狭い鉄の檻の中で、私はじっと解放の瞬間を待っている。
ぐつぐつと腹の底から湧き出る衝動が私を焦がす。
風が心地良い、日差しも穏やかだ。
あなたの綺麗な瞳が、私を昂らせる。
『美しい青空が広がる、東京レース場。ターフも絶好の良バ場となりました!』
『名勝負になる舞台は整いましたね』
『3番人気には9番トロピカルスカイ。この評判は少し不満か? 2番人気はこの娘、2番ヴァイスグリモア。さぁ、今日の主役はこのウマ娘をおいて他にいない。本日の1番人気5番アッシュストーン!』
『みんないい表情を見せていますね』
『各ウマ娘、ゲートに入って体勢整いました』
だから見ててね、私が勝つところを。
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桜が散り、蒸し暑さに悩む季節になりました。最近もりもりスタミナが付いてきて嬉しいシロノリリィです。今は1800mまでならスタミナが保つ様になりました。この調子ならクラシック級に上がるまでに5000mぐらい走れる様になりそうですね!
トレセン学園に入学してから2ヶ月ほど経って、今は6月の初旬。あれから毎日のようにトレーニング漬け生活です。今はスタミナトレーニングの為にプールで泳いでいます。プールで泳ぐのは効率よく体力を増やせるとるるちゃんが言ってました。
私はかしこいので、そういった専門的な事を考えるのは出来る人に任せます。信頼しているとも言えます。まあ、実際とっても頼りにしていますけどね!
プールで泳ぐのは結構楽しいです。走るのとは違う感覚がなかなか新鮮だと感じます。楽しくてスタミナも付いて、まさに一石二鳥というやつですね!
そういえばトレーニングが終わったら、一度トレーナー室に来て欲しいと言ってました。何かあったのでしょうか?リリィちゃん気になります。
「2人とも揃ったわね? さっそくだけど本題から入らせてもらうわ」
ホワイトボードの前で待っていたるるちゃんがペンで色々書き込んでいます。ライスちゃんと一緒にソファーに座って眺めていると、一通り書き終わったるるちゃんがこちらに振り向きました。
「まず、2人のメイクデビューの日が決まったわ。今から2週間後の6月後半のこの日で、まずリリィが先で後日にライス。場所は2人とも東京レース場で、距離はリリィ1600m、ライスは2000m。とりあえずここまでで質問は?」
おぉ! 遂に来ましたね! まだ時間はありますが、より一層トレーニングに力を入れなきゃいけませんね!
「無さそうね? コースの細かい説明は後でするとして、リリィの方は有力とされてるウマ娘がいるの。それがこの子『アッシュストーン』よ」
そう言って机の上に資料を置いてくれました。
なるほど、大柄でパワー自慢のウマ娘さんのようですね。
「で、リリィ。今回のレースなんだけど……ぶっちゃけ作戦なんて無いわ」
「つまり私の好きな様に走れって事ですね!」
「……ツッコミとか欲しかったけど、まあ概ねその通りよ。今は作戦を考えるよりもシンプルに走りやすい場所を陣取って、脚を残して最後にぶっちぎる! ぐらい雑なやつでいいわ」
「リリィちゃんはまだ駆け引きが出来るほど経験を積んでいないからだよね? 経験が足りないのは、ライスも一緒だけど」
「そうね。模擬レースとかしたかったんだけど、私が新人トレーナーだから誰も相手してくれなかったのよね……」
小声で「……舐めやがってあの野郎共」とるるちゃんが言っています。ウマ娘の聴覚だと、こういう小さい声も簡単に聞こえてしまいます。……聞かなかったことにしておきますね?
「……模擬レースが出来なかったのは残念だけど、そのかわりにリリィの情報は他のトレーナーにほとんど伝わってないと思うわ。ライスは高等部っていう事もあって大分情報が流れているけど……」
「大丈夫だよ、お姉さま。ライスが勝つから関係ないよ」
「頼もしくって何よりよ。……リリィは強さよりも、容姿の方が話題になってるというのもあるけどね。じゃあ次にレース場の説明をしていくけど──」
それからはレース場の特徴などを説明してもらったりして解散しました。
2週間。長い様で短い期間です。ママとパパにメイクデビューの日付を伝えたら、当日会場まで応援に来てくれる事になりました。お仕事で忙しいと思うのに直接応援に来てくれるなんて、とってもありがたいです! 2人には私の勇姿をお見せしなければなりませんね!
そして時間はあっという間に過ぎて、メイクデビュー前日の夜になりました。
今日のトレーニングは調子を整える感じで軽く済ませ、その後対戦相手のデータ確認とコースの再確認をしました。
いよいよです。私のはじめてのレースが来ます。
「リリィちゃん、いよいよ明日だね!」
「うん! ちょっと緊張するけど、やっぱりレースは楽しみだよ!」
今は私のベッドで向かい合いながらおしゃべりをしています。ちょーこうふんしてきました! いまの私はつよつよリリィちゃんです!
