1話、2話が1600程度で今回は3000字程度になっております
少ないですよね・・・すみません
これからどんどん増やせるように精進しますのでよろしくお願いします!
ではお楽しみ頂けると幸いです
パチュリーはレミリアが去った後本とにらめっこをしていた。
(この特殊な魔法を施してあるこの本…私は見た覚えがない。だけどこの魔力は私の?どういうことかしら?)
「読んでみる価値はありそうね」
そう言ってパチュリーは本を開こうとしたが裏に鍵をかけてあった。
開くのを一瞬断念しかけるが、そこは魔女としての好奇心が勝ったのかパチュリーは本の鍵を探し始めた。
「どこに置いてあるのかしら?私が作ったものなら私の部屋に鍵があるのが妥当だけど・・・」
そう思いパチュリーは本を片手に自分の部屋に歩いていった、小悪魔を忘れて。
「パチュリー様、紅茶をお持ちしました(決まった・・・これは咲夜さん並に瀟洒に決まりましたよ・・・!)」
コトと心地のよい音とともについ先ほどまでパチュリーがいた机に置いた、だがその紅茶を頼んだ張本人がいない。
小悪魔は首をかしげ辺りを見回す。
「あれ?パチュリー様?」
小悪魔は図書館の中をぐるぐる回ったが何処にもパチュリーの姿が見えずもう一度首をかしげる。
「もしかして・・・置いてかれた・・・」
小悪魔の頭の中に一つの考えが思う浮かんだ。
パチュリー自体がフラフラといなくなることが多いのでなくはない話なのだが、自分のさっきの行動が独りよがりのような状態になってしまっていた事に気づき小悪魔の顔が見る見る赤くなっていく。
そして小悪魔の羞恥が臨界に突破したときその場に座り込んで天を仰いだ、まああるのは天井だが。
「パチュリー様ぁぁぁぁぁぁ!!!何処いったんですかーーーーー!!!!」
小悪魔の嘆きのみが図書館に木霊した。
「今、小悪魔の声が聞こえたような気がしたけど・・・」
パチュリーはその場で振り返るが気のせいだと思い気にしないことにした。
(まあ、呼ばれたとしてもそんな大した事ではないでしょう)
この主人最低である。
「ここにもないか・・・となると何処?」
パチュリーは辺りを見回しふとタンスの上にある箱に気が付いた。
「あんな所に箱なんて置いたかしら?」
タンスの前に椅子を持っていき椅子に乗りタンスの上にある箱に手を伸ばす。
「高いわね・・・」
届かなかった。
そこまで背が高いわけでもないパチュリーにはギリギリ届かない高さにあったのだ。
「いつもなら咲夜を呼ぶのだけれど今日は休暇って言ってたし」
何か落とせるような棒を探すがパチュリーの部屋は基本、本ばかりのため棒のようなものはない。
「仕方ない・・・こんなことで使いたくもなかったけど、”落ちて来なさい”」
パチュリーが手を軽く振るとタンスの上にあった箱がパチュリーの手の中に納まるように落ちてきた。
「はぁ、こんな事に魔法を使う羽目になるなんてレミィが咲夜を休暇にするからよ」
この場にいない相手に理不尽な文句を呟きながら箱を机の上に置き確認する。
「認識阻害の魔法がかけてある?それもまた私の術式・・・。認識できるようになるには条件があったみたいね」
パチュリーは箱にかけてあった魔法の解析にあたる。
自分が組んだ術式のためすぐに解析できたのは幸いであった。
「この本を見つけて鍵を探そうとしないと見つからないようにしてあったのね」
だから気づかなかったのか、とパチュリーは納得する。
「他には魔法は掛けてないわね」
パチュリーは用心するようにゆっくりと箱を開けた。
「鍵ね」
「鍵だな」
「やっぱりこの日記に使うのか?」
「そうでしょうそれ以外に何があ・・・は?」
「ひ?」
パチュリーはここに自分しかいないはずだと思っていたため第2者の声に疑問を覚える。
「よ!パチュリー気づいてくれなくて中々に寂しかったぜ!」
「魔理沙!なんであなたがここにいるのよ!」
さぞ当然のように魔理沙はパチュリーの部屋にいた。
「なんでっていつも通り本を借りに来たぜ」
何かおかしいか?とでも言うように魔理沙は首をかしげる。
「新しいの借りる前に持ってった本返してほしいのだけれど・・・」
「大丈夫!返すぜ!私が死んだ頃にな!」
「今返しなさい今!」
「それはできない相談だぜ」
はぁとため息をつきパチュリーは顔に手を置いて頭を悩ませる。
「美鈴はどうしたのよ?のしてきたの?」
「ん?いや今日はあの中国はいなかったぜ?」
「あんの馬鹿門番・・・ちゃんと仕事しなさいよ・・・」
