優を欠いた巫魔は守城に敵わず、56vs29で敗れてしまった。しかし、戦記は優がまだいたパターンを想定し、素直に喜ばなかった。その頃、試合を見ていた観客席のアメリカ人少女は、優が活かせていないと、巫魔への問題点を呟き………?
優「ううっ………」
優はようやく目を覚まし、体を起こした。彼が目を覚ましたのは巫魔の控え室だった。
春香「優さん………大丈夫ですか?」
春香は心配するように優へ声をかける。
優「うん、もう大丈夫………それより試合は………?」
優は試合の結果を問いかける。だが、春香の俯く様子、積牙達が座り込んで落ち込む様子から、結果は分かりきっていた。
春香「56vs29………優さんが抜けてから力及ばず無得点で………すみませんでした! 私達が力不足だったせいで………!!」
春香は申し訳なさそうに頭を下げる。
優「あ、謝らなくていいよ! 寧ろ僕が早く戦記さんを攻略出来ていれば………!!」
それを聞いた優は慌ててそう呟く………だがその直後、ノックも無しに控え室の扉が開いた。
スタッフ「お、お客様、困りますって!!」
扉を開いた先には、先程試合を見ていた銀髪アメリカ人少女だった。スタッフが必死に止めようとしていたが、少女は全く聞き入れない。だが、優は少女を見るなり驚いた。その理由は………
優「………!! シュガー!? シュガーだよね!?」
このアメリカ人少女こそ、優の文通友達シュガーだったからだ。
積牙「えっ!? この人、キャプテンの知り合いなんですか!?」
これには春香や、積牙達も驚いた。
シュガー「久しぶり、ミドレーユ」
優「久しぶりだね」
優達は再会を喜んでいた。しかし………
あずさ「………ミドレーユ?」
春香と美矢、この2人を除いて事情を知らない積牙達は、ミドレーユという名前に困惑する。
優「あっ………! ………くそっ、隠してたのに………」
優は思わぬ形で隠していた秘密をバラされた。その事に頭を抱える。
光一「おい、どういう事だよ優!」
これにより、積牙達に詰め寄られ、説明を行う羽目になった………
優「………僕はこの学校に来る前、東京の友力中学にいたんだ」
優は隠す事を諦めて説明を始める。
のぞみ「友力はエスカレーター式の学校だって聞いた事がある………つまり天野修也達とは元々同じ学校だったという訳ね?」
その事から、必然的に修也達との関係も問われる。
優「ああ。小4の時、ニホンに来た際からの仲だ」
優がそう説明すると………
伊吹「優がニホン人とは思えない見た目だなとは思ってたけど………そういう事だったのか………」
部員達がふと考えていた疑問が晴れるように、伊吹はそう呟いた。
優「そして、僕が白宮優を名乗るようになったのは中学の終わりだ………」
そして、優の話はいつの間にか中学の話へ遡っていく事となった………
思わぬ形で優の秘密はチームに露呈する事になる。果たして、優の過去に何があったのか………?
To Be Continued………
次回予告
中学2年生。この頃の優は修也と共に最強コンビとして東京で名を馳せていた。そして優達の代になった時、キャプテンを決める事となり………?
次回「キャプテンに相応しいのは」