くが………

 

湯津「調子に乗るなよ!!」

 

湯津は光一の手からボールを離させるブロックを放ち、こぼれ球となってしまったが、なんと優がこぼれ球を拾い………

 

優「はああっ!」

 

優は強烈なダンクを炸裂させ、追加点を奪う。

 

湯津「なんだと!?」

 

隙を突かれた湯津は悔しそうだった。しかし、戦記は冷静な目で優を見ていた………

 

 

 

それから4分程経ち、得点は16vs10に。守城有利は変わらないが、優が得点を重ねる事で何とか食らいついていた。だが………

 

優「はあっ、はあっ………」

 

優の負担は爆速戦以上で、かなり疲弊していた。

 

春香「だ、大丈夫ですか、優さん?」

 

春香は優に心配の声を漏らすが………

 

優「大丈夫。それより、今日も春香のスリーに期待しているから………!」

 

優はユニフォームで顔の汗を軽く拭き、春香に期待を寄せる言葉を告げる。それを見た守城監督夢流は………

 

夢流「(………白宮優くん。彼は確かに強い………けれど、彼は巫魔の中で浮いている程の強さを持っている………)」

 

優の強さは確かなものだが、その強さが巫魔の中で浮いているとも評した。

 

夢流「(優くんは………巫魔の強さを大きく左右する。巫魔にとって爆弾とも言える選手だわ………)」

 

夢流の指摘通り、巫魔にとって優は最高戦力であり、彼が外れるだけでインサイドは大きく弱体化してしまう。更に、優の並外れた強さは、春香達が安心してプレイする気力となる。その為、優が抜けるのは、精神面でも大きく弱体化してしまう。

 

優「はあっ、はあっ………」

 

あがる優の息。優のスタミナ切れはもうすぐに近くなっていた………

 

 

 

開始10分、巫魔は自分達の知らぬ中で危機に追い込まれていた。果たして、巫魔はこの苦しい状況の中、どうなってしまうのか………?

To Be Continued………




次回予告
第1Qが終了すると同時に、優のスタミナは限界に近づいていた。それを見たゆうかはやむなく優を下げる事になってしまったが………!?
次回「悔しいわね」
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