パチュリーの苦労は絶えない。
「そんなことよりこの本開けようぜ!鍵見つかったんだろ?」
「そうねそうしましょう・・・」
パチュリーは泥棒魔法使いと言い合っていては埒があかないので本に集中することにしたようだ。
賢明な判断である。
「じゃあ空けるわね」
「おう!」
どんな魔法が載ってるんだろうな!と魔理沙はワクワクしパチュリーも未知の物への探究心心躍っていた。
パチュリーが鍵を開け魔理沙が本を開いた。
「これは…日記?」
パチュリーはページをパラパラとめくる。
「それも私の字…」
「なんだよ日記かよーもっと面白いものかと思ったにのに・・・」
「いや面白いものではあるわよ。私、この日記書いたことも見たこともないんだもの」
「はぁ?何だよそれ」
「私にもわからないわね・・・取敢えず読もうかしら」
私は帰るぜー、と言いながら部屋を出ようとした魔理沙の襟を引っ張る。
「ぐえ・・・何すんだよ!」
魔理沙は襟を引っ張られ首が絞まったことをパチュリーに講義するために振り返った。
「あなたも見なさい魔理沙、ここは私の部屋私の許可なく入ることは本当はできないの」
「はぁ?なんだよそれ。現に今私はここにいるぜ?」
魔理沙は引っ張られた襟を元に戻しながら答えた。
「そう、だからおかしいのよ。私は許可した覚えはない・・・と言うことはあらかじめそうなるように設定していたと言うことでしょう」
「私がここに入れるように元からしていたって事か」
「そうね、でも条件があるのでしょう。今までは入れなかったわけだし」
「条件?何なんだぜ?」
「十中八九これでしょうね」
パチュリーは日記を片手に持ち魔理沙に向ける。
日記がねぇ、と魔理沙は首を傾げるがパチュリーはなんら疑問に思っていないらしい。
「私がそうしていたと言うことは何らかの意味があるのだからあなたも読みなさい」
「たかが日記だろ?そんな複雑な意味とありえるのか?」
「ありえるかもしれない」
パチュリーは断言する。
あるかもしれないと。
「ん~仕方ないぜ。他人の日記を読むなんて私の良心が痛むが読むか」
「何をいまさら・・・」
パチュリーはまた大きなため息を吐き、本を読み始めた。
魔理沙にも内容がわかるように音読である。
なんかシュールな光景だが二人はあまり気にしていないようだ。
12月10日 日曜日
2日前面白い人間が幻想郷にやって来た。
彼の能力は忘れられる程度の能力。
私は面白い彼を忘れないようにこの日記を記す。
そうそうそこには魔理沙もいるかしら?
この日記は魔理沙と一緒に彼を忘れないために作ったもの、魔理沙のいたずらでわかりにくいと ころに置いて置くことになったけど私なら見つけられるでしょう。
これを今読んでいる私が彼のことを覚えていないようならこの日記を読みきるといい。
この日記には私と魔理沙の記憶が戻るように魔法をかけて置いたわ。
ページを読む毎にその日の記憶が再構築される仕組みよ。
だけど彼の能力は厄介でね。
人の記憶だけじゃなしに物や場所にも彼の能力は適用するみたい。
それ対策の魔法もかけてはあるけれど明日になるとこの日記はどうなっているかわからないわ。
消えていたらお手上げね彼のことを忘れるしかないわ。
「そうだわ!彼がやって来た幻想郷に─―」
「ああ、そうだったぜ・・・あいつが・・・うっ・・・」
「魔理沙!?大丈夫!?」
その場にうずくまってしまった魔理沙にパチュリーが駆け寄る。
「大丈夫だぜ・・・やっとわかるんだ。この涙の訳が・・・パチュリー続きを頼む」
「え、ええ・・・」
まだ記憶はそこまでしかない続きの記憶が再構築されるには読み続けるしかないのだ。
パチュリーは魔理沙の事を気にしながら続きを知るために日記を読み始めた。
その日レミィ─レミリア・スカーレットは新しい使用人として彼を連れてきた──。
ここぐらいまでがプロローグと言ったところでしょうか?
次回から満を持して主人公の登場です!
3話まで出てこない主人公ってどうなんでしょう(汗)
今回で話が進むと言いましたね
進まず進める準備になっちゃいました(てへぺろ
・・・・申し訳ありません
次回は進みます進めますんでよろしくお願いします!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
できればこれからもよろしくお願いします!
感想、質問、ご指導もお待ちしております!
ダメダメな作者ですががんばっていきますので!