目を覚ました優だが、チームの雰囲気はとても暗かった。そこへ、優の文通友達シュガーが現れた。彼女によって、巫魔のメンバーに隠し続けていた秘密がバレてしまった優は、現在に至るまで、過去についてを語り出す………
第88話 キャプテンに相応しいのは
話は現在から3年前、優が中学2年生だった時の頃に遡る………
この年の夏のインターハイ。友力は惜しくもベスト8で敗退してしまい、3年生は引退。優達の代となり、この日は当時の友力中学監督晴原の元で、友力中学のキャプテンを誰にするかを話し合っていた。
晴原「友力のキャプテンに立候補、もしくは推薦したい者はいるか?」
晴原は2年生の部員15人へそう問いかけた。
梶原「俺は修也の方が相応しいと思います」
荒木「俺も同じです」
その中の2人、梶原と荒木は修也をキャプテンに推薦した。
晴原「天野か………確かに天野がキャプテンをやるのも悪くないな」
晴原は、修也に対し視線を向ける。
修也「………申し訳ないんですが、俺はキャプテンをやるつもりはありません」
だが、修也はキャプテンになる気は無かった。それを聞き、梶原達は驚いていた。
晴原「そうか………まあ確かに強制はしないが………なら天野、キャプテンに相応しいのは………誰だと考えている?」
晴原は落ち着いた様子で、修也に誰がキャプテンへ相応しいかを問いかける。
修也「俺は………キャプテンに相応しいのはミドレーユだと思っています」
修也が挙げたのは、ミドレーユこと優だった。
優「修也………!?」
この時の優は当然驚いていた。
修也「2年の中で一番上手いのはミドレーユだろ? それに、練習とかも一番真面目にやってたじゃないか」
修也は、優の努力や真面目さから、キャプテンへ推薦したようだった。
アリサ「私もユーがいいと思うな」
修也の推薦をきっかけに、アリサも優を推薦する。
芽衣「私も修也くんやアリサちゃんと同じ意見です」
芽衣も優を推薦。3人は小4からの仲である優の幼なじみだった事もあってか、バスケが一番上手かった優を推薦した。
優「ほ、本当に僕を推薦するのかい………?」
優は困惑しながら3人に問いかける。
修也「俺は本気さ。そして、アリサと芽衣もな」
修也は本気だった。それと同時にアリサ達も同調するように頷く。
梶原「そいつがキャプテンになるなんて俺は反対だ!」
これに対し、修也をキャプテンに推薦した梶原達は猛反対の姿勢を見せる。
晴原「………まあ、スタメンとして不動の存在となっているのは天野とミドレーユの2人だ。キャプテンになるならその中の2人だろう………そして、天野がやろうとしない以上、必然的にミドレーユがやるべきだろうな」
だが、監督の晴原は優がキャプテンをやるべきと判断し、優をキャプテンに決めた………後に大変な事になるとも知らずに………
過去の最初の話はキャプテンを決める話にて、優が中学時代にキャプテンとなった過程が語られた。果たして、何が優を変えたのか。その話はもう少し先の話………
To Be Continued………
次回予告
キャプテンとなった優だが、修也達幼なじみの仲間以外は全く話を聞いてくれない。自主練の時間に頭を悩ませる中、修也達は………?
次回「僕じゃダメなのか」