巫魔と力豪の試合は、優と春香を中心とした奮闘で、合計99点を獲得。しかし、優と春香のスタミナトラブルの影響で、試合は1点差で敗れてしまった。しかし、滝川達は巫魔の力を恐ろしく感じていた………
激動の試合から数日。優達はめげずに練習に取り組んでいた。しかし、監督のゆうかは痺れを切らしていた。
ゆうか「(………遅いわね………彼………まさか帰ったんじゃないでしょうね………!?)」
それを見ていた優達は………
ほのか「今日の監督、なんかピリピリしてるなぁ………」
優「しょうがないだろ。アイツが今日から部活動に参加出来るのに、遅刻してくるからさ。」
伊吹「全くな………まあそんな事より………私達は私達の練習をしようぜ。今日こそは優からダンクを奪ってやるからさ!」
優「やれるもんならやってみな!」
先の試合の敗北から、PF組は優を相手に1on1の練習をしていた。優が戦線離脱すると、インサイドが弱くなる欠点を失くすために。
積牙「はあっ!!」
レイ「………やはりシュート精度は随一と言っていいほどね。これでSFなんだから………中学時代のアンタの所属していたチームのCは何センチあったのよ………」
積牙「身長が高いので、一応PFやCも出来ますけど………ジャンプシュートの方が得意なので………」
あずさ「それは凄いね。私なんてレイアップやジャンプシュートしか出来ないし………」
積牙「あずさ先輩………その割にはさっきから外してませんよね?」
あずさ「努力しただけだよ?」
積牙「(俺でも100回撃ったら2、3本は外すのに………この人なら絶対に全部決める………基本がなってるって事なのか………これで身長が高ければどんなに驚異か………)」
積牙はじっとあずさを見つめていた。しかし、そんな彼に突然飛び蹴りが突き刺さる。彼を蹴ったのは、勿論のぞみ。
積牙「なんでー!?」
のぞみ「私のあずさを穢らわしい目で見ないで!!」
レイ「アンタのものじゃないでしょうが………」
レイはやれやれと呆れていた………のだが………
美咲「レイちゃーん! 1on1の相手してもらえないかな?」
レイ「美咲の頼みなら何でもするわ!」
レイは美咲の元に、走って駆けつけた。それを見た積牙は………
積牙「(に、似たもの同士じゃ無いか………!!)」
と、呆れていた………
SG組は相変わらずアウトサイドのシュート練習をしていた。3人とも、シュート成功率は高いのだが、ダントツで上手いのはやはり春香だった。確かに、相手のファールまで誘える彼女のシュートはチーム随一の点取り屋と言っても過言ではない。
あかり「しかし、何回やっても真似出来ないわね………ジャンプ後に手を構えるなんて………」
春香「まあ、頭だけじゃ出来ませんし、体が上手くついてこないと出来ませんからね………」
鈴香「いや、そもそもが困難なんだけど………」
そんな感じで、部員達はゆうかの様子を見ながらも、各々の練習に励んでいた。ゆうかはとうとう我慢出来ずに………
ゆうか「遅ーい!! 何してるの、あの子はー!!」
と、ガチギレした。これには優達も驚く様子を見せていた。それと同時に………
??「呼びましたか?」
と、男の声が聞こえてきた。声のした方を向くと、そこには、積牙と同じく………いや、それ以上の身長の男が立っていた。
優「光一!」
のぞみ「やっと来たわね。」
積牙「光一………? あの方は?」
あずさ「あの人は、相田光一くん。つい最近まで部活参加を禁止されていた人だよ。」
積牙「(ああ………成人誌を万引きして捕まったっていう人か………)」
その男………相田光一は体育館に入ってきて………
光一「待たせたな、優。俺が帰ってきたぜ。」
優「光一………なんで遅刻したんだよ? 監督がカンカンだぞ?」
光一「ん? ………あ。」
ゆうか「なんで遅刻したのかなー?」
光一「いや、あの………補習っす………!」
ゆうか「部活動参加禁止期間………何してたのよー!?」
ゆうかは光一に起こる様子を見せた。そして言うまでもないが、彼はバスケ部の問題児である。
伊吹「全く、また怒られてやがるよ。」
光一「おう、伊吹。相変わらず女らしくねぇーな。」
伊吹「せ、セクハラ発言をかますなー!!」
伊吹は光一にアッパーカットをぶちかました。そう、光一はオマケに変態という、ある意味最悪の問題児である。そのせいで、伊吹からは特に嫌われている。
光一「痛ってぇ………急に殴りやがって………って、うん? そこの190ある奴、もしかして1年か?」
積牙「は、はい。江野 積牙と申します。」
光一「そうか………おい、お前。この部活でタイプな女は誰だ?」
積牙「は!?」
光一「いいから教えろ。」
光一は積牙の肩に腕を乗せるとそう問い質す。その為、積牙は………
積牙「えっと………春香先輩………でしょうか?」
光一「春香か………むっちゃ分かるぜ! 容姿端麗、成績優秀、オマケに家事も得意っていう万能美人だからな! 俺も春香みたいな女がタイプなんだ。分かってるじゃねえか、セッキー!」
積牙「は、はい! 光一先輩!」
光一「俺の事はコウさんって呼びな。」
積牙「はい! コウさん!」
2人はいつの間にか盛り上がっていた。しかし、2人に向けた優の飛び蹴りが炸裂し、2人を吹き飛ばした。
優「人の未来の奥さんを取ろうとするな、お前ら!!」
積牙「怒るところそこですか………!?」
光一「因みに、両思いらしくて、夜も一緒に寝ているらしいんだ、これが。」
優「黙れお前マジで!!」
優は光一の頭をぶん殴った。彼の頭には大きなタンコブが出来上がる。
のぞみ「やれやれ、変な問題児が帰ってきたわね………」
部員達は、復帰したばかりの彼に、初っ端から怒っているなど、どこか不安が感じられる。しかし、彼の登場は、間違いなく、巫魔高校バスケ部の力を更に大きくさせるのだった………
To Be Continued………
次回予告
優達は、光一を加えて試合をする事になった。光一は持ち前の身長とパワーを持つCとしての力を見せ………!?
次回「巫魔の最強Cは俺だ!」
今回のバスケ用語解説
よう! 俺は巫魔に帰ってきた期待の星、相田光一だせ! 今回は俺の復活を記念して、ゴール下シュートについて解説しようと思うぜ! ゴール下シュートって言うのは、分かりやすく言うと、ゴールの真下からシュートを撃つ事。一見簡単そうに見えるが、実際は大変なんだぜ………ゴール下は基本的に、相手のCに妨害される事が多いからな。それをかわして決めなきゃならねぇ。更に、ゴール下は3秒ルールがあるから、迷ってる暇なんてロクに無い。つまり、3秒という制約の中で、シュートを決めるのが、ゴール下シュートって訳だぜ。ただ、このシュートが決まれば、インサイドでガンガン手を取れるようになるぜ! まあ、攻撃においての基本はこれ以外にもまだ2つあるんだけどな………
おっと、今回はここまでだな。次回は誰か解説するか、そして、俺の活躍も楽しみにしててくれよ!!