転生者達のダンジョン遊戯   作:手湖

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状況説明的ななにか

 

 

 

 そこは、ダンジョンの中層。2人の冒険者がいた。

 

 広い通路の正面にヘルハウンドが2匹、ミノタウロスが3匹。距離はおよそ5メドル。冒険者の片割れ、和装の男が、剣を持ち1歩で距離を詰める。

ただ、首を斬る。何の抵抗もないように、一撃で首は斬り飛ばされた。5回、剣は振られ戦闘は終了した。

落ちた魔石を袋に入れ、一息つく。

 

 「今日は、こんなものでいいか」

 「あれー、もう帰っちゃうんですか?」

 

 片割れのもう1人がそう声をかける。こちらも和装の女だ。

 

 「ああ、この体にも大分慣れた。これ以上は必要ないだろう。沖田は、まだやるのか」

 「そうですねー。沖田さんも動きの確認は十分ですかねー。まだまだ、斬りたい欲求もありますが、今日はやめておきましょうか」

 「それでは、帰るか」

 

 目的を終え、軽い足取りでダンジョンの上層へ向かう2人。道中、出会うモンスターを斬り飛ばしながら進んでいる。

 

 「いやー、この世界に転生したときはどうなるものかと思いましたが、なんとかなりそうですね。『転生特典としてFateの英霊の姿と能力やるから好きに生きてくれ』って言われてダンまちの世界に送られて。よくわからないうちに、気づいたらステンノ・ファミリアに所属していて。同じ境遇の転生者がいっぱい居たのには驚かされましたけどねー。

 ところで、今さらですけど渡辺さんもFateのキャラなんですよね。あんまり見覚えありませんけど」

 

 「ああ、渡辺綱。FGOに出てきたセイバーだ。FGOをかなり進めていないと知らないか。まあ、Fateに出てくる英霊は多いし全て把握するのは難しいだろう。アルトリアみたいに別の側面をもつ英霊も多かったからな」

 

 「ああー、アルトリアの増殖はすごかったですね。かくいう沖田さんもアルトリア顔ではありますし。ただ、このアルトリア顔、この世界だと姉妹かなんかだと思われるんですよねー。前、セイバーさんやヒロインXさんと街を歩いていたときなんか、注目度がすごかったですし。」

 

 「アルトリア顔が3人か。それは、すごそうだな」

 

 「ええ、まあステンノ・ファミリアの知名度もだいぶ上がってきましたし、間違えられることはあんまり無いんですけどね。その知名度も、変人集団とかあんまり良いものではありませんが」

 

 「仕方がないだろう。転生特典の影響もあってステイタスの更新ができないのだから。まあ、そのことを誤魔化すために、表向きの理由として、神の恩恵に頼らずヒューマンとしての限界に挑戦するなどと主張しているのだから。ステイタスの更新もせずダンジョンに潜り続けるなんて、傍から見たら狂人だろう。それが、1つのファミリア規模でいるんだ」

 

 「そう言われると、なんだか私たちがやばい集団みたいですねー。」

 

 「実際、その通りだろう。ファミリアの方針は『平穏に2度目の人生を楽しむ』だから、そうそうトラブルが起きることはそうそうないだろうが」

 「あー、話は変りますが、原作ってどうするんでしょうかね。基本介入はしない方向なんですよね?確か」

 

 「ああ、下手に介入すると何が起こるかわからなくなるからな。ちょうど今は、主人公のベル・クラネルがヘスティア・ファミリアに入った頃か。まあ、何かあったとしても、幹部の人たちがなんとかしてくれるだろう」

 

 「それもそうですね。教授さんも裏で何かしているみたいですし、なんとかなりそうですねー。それじゃあ、私たちは好きにこの世界を楽しみましょうか。しばらくは、ダンジョンに潜ってお金を貯めて。渡辺さんもそれでいいですか?」

 

 「そうだな。まあ、しばらくはそれでいくか」

 

 「それじゃあ、早く魔石とかを換金しにいきましょう。今日は、かなり倒したのでそれなりのお金になるはずですよ」

 

 そして2人は、ダンジョンの出口へと足を早めた。

 




見切り発車のため続くかは未定。
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