山野の調子が落ちた事も加わり、春香のスリーでひたすら点を稼ぎ続ける巫魔。点差は15点差に詰め寄り………?
山野の調子が崩れた事で、山野のディフェンスに隙が生じ始める。その結果………
優「春香!」
春香へのパスが通りやすくなり………
春香「はあっ!」
春香は調子を上げるようにスリーを放つ。山野は春香を相手にまるで歯が立たず、春香のスリーがまたしてもゴールへ入った。
湯津「おいおい、どうしたのさ山野? あのスリーシューターは確かに強いけど、お前なら止められるんじゃないのか?」
これには湯津も困惑し、声をかける。しかし、湯津の声は今の山野には聞こえなかった………
春香のスリーによる追い上げは、巫魔の調子を上げるきっかけとなっていた。
戦記「湯津!」
戦記から湯津のパス。そこへ………
積牙「はあああっ!!」
積牙がパスをスティール。こぼれ球を優が拾い………
優「春香!」
既に前線へ上がっていた春香へボールをパスする優。山野が大慌てで春香の後ろからディフェンスしようとする。だが、春香がシュートを放つのは防げず、オマケに後ろからぶつかってしまい………!?
審判「プッシング! 白7番!」
そして、肝心のシュートは綺麗にゴールへと決まり………
審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」
審判のコールで、春香はフリースローを獲得。巫魔は9点差に追いつくと共に、第3Q開始から4分。脅威のスリー5連打で流れを戻した。
光一「やったぜ、春香!!」
光一は喜び、春香の肩を優しく叩く。
春香「はい!」
春香も喜ぶ様子を見せる。対して山野は………
山野「わ、私のせいだ………」
春香から短時間でスリーを5回も許した事に山野は責任を感じてしまっていた………すると戦記が山野の肩を優しく撫でると………
戦記「気を落とすな。お前のせいでは無い………」
彼女を励ますと共に………
戦記「………俺を本気にさせる程の策士でもあるという事だ………白宮優という男は………!」
優の策と、それを行える回転の速さも認める様子を見せた………
審判「ワンショット!」
春香は審判からボールを受け取ると、3秒と経たずにシュートボールは綺麗にゴールへと吸い込まれた。これにより8点差。スコアにして35vs27。守城相手に奇跡の追い上げを見せた巫魔の調子は最高潮だった。
映鳴「おいおいマジかよ………第3Q、守城が無得点なばかりか、巫魔が17点だぞ………」
観客席の爆速は守城の停滞に驚きを隠せない
湯津「くっそう………!」
湯津は悔しそうにボールを手にする。
戦記「俺に渡せ、湯津!」
戦記が湯津へボールを要求。
湯津「お、おう!」
湯津はボールをパスする。
戦記「認めよう、巫魔高校。お前達が全国へ行ける………その可能性はある………!!」
戦記はそう呟くと、先程までの守勢とは打って変わって、猛スピードで接近してくる。
美矢「な、なんだと!?」
戦記らしからぬプレイに驚きを隠せない美矢。
優「マズイ………!!」
優が大慌てで戦記とマッチアップ。しかし、戦記は迷うこと無く優をドライブで抜き去った。
優「………!!」
優は戦記のスピードに衝撃を隠せなかった。
修也「ゆ、優が抜かれた………!!」
そして修也も、優があっさり抜かれた事に動揺を隠せなかった。戦記は優をかわした直後、スリーポイントシュートを放つ。迷いの無い綺麗なシュートはゴールへと吸い込まれた。
優「戦記さんらしからぬプレイ………まさか、別の策を持っていたのか………!?」
戦記の一転したプレイを前に、優は驚愕を抑えられなかった………
8点差まで詰め寄ったのも束の間、戦記のとてつもない速攻で11点差に戻される。巫魔を前に、戦記良太は本気の姿勢を見せたのだった………!
To Be Continued………
次回予告
戦記のプレイと激励で守城の調子が戻る。戦記は巫魔に対し、勝つ為の必要条件を突きつける………
次回「お前が」