「やれるだけの事はやったから、後は全力でやるだけだよ!」
「後もう一つ大事な事、あるよね? ……それは」
「「全力でレースを楽しむ!」」
顔を合わせて笑い合います。ライスちゃんの笑顔は綺麗です。
「なんだか不思議な気分。ライス達、本物のレースをするんだよ。……ずっとテレビで見ていた、あのレースを……」
「正直、実感なんて湧かないよね……。でも、やっとだよ……やっと、ここまで来た」
ライスちゃんのお顔を見つめながら口を開きます。
「まだここは始まりに過ぎないけれど、やっとここまで辿り着いた。……2人で走るのはまだ先だけど、まずはここからだよ」
「リリィちゃん……。うん、そうだね。まずはここから……。ねえリリィちゃん……ライス以外に負けないでね?」
「ううん、ライスちゃんにも負けないよ?」
お互いの真剣な表情になんだか可笑しくなって、お互いにくすくすと笑いが漏れました。
「……明日、いっぱい応援するからねリリィちゃん!」
「うん! ありがとうライスちゃん!」
なんだかいい雰囲気ですね、これが青春というやつですか! ……そういえば、気になった事があったのでライスちゃんに聞いてみる事にしました。
「ねえねえライスちゃん」
「どうしたの、リリィちゃん?」
「あのねいつも朝起きる前の事なんだけどね……
ライスちゃんはどうして、毎朝私の頭の匂いを嗅いでるの?」
ライスちゃんのかわいいお顔が固まっています。睫毛長いですね。
「ごめんね、リリィちゃん。……あのね、ずっと前から思ってたんだけど、リリィちゃんってね、すっごくいい香りがするの。だからそれがすごく気になって……」
「嗅ぎたかったの?」
「うん……あっ! ちがっ、リリィちゃんが嫌なら止めるから……」
「? ライスちゃんなら別に平気だよ?」
「本当に?」
「う、うん……。ライスちゃん、お顔近いよ……」
なんだかライスちゃんの圧が強いです。私のママも時々「リリィちゃん成分が足りないっ!!」って言って私を抱きしめて全力で吸ってきました。ママに聞いたら、家族だし仲良しさんならこれぐらい普通と言っていたから、私の大好きなライスちゃんとこういうことをするのは別におかしくないと思います。
あれっ?ライスちゃんの目がちょっとこわ……
「…………リリィちゃんが悪いんだよ?」
……それから30分ぐらい匂いを嗅がれ続けました。流石にちょっと疲れました。頭皮とうなじと鎖骨が特にいい匂いがするって言ってたけど、私にはよくわからないですね。
一緒に暮らしていると、こういった自分の知らないライスちゃんの一面を発見できて嬉しくなります。
あとライスちゃんもいい匂いがしました。今日はよく眠れそうです。
ライスシャワーのやる気が上がった!
私は今、東京レース場へと車を走らせているんだけど……なんか、今朝からライスがめっちゃツヤツヤしてるのよね。後なんかリュック背負ってるわね、何が入ってるのかしら?
「……ライス、絶好調だけど何かあったの?」
「……リリィちゃんのおかげだよ♪」
「……よく分かんないけど、まあ元気ならいいわよ」
リリィの方を見たけど、特に覚えが無さそうなかわいい顔しかしてないわね? 2人とも調子が良さそうだし、まあレースに悪影響も無いからいいかしら?
「……なんか、2人とも距離が近くない?」
これは確実に気のせいじゃないわ。だってお互いべったりなんだもん、隙間すらないわ。間に挟まれたシートベルト君が気の毒ね。
「……いつも通りだよ?」
……ね〜? じゃねぇよ。……息ぴったりだな。
「……そろそろ着くから、2人とも準備してね」
正直眼福だけど、流石にブラックコーヒーが欲しいわね……。
「今回のメイクデビュー、お前は注目してる娘はいるか?」
「俺はやっぱりアッシュストーンだな。あのパワーの持ち主はなかなかいない。それに、色々デカくて興奮する」
「……そうか。俺としてはトロピカルスカイちゃんが気になるな。なんたって、可愛いからな」
「待て、アッシュストーンも可愛いぞ。実は炭酸ジュースが苦手らしくて……いや、そもそもウマ娘ちゃんはみんな可愛い」
「それには同意しかない。……ところで、このシロノリリィって娘は知ってるか? この中で唯一の中等部らしいんだが、いかんせん情報が少ない。なんか、噂によるとめっちゃかわいいと評判なんだが……」
「いや、俺も分からない。……おっ、パドックでお披露目が始まったな」
実況の人達が、今日出走するウマ娘達を紹介し始めた。
『1番9番人気リボンオペレッタ。ものすごく緊張していますね』
『本番までに調子を取り戻せるといいのですが』
観客達がそれに注目し、ウマ娘達が紹介されていく。はじめに紹介されたウマ娘は緊張のせいで手と足を同時に動かしていて、それが初々しくて観客達に微笑ましい目で見られていた。
はじめてのレースだ、仕方がない。あの皇帝シンボリルドルフですら当時は緊張していたのだから。
そんな中堂々とした様子で1番人気のウマ娘が現れた。
『5番1番人気アッシュストーン。堂々とした様子だ』
