優が抜けた巫魔は全く点を取れず、逆に守城は堅実な戦術で点を重ね続け、第2Q終了時、得点差は25点差にまで広がり………!?
インターバル、春香達はベンチで俯いていた。第2Qで無得点だった事が重く突き刺さり、絶望的な状況に………
鈴香「10vs35………守城からの得点を守りながら25点差を引っくり返すには、もう無得点は許されない………」
鈴香は逆転をする条件を頭の中で整理。結果、もう無得点は許されないという。
ゆうか「(ここで無得点を避ける方法………あるとすればもう一度優くんの投入だけど………守城を相手に優くんが後20分持つ訳ない………)」
ゆうかは優の投入を考えていたが、そうすると残り20分間、優が立てるとは限らない。ゆうかは頭を抱えていると、優はベンチを立ち………
優「………監督。僕を出してください」
試合に出場する事を直談判する。
ゆうか「優くん………でもそれじゃあ最後まで持たないじゃない………!」
ゆうかは優に対し、今出る事のデメリットを口にするが………
優「相手は守城です。僕を温存する意味が無い。それに………ここで温存する程巫魔には余裕なんかありませんよね?」
優は温存の余裕など無い事を指摘。それを聞いたゆうかは………
ゆうか「勝てる算段はあるの?」
ゆうかは優に対し、勝利の算段を問いかける。
優「算段ですか………まあ無い訳じゃないですけど………1番は気持ちの問題です」
優は策を思いついてこそいたが、それ以前に気持ちの問題だと語っていた。
優「皆、何俯いているんだ」
優は、敢えて突き放すようにそう呟いた。
光一「何だと………!?」
光一は立ち上がり、優に掴みかかろうとする。
優「イバラキ三大王者に勝つという意志が無きゃ、決勝リーグなんて突破出来ない。君達は勝ちたくないのか!?」
優は春香達に対し、勝利への欲望を問いかける。
美矢「勝ちてぇよ………でも、どうやって勝つんだよ、キャプテン!!」
美矢は勝利の意志こそあったが、勝ち目がないと反発する。
優「………どうやって勝つか。確かにバスケじゃそれは大事だ。でも………それ以前に気持ちがいるんだ。チームで勝つって………!」
優は自身の胸に軽く右拳を当てる。優の言葉に春香達は驚く様子を見せる………
優「………でも強制はしない………それをして人に嫌われた事があるから………」
………あくまで優は強制はしなかった。どうやら、同じ事をして人に嫌われた事がトラウマになっているようだ。
春香「………私はやります。やらせてください! 私は確かに今日無得点ですけど………まだ追いつけるはずです! 私にはまだ………スリーがありますから!!」
そんな中、最初に名乗りを上げたのは春香だった。それを聞いた積牙達もハッとした様子を見せ………
積牙「俺もやります、キャプテン!」
光一「勝ちてぇのは俺も一緒だ!!」
美矢「それは私も同じだ!!」
3人は闘志を取り戻した。それを目にした優は………
優「………ありがとう。よし、これから1分で作戦を説明する。先に言うと、チームの皆を信じて欲しい試合だ………!」
そう言って、作戦を伝え始めるのだった………
絶望的な状況の中、優が再度試合に戻る事になり、俯いていた春香達も闘志を取り戻す。果たして、優が提案する作戦とは………?
To Be Continued………
次回予告
巫魔は奇策として、優をPGに置くという作戦に出る。戦記は強力な攻撃力を捨ててまで優をPGにする理由に首を傾げるが、その真意は………!?
次回「僕じゃない」