幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優を欠いた巫魔は守城に敵わず、56vs29で敗れてしまった。しかし、戦記は優がまだいたパターンを想定し、素直に喜ばなかった。その頃、試合を見ていた観客席のアメリカ人少女は、優が活かせていないと、巫魔への問題点を呟き………?


第87話 久しぶりだね

優「ううっ………」

 

優はようやく目を覚まし、体を起こした。彼が目を覚ましたのは巫魔の控え室だった。

 

春香「優さん………大丈夫ですか?」

 

春香は心配するように優へ声をかける。

 

優「うん、もう大丈夫………それより試合は………?」

 

優は試合の結果を問いかける。だが、春香の俯く様子、積牙達が座り込んで落ち込む様子から、結果は分かりきっていた。

 

春香「56vs29………優さんが抜けてから力及ばず無得点で………すみませんでした! 私達が力不足だったせいで………!!」

 

春香は申し訳なさそうに頭を下げる。

 

優「あ、謝らなくていいよ! 寧ろ僕が早く戦記さんを攻略出来ていれば………!!」

 

それを聞いた優は慌ててそう呟く………だがその直後、ノックも無しに控え室の扉が開いた。

 

スタッフ「お、お客様、困りますって!!」

 

扉を開いた先には、先程試合を見ていた銀髪アメリカ人少女だった。スタッフが必死に止めようとしていたが、少女は全く聞き入れない。だが、優は少女を見るなり驚いた。その理由は………

 

優「………!! シュガー!? シュガーだよね!?」

 

このアメリカ人少女こそ、優の文通友達シュガーだったからだ。

 

積牙「えっ!? この人、キャプテンの知り合いなんですか!?」

 

これには春香や、積牙達も驚いた。

 

シュガー「久しぶり、ミドレーユ」

 

優「久しぶりだね」

 

優達は再会を喜んでいた。しかし………

 

あずさ「………ミドレーユ?」

 

春香と美矢、この2人を除いて事情を知らない積牙達は、ミドレーユという名前に困惑する。

 

優「あっ………! ………くそっ、隠してたのに………」

 

優は思わぬ形で隠していた秘密をバラされた。その事に頭を抱える。

 

光一「おい、どういう事だよ優!」

 

これにより、積牙達に詰め寄られ、説明を行う羽目になった………

 

優「………僕はこの学校に来る前、東京の友力中学にいたんだ」

 

優は隠す事を諦めて説明を始める。

 

のぞみ「友力はエスカレーター式の学校だって聞いた事がある………つまり天野修也達とは元々同じ学校だったという訳ね?」

 

その事から、必然的に修也達との関係も問われる。

 

優「ああ。小4の時、ニホンに来た際からの仲だ」

 

優がそう説明すると………

 

伊吹「優がニホン人とは思えない見た目だなとは思ってたけど………そういう事だったのか………」

 

部員達がふと考えていた疑問が晴れるように、伊吹はそう呟いた。

 

優「そして、僕が白宮優を名乗るようになったのは中学の終わりだ………」

 

そして、優の話はいつの間にか中学の話へ遡っていく事となった………

 

 

 

思わぬ形で優の秘密はチームに露呈する事になる。果たして、優の過去に何があったのか………?

To Be Continued………




次回予告
中学2年生。この頃の優は修也と共に最強コンビとして東京で名を馳せていた。そして優達の代になった時、キャプテンを決める事となり………?
次回「キャプテンに相応しいのは」
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