幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

88 / 650
前回までのあらすじ
目を覚ました優だが、チームの雰囲気はとても暗かった。そこへ、優の文通友達シュガーが現れた。彼女によって、巫魔のメンバーに隠し続けていた秘密がバレてしまった優は、現在に至るまで、過去についてを語り出す………


間章 中学の苦い記憶
第88話 キャプテンに相応しいのは


話は現在から3年前、優が中学2年生だった時の頃に遡る………

 

 

 

この年の夏のインターハイ。友力は惜しくもベスト8で敗退してしまい、3年生は引退。優達の代となり、この日は当時の友力中学監督晴原の元で、友力中学のキャプテンを誰にするかを話し合っていた。

 

晴原「友力のキャプテンに立候補、もしくは推薦したい者はいるか?」

 

晴原は2年生の部員15人へそう問いかけた。

 

梶原「俺は修也の方が相応しいと思います」

 

荒木「俺も同じです」

 

その中の2人、梶原と荒木は修也をキャプテンに推薦した。

 

晴原「天野か………確かに天野がキャプテンをやるのも悪くないな」

 

晴原は、修也に対し視線を向ける。

 

修也「………申し訳ないんですが、俺はキャプテンをやるつもりはありません」

 

だが、修也はキャプテンになる気は無かった。それを聞き、梶原達は驚いていた。

 

晴原「そうか………まあ確かに強制はしないが………なら天野、キャプテンに相応しいのは………誰だと考えている?」

 

晴原は落ち着いた様子で、修也に誰がキャプテンへ相応しいかを問いかける。

 

修也「俺は………キャプテンに相応しいのはミドレーユだと思っています」

 

修也が挙げたのは、ミドレーユこと優だった。

 

優「修也………!?」

 

この時の優は当然驚いていた。

 

修也「2年の中で一番上手いのはミドレーユだろ? それに、練習とかも一番真面目にやってたじゃないか」

 

修也は、優の努力や真面目さから、キャプテンへ推薦したようだった。

 

アリサ「私もユーがいいと思うな」

 

修也の推薦をきっかけに、アリサも優を推薦する。

 

芽衣「私も修也くんやアリサちゃんと同じ意見です」

 

芽衣も優を推薦。3人は小4からの仲である優の幼なじみだった事もあってか、バスケが一番上手かった優を推薦した。

 

優「ほ、本当に僕を推薦するのかい………?」

 

優は困惑しながら3人に問いかける。

 

修也「俺は本気さ。そして、アリサと芽衣もな」

 

修也は本気だった。それと同時にアリサ達も同調するように頷く。

 

梶原「そいつがキャプテンになるなんて俺は反対だ!」

 

これに対し、修也をキャプテンに推薦した梶原達は猛反対の姿勢を見せる。

 

晴原「………まあ、スタメンとして不動の存在となっているのは天野とミドレーユの2人だ。キャプテンになるならその中の2人だろう………そして、天野がやろうとしない以上、必然的にミドレーユがやるべきだろうな」

 

だが、監督の晴原は優がキャプテンをやるべきと判断し、優をキャプテンに決めた………後に大変な事になるとも知らずに………

 

 

 

過去の最初の話はキャプテンを決める話にて、優が中学時代にキャプテンとなった過程が語られた。果たして、何が優を変えたのか。その話はもう少し先の話………

To Be Continued………




次回予告
キャプテンとなった優だが、修也達幼なじみの仲間以外は全く話を聞いてくれない。自主練の時間に頭を悩ませる中、修也達は………?
次回「僕じゃダメなのか」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。