幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
友力と白宮の対決は、83vs69で逃げ切って勝利した。その後、優と春香は仲良くなったのだが、その様子を喜ばない者も………?


第94話 俺達は出ない

その後の友力は、優、修也、アリサ、芽衣の4人が主となって活躍し、無事4回戦まで突破した。この快進撃に監督の晴原も………

 

晴原「よくやってくれた。特にミドレーユと修也、2人はよく頑張ってる。この調子で今年こそ全国を頼むぞ!」

 

優と修也の2人を主として褒めてくれた。

 

修也「よし、ここまで来たら全国だ! ミドレーユ、小学生からの夢がもう少しで手の届く所まで行くぞ!!」

 

修也はいつになく興奮していた。ようやく見えた全国という舞台に………

 

優「ああ、そうだね」

 

優も修也と共に喜ぶ様子を見せた。しかし、梶原は優を見て………

 

梶原「(………あんな奴がいなくても全国に行ける………)」

 

嫉妬による優への敵対心を見せたのだった………

 

 

 

そして練習後の自主練時間。やはり優達4人以外は残らなかったが、この日は珍しく晴原が様子を見ていた。

 

優「はあっ!」

 

優が高いジャンプによるレイアップをする。その時、結構高く飛んでいたのを晴原は目にする。

 

晴原「(ミドレーユのジャンプ力が高い………他のシュートも上手いし、今後ダンクも出来るようになれば、SFとして敵無しだな………)」

 

晴原は優の更なる成長に期待していた………だが、そんな中で晴原の携帯が鳴る。

 

晴原「………私だが」

 

晴原が電話に出る。

 

梶原「監督、今度の試合、ミドレーユを出さないでください。そうじゃなきゃ………俺達は出ない」

 

電話の相手は梶原だった。その梶原は、次の試合に優を外さないと試合に出ないと脅してきた。

 

晴原「ミドレーユを下げろだと? ………なら他の部員を………」

 

晴原は他の部員に変えればいいと思っていたが………

 

梶原「他の部員も同様だ。さあどうする………?」

 

梶原はそう言ってきた。それを聞いた晴原は頭を悩ませた………

 

 

 

その後、晴原は優に近づくと………

 

晴原「………ミドレーユ、すまないが次の試合は………起用出来ない」

 

梶原の脅しに屈してしまったようだ。

 

優「ど、どうして………!?」

 

優は困惑を隠せなかった。それを聞いた修也達も驚いた………

 

修也「な、何故ですか!? 次は全国常連校が相手なんですよ!? ミドレーユ抜きじゃ苦し過ぎます!!」

 

更に優を外せば次の試合は苦しむ展開。修也達は焦っていたが、この時、優の頭では梶原達の事が思い浮かんだ。そして彼等のせいだと悟り………何かが壊れた。

 

優「………もう、もういいです………僕はもう次の試合どころか………バスケ部自体やめてやりますよ………!!」

 

修也「み、ミドレーユ!?」

 

優はそう言うと、この場を後にしてしまった。そしてこの時に、一時バスケへの情熱を失ってしまったという………

 

 

 

梶原達の脅しで、優の中で遂に何かが壊れてしまった。果たして、優を失った友力の行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
優が抜けた理由が梶原である事を知った修也とアリサはガチギレし、試合を放棄。残ったメンバーで試合に勝てる訳がなく、試合に敗れ去ってしまい………!?
次回「何も出来ないんだな」
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