スタミナ切れ寸前の優。しかし、戦記を相手にドライブでの奇跡の突破を成功させ、得点を挙げた。だが、スタミナ切れに陥った優はとうとう意識を失ってしまい………!?
審判「交代です!」
その後、優の代わりに伊吹が入ったが、優を欠いている以上最早巫魔に勝機は無かった。春香達も何とか諦めまいと奮闘するが、戦記と湯津を中心とした戦略を前にまるで歯が立たなかった。結果、巫魔は1得点も取れないまま、点だけを取られ続け………
審判「………試合終了!」
第4Q終了を鳴らせるブザーの音がなり、試合は終わってしまった。
戦記「………決着か」
戦記は一言そう呟くと、スコアボートを目にする。56vs29。ギリギリダブルスコアを回避したが、結果として巫魔は惨敗を喫したのは言うまでもない。
光一「くそっ………!!」
リーグ戦初戦。巫魔は1敗。全国の舞台へ行く為には最早敗北の許されない状況に陥った。
湯津「いやぁ、1度はどうなるかと思ったが、結果的に勝ててよかったな」
湯津は戦記にそう言って近づく。しかし、戦記は喜ぶ素振りなどまるで見せなかった。
湯津「どうしたんだよ戦記? 俺達勝ったんだぜ?」
これには戦記も首を傾げながらそう問いかける。すると戦記は口を開いた。
戦記「………もし優のスタミナがまだ続いていたら………もっと早く俺を突破する術を見つけていたら………俺達はここまで大差をつけて勝てなかった。もし、最初から全力で挑んでいなければ、俺達は危なかった………勝てても2桁差など到底無理だっただろう」
戦記は、もし優がまだ戦えていた場合を想定していた。もし彼がまだ残っていたら、守城は危なかった。戦記は少なくともそう考えていた………一方、春香達は悔しがる様子と共に………
春香「優さん………ごめんなさい………!」
試合に負けた事に、優への申し訳無さを、春香達は抱える様子を見せたのだった………
その後、巫魔と守城の選手達は挨拶をする。
審判「56vs29で、守城高校の勝ち!」
春香達「ありがとうございました!」
春香達は礼を終えると、コートを去ろうとした。しかし、春香達に駆け寄り………
戦記「………恐れ入った。イバラキで俺達を相手に29点も決めたのは、力豪や爆速を除いてお前達巫魔が初めてだ」
戦記は巫魔の事を素直に賞賛していた。
春香「………その29点は優さんがいて取れた点数です。私達だけじゃ取れませんでした………」
だが、春香はその得点は優がいたからと口にした。それを聞いた戦記は………
戦記「………気に病むな。お前達の力は全く無駄なんかじゃない。寧ろ、伸び代は大きいはずだ。俺はそう感じているけどな………」
春香達の事を優しく褒めるのだった………
その頃、観客席では………
速野「………流石に守城を倒すまでは行かなかったか………まあでも、アイツらにしてはよく頑張ったな………」
速野が巫魔へ同情するようにそう呟くと、映鳴と共に観客席を後にした。しかし、速野達から少し離れた所に、何も考えてなさそうな、ぼーっとした表情の銀髪アメリカ人少女が座っており………
????「………頑張った………いいや、それは違う………寧ろ、周りのせいでミドレーユの強さが活かせていない………」
巫魔の敗因が、春香達にあると考えていた………同時に、その少女は何故か優のかつての名前を知っている人物だった………
巫魔は守城に敗れ、リーグ戦は1敗の苦しい展開に。果たして、この先の巫魔はどうなるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
控え室にて、優はようやく目を覚ますが、春香達の雰囲気は暗かった。だがそこへ、例の銀髪アメリカ人少女が尋ねる。優はその少女を見るなり驚き………!?
次回「久しぶりだね」