優の離脱原因の真実を知った修也とアリサは大激怒し、試合を放棄。主力3人を欠いた友力が勝てる訳も無く、全国へは行けずに敗れてしまった………
友力が全国へ行けずに敗れてから2ヶ月程経ち………
教師「どうかな、ミドレーユくん。君に高等部へのスポーツ推薦の話が来ているんだ」
優は担任の教師から高等部への推薦の話を受けた。しかし………
優「………申し訳ないですが、このまま高等部には行きたくありません………」
優は推薦の話をあっさり蹴ってしまった。バスケへの情熱が失せてしまった優は、自分を推薦してもらうのはお門違いだと思い込んでいたようだ。その後、職員室を出ると、1、2年生のバスケ部の後輩達が立っており………
後輩達「きゃ、キャプテン………今まで練習サボったり………無視したりして………すみませんでした!!」
優に対しこれまでの非礼を詫びる。しかし優は彼等に背を向け………
優「もう遅いよ。僕はこれから進路の事を考えなきゃ行けないし………君達に今更謝られても納得出来ない」
冷たい言葉で突き放し、その場を後にした。後輩達は、優の怒りを彼の空気から悟ったのか、何も言い返せなかった。
優「(………本当は分かってる。どうせ梶原や荒木が脅して根回ししてたんだろうなって。練習すればよかっただけのはずなのに、どうして僕を貶める事で何かを掴もうとするのか………理解に苦しむな………)」
優は、後輩達を恨む気は無かった。実際彼の予想通り、後輩達が優の言う事を聞かなくなったのは梶原達の根回しだったのだから………
将来の道がまるで見えなくなった優は、俯いたまま校門を出る。するとそこには………
春香「ミドレーユさん」
以前対戦した春香が、椿や執事の男と共に立っていた。
優「白宮さん………!」
優は春香と偶然顔を合わせた事に驚いていた。
春香「もう。春香でいいって言ったでしょう?」
春香は分かりやすく頬を膨らませながら名前呼びを求める。
優「す、すまない。それよりどうしてここへ? 白宮中学からここまでそこそこ距離があるはずなのに………」
優は、春香がここへ現れた事に驚いていた。
春香「まあ、外で話をするのもなんですから、お車の方でどうでしょう?」
春香はそう言って近くにある白のリムジンを指差す。
優「リムジン車なんて初めて見たんだが………」
優は改めて、春香が白宮家のお嬢様だという事を突きつけられた………
それから車に乗った優達は、リムジンの中で話をする事に。
優「それで………僕に何の用なんだ?」
優は春香に本題を問いかける。
春香「実はミドレーユさんがまだ進路をお決めになっていないと言うのを耳にしまして」
春香は、優がまだ進路を決めていない事を知った話をする。
優「………どこから仕入れたんだよ、その情報」
修也達にすらそんな話はろくにしていないのに、何故目の前の彼女はそれを知っているのか首を傾げる。
春香「まあ、ちょっと情報網を駆使すれば………です」
どうやら情報を仕入れたルートはあるらしい………
優「要は………なんやかんやで僕の進路が分かったと」
優は深く追求しない上で、春香が自身の状況を知っている事を認知した。
椿「ミドレーユさんはかなり物分りがよろしいようですね」
春香が情報を仕入れた経路を追求しない優に対して、椿はそう呟いた。
優「なんか嫌な予感がするからね………」
優は真実を知らない方が良いと考えて、この判断をしたようだ。
優「それで、僕の進路が決まってないのを聞いてなんなのさ」
優は本題を求めた。それを聞いた春香は………
春香「………ズバリ言います。中学卒業後、私と遠くへ行きませんか?」
本題を語るのだった………
進路に悩む優の前に現れた春香。彼女の語る遠くとはいったい………?
To Be Continued………
次回予告
春香は、優にイバラキへ行かないか誘う。悩む優だったが、春香が様々な協力をする事を申し出た事で………?
次回「ミドレーユは死んだ」