白宮中学はそこまでレベルが高い学校では無かったが、春香の代名詞とも言えるスリーはこの頃から現在だった。それを見た優は関心を見せた………
春香が得意とする2種類のシュートに、友力は珍しく翻弄されてしまう。結果は20vs18と、優が主軸となって点を稼ぎ続けた結果、一応友力がリードを奪っていたが、春香にスリーを6本決められるという驚きの展開だった。
芽衣「正直びっくりだよね………白宮春香さん、お嬢様とは思えないスリーの連打だよね」
春香のスリーには芽衣も驚いていた。
アリサ「あれはまさに理想系のスリーポイントシューターだよ………私がああなりたい位に………」
アリサにとって、春香のプレイスタイルは理想系に見えた。
修也「こりゃ、対策立てねぇと厳しそうだな………」
修也は頭をポリポリとかく………すると………
優「あのさ、僕に彼女の相手をさせてもらえないかな? 彼女のスリーを破ってみせるから」
優が春香との対決を申し出た………
その後、第2Qが開幕。白宮ボールで試合が開幕する。
椿「春香様!」
椿は春香にボールを渡す。その直後、優は春香の前に立ちはだかる。春香は驚きこそしたが………
春香「………光栄です。貴方と直接戦えるなんて」
優との対決を楽しみにしていた。
優「僕もだ。しかし、ここで宣言するよ………君のスリーを破る………!」
優も楽しいと感じていたが、同時に春香のスリーを破るつもりだった。それを聞いた春香は………
春香「………勝負です!」
そう言って姿勢を低くする。優は春香の足元へ視線を向けていた。
修也「(ミドレーユ、何故相手の足元を見る………!?)」
優の行動に首を傾げる修也。しかし、この困惑の謎は少しして解けた。
春香「(………後ろ!)」
春香が膝を上げた時、少しずつ春香の体は後ろへ飛んだ。
優「(………やはり!)」
だが、優は春香が後ろへ飛んだ原理を理解しており、春香に近づくように前へと飛んだ。
春香「っ!?」
優「君は沈み込んだ後、前か後ろに飛ぶ事で、2つのスリーを使い分けていた。悪質なのは、飛ぶまで分からないという所だが………膝を見ればよく分かる!」
優は春香のスリーを見破った原理を語ると、春香のシュートをブロックした。優がブロックしたボールはコートの外に出た為………
審判「アウト・オブ・バウンズ、白ボール!」
白宮ボールとなったが、優が春香のスリーを破ったという事実が、会場を驚かせていた。そして、1番驚いていたのは春香だった。
春香「………何故私のスリーの原理を見破れたんですか?」
春香は優に対し、自分のスリーを破った理由を問いかける。
優「………バスケにおいて、跳躍の基本は足だ。特に君のシュートは、膝や筋力の基本を大事にしなきゃ出来る訳無いさ」
それは、春香が自在に行ってきた跳躍の基本がそれを可能にしてると見抜いたからだった。
優「………まあ、僕には真似出来ない芸当だけどね。あはは………」
同時に、自分には春香のスリーは真似出来ないとフォローを入れる優だった………
優は春香のスリーを見事に攻略して見せた。この勢いで試合を制する事が出来るのか………!?
To Be Continued………
次回予告
その後、試合は友力が制した。春香は優に対し連絡先交換を求めるなど、更に仲良くなったものの、それを見た梶原達の嫉妬は強まり………
次回「なんだよアイツ」