優がキャプテンになってから、優と修也達3人以外はまともに練習しなくなってしまう。修也が梶原の事を訴えるも、晴原は対応に困る。更にゆうは追い討ちをかけるように嫌がらせをされるようになり………
肩身の狭い日々を強いられる優。だが、そんな彼が待ち侘びていたインターハイ予選の日がいよいよやってきた。
優「(1回戦の相手は白宮中学………結構なお嬢様学校らしいから、名前は聞いた事あるけど、試合に出るのは初めてなんだっけ………)」
相手は大会初出場チームだが、優は油断しないように心がける。そして、試合のコートへ向かうと、既に白宮中学の選手達が集まっていた。
梶原「お、相手は可愛い女の子達ばっかじゃんか!!」
梶原達は白宮中学の女子に見とれていた。
アリサ「はあ………バカはこれだから………」
アリサがそう言って呆れていると、白宮中学の4番のユニフォームを着た長い白髪の女性がやってくる。
荒木「おおっ………!? 彼女は確か白宮家のお嬢様の白宮春香って子じゃないか!?」
彼女はまだ優に会う前の春香だった。梶原や荒木は照れる様子を見せるが、春香は優へ近づくと、優の手を掴み………
春香「はじめまして、ミドレーユさん!」
キラキラした目で優に声をかける。
優「ど、どうも………」
優は反応に困る様子を見せる。
春香「私、貴方のファンです! 貴方の影響でバスケを始めたんです!」
どうやら春香がバスケを始めたのは、優のプレイに魅せられた事が理由らしい。
優「それは嬉しいよ」
それを聞いた優は純粋に嬉しくなった。自分のバスケを理解してくれているのが修也達しかいなかったと思い込んでいたので、春香の言葉はとても嬉しかったようだ。
春香「それでは、お話はまた後で。いい試合にしましょう」
春香は優に対し手を伸ばし、握手を求める。
優「うん、そうだね」
優も手を伸ばし、握手を交わした。
修也「へぇー、ミドレーユのファンか。いいな」
修也はその様子を微笑ましそうに見ていた。すると………
梶原「あ、あの! 俺梶原です! 俺にも握手を!!」
荒木「ずるいぞ、梶原!!」
梶原達が出しゃばって来た。
春香「え、ええっと………」
春香がどうすればいいか困っていると………
椿「春香様に認知されていないのに言いよるな、下衆共!!」
5番の椿という少女が、梶原達へ怒る様子を見せた。
梶原「ひ、ひえっ!?」
梶原達は怯える様子を見せると、その場を後にした。
優「………うちの部員が申し訳ない………」
優は申し訳無さそうに謝る。
春香「い、いえ、大丈夫です。椿さん、ベンチに戻りましょう」
春香は特に気にする様子を見せず、椿と共にベンチへと戻った。
優「………はあっ」
優の心労はまた増え、困った様子を見せたのだった………
と、ちょっとした出しゃばりこそあったが、この時が優と春香が面を合わせて邂逅した瞬間だった。果たして、2人の試合は………?
To Be Continued………
次回予告
いよいよ試合が開幕。白宮のテクニックレベルは低く、そこまで苦戦しないか………と思われたその時、春香のスーパープレーが連発される………
次回「凄いスリーだ」