前書きであまり書いてしまいますとあれなんで私のコメントは後書きに回しました
楽しんでいってください!
「咲夜はどうしたの?一緒にいないなんて珍しいじゃない」
湖に囲まれた紅い洋館の地下に大図書館としか言いようのない部屋があった、その部屋でそれ以外の音は静まり返るように綺麗な声が鳴り響いた。
その声の主は紫色の服を来て片手に本を抱えた少女である、その少女は珍しいものでも見るように黒い羽を携えたまだ幼さの残る少女の正面に座り本を広げた。
「休暇を与えた」
「レミィが休暇を与えるなんて珍しいわね」
「咲夜が欲しいって言ったんだよ」
愛称であろうレミィと呼ばれた少女は優雅に羽を広げながら言った。
「咲夜が…そちらの方が珍しいわね。あの仕事中毒な咲夜が休暇を欲しがるなんて」
「本当に私も今日何かあったか何度も確認したぐらいだ。まあ何もなかったけどね」
そう言いながらレミィは椅子から立ち上がりドアにまっすぐ歩き出した。
「あら、何処かに行くの?」
紫色の服を着た少女は本から目を離さずに言った。
「フランにでも会いに行こうかと。咲夜に感化されたか…やけにそういう気分だよ」
「本当に珍しいわ。レミリア・スカーレットともあろうものが人間に感化されるなんてね」
「よしてくれ、これでも情に流されやすい方なんだよ」
フフッと笑ってレミリアは部屋から出ていった。
残された紫色の少女は気にしていないのかそのまま本を読み続けている。
「パチュリー様、紅茶飲まれますか?」
「あら、こあいたの?」
「先程からここに」
「そう…なら紅茶お願いするわ」
わかりましたと言ってこあと呼ばれた女性はその場を後にした。
パチュリーはそれでも本を読み続けるのだった。
緑色の中華服のような格好をした女性が紅い洋館の湖を超えた先でのんびりしているとメイド服を着た銀髪の女性がゆっくりと歩いて来たので驚くように声をかけた。
「咲夜さんじゃないですか!こんなとこでどうしたんですか?」
「美鈴…ちょっとね」
咲夜は綺麗な銀髪を風に揺らしながら目の前にある石に手を置いて反応した。
その石は白く二人ぐらいが座れそうな大きさの石だ。
「咲夜さん?」
美鈴は咲夜の反応に少し心配そうに名前を呼んだ。
「大丈夫よ。ここに来て忘れないようにしているだけ」
「何をですか?」
美鈴は不思議そうに頭を傾げた。
「何をかしらね…もう殆どは忘れてしまったけれどまだここが大切な場所だったと言うことは覚えているわ」
咲夜は不思議そうな美鈴を横目に話を続けた。
「そしてね、ここに来るとどうしても悲しくなって切なくなるの」
「なら来なければいいんじゃ…」
「これ以上忘れたくないから」
咲夜は美鈴の言葉を遮って
「これ以上忘れて何も無かったように過ごしていくのが凄く怖いの。だから…私はもうこれ以上忘れないようにまた来るわ。きっと」
私はまた来る。
どんなに切なくなろうとも悲しくなろうとも絶対に来るだろう。
またここに──忘れないために──。
咲夜は目の前の石に手を置いた状態で決意する。
そしてふと気づいたように咲夜は石から手を離し美鈴の方を向いた。
「美鈴あなた門番の仕事は?」
「え゛」
どうしたのかしら?と咲夜はすごく良い笑顔を美鈴に向けている。
「いや~そのですねっ!!少し風に当たろうかな~と思いまして・・・」
「門番ってずっと風に当たってると思うのだけれど?」
スッと咲夜はどこから出したのかナイフを美鈴に向けて帽子に付いている星にコツンコツンと当てながら聞いた。
「ひっ!いや!そ、そうなんですけどね!ここの方が風がよく吹きますから!というよりすぐ戻りますんで許してください!」
美鈴は弁解しようと慌てふためいて顔の前で両手をブンブンと左右に振る、だがその間視線はずっとナイフに向けられて説得力のかけらもない。
「判決、死刑」
「いーーーーやーーーー!!!!」
美鈴は全速力で咲夜から離れ門の方へ走って行ってしまった。
美鈴には後でお仕置きね、と呟きながら咲夜は石の上に乗って腰を下ろした。
「まあ後で良いか。久々の休暇だし」
咲夜は先ほどの感傷に浸るように石を撫でた。
その後、咲夜は数時間そこに居座ったが結局休暇なのに仕事をしに洋館へ戻った。
戻る途中で門番をナイフで串刺しにしたのは言うまでもない。
2話でしたね!
かといって話は進んでません、すみません
1話が主人公sideだったので今回は紅魔館sideです
次は白玉楼sideか?
と期待される方もいるやも知れませんが、そんなことはないです(汗)
そんなことをしてたら話し進みませんしね・・・
進めないと意味わからない状態が続いてしまうでしょうし、そんなことはないようにしたいのです!(もはや今の状態で意味不明なのに何を言っているんだ)
いやホントすみません
これからちゃんと進めますので
ここまで読んでくださってありがとうございました!
できればこれからもよろしくお願いします!
感想、質問、ご指導もお待ちしております!
ダメダメな作者ですががんばっていきますので!