『いい仕上がりですね。まるで今日の主役は自分だと言わんばかりです。好走を期待したいです』
「……やはり、アッシュストーンは仕上がりからして違うな」
「そうだな。だが、それでもレースに絶対は無い。……まあ、トレーナーでも何でもない俺達が評価したところで何も意味はないんだけどな」
「急に冷静になるなよ……」
少々虚しい気分になりながらパドックのウマ娘達を眺める。この中の誰かが未来のスターになるかも知れない。そんな事を考えながら紹介を聞いていた。すると、あるウマ娘がパドックに現れたのを機に、周りが急に静かになった。
『…………8番7番人気シロノリリィ。唯一の中等部からの参戦です』
『…………あ、仕上がりも中々なものです。高等部のウマ娘達に勝てるか、注目ですね』
そこに居たのは、生きた芸術とでもいうかの様なウマ娘だった。
穢れ一つも無い純白のウマ娘。その美しさに誰もが目を離せなかった。
ベテランである実況の人達ですら一瞬見惚れてしまうほどの圧倒的美貌。当然周りの観客達も口をポカンと開け、それを見続けている。
すると、「リリィちゃ〜ん!」と呼ぶ声に反応した白い少女は太陽の様な満面の笑みでその声の主、恐らく両親に手を振っていた。
まるで天使の様な気品のある顔から一転して、年相応のかわいらしい表情にコロっと変わったのを見て、更に人々は魅了された。
「………………推すわ」
「………………俺も」
『ご両親を見つけて手を振ってますね』
『微笑ましいですねぇ』
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始まります、私のレースが。
聞こえます、風の音が。
香ります、青々としたターフの匂いが。
もうすぐ鉄の檻が開く。
はやくはやく、もう待ちきれない。
ガコンッ!
檻が開くと同時に、私はターフを抉り、飛び出した。
『スタート!』
『各ウマ娘、そろってキレイなスタートを切りました!』
『誰が先頭に抜け出すか、注目しましょう』
『先行争いは7番レディアダマント、6番ファスターザンレイ、3番トモエナゲ期待通りの実力を出せるか? 1番人気アッシュストーン7番レディアダマント、快調に飛ばしていきます。ハナを奪っていったのは7番レディアダマント続いて3番トモエナゲ。7番レディアダマントと3番トモエナゲ、序盤からやりあっています』
『いいライバル関係になりそうですね』
『さあ、ハナに立ったのは7番レディアダマント。このままリードする事ができるのか?──』
──アッシュストーンさんは前方4番手で、私は現在後方の6番手。
正直このまま何も考えずに全力で走り抜けたい気持ちが強いですが、そんな事をしたら私の足が残りません。
今日は絶好のレース日和です。とても、心地がいい。
……だから私は我慢します。この昂りは、最後の直線で全部発散させてもらいましょう。
……おや、もうコーナーが来ましたね。私の脚は残っています。
……今日は何だか体が軽いです、もう何も怖く無い!
アッシュストーンというウマ娘は才能に溢れていた。
地元では負け知らず、恵まれた体格とパワー、そして獣の様なレースセンス。選抜レースを1着で駆け抜け、見事にスカウトを勝ち取った彼女は、今日も己の勝利を疑わない。
『アッシュ、君の走りなら今回のメイクデビューも確実に勝利できる』
『任せとけトレーナー! 祝勝会は焼肉で頼むぜ?』
『…………おう、任せろ! トレーナー様の財布に不可能はないっ!』
(……コーナーに入ったが、この白チビが微妙にジャマだな…。オレの外側で絶妙にブロックしてやがる……)
この時、シロノリリィは特に何も考えておらず、ただ自分が走りやすいところにいただけなのだが、それがたまたまいい感じのブロックとなっていた。
(……が、問題ねぇ。脚は残ってる、オレのパワーなら問題ねぇ。……まだだ、まだ抑えろ……)
『──大ケヤキを超え第4コーナーカーブ! 内からくるか、外からくるか! 最後の局面です! まだ1バ身以上の差があるぞ! ここからとらえることができるのか! 勝負は最後の直線に持ち越された! 最終コーナーを曲がって最初に立ちあがったのは7番レディアダマント! 抜け出したのは7番レディアダマント! だが後続も追いすがる! 先頭はレディアダマント、変わらない!』
(……今だっ!!)
彼女は今日も己の勝利を疑わない。この場に敵などいない、全て己の糧とする。
残る力を脚に込め、暴力的なまでの加速で群れを飛び出した。
「あっはっはあぁぁぁぁ!!!」
獣の如く叫びながらひたすらに前へと進む。あっという間に先頭を抜かし、1バ身、2バ身と差をつける。
(──最高だ! 誰もオレに追いつけねぇ!)
ここから先の景色は己だけのモノだ! そう言わんばかりに進む彼女の後ろで、ターフが爆ぜる音がした。
(──……は? 何の音……)
振り向いたのはほんの一瞬、だが、たったそれだけの間に己の横を白い小さな影が駆け抜けた。
(───…っっ!? 嘘だろっ!? 誰がっ!!)
白い軌跡が己の遥か先を駆け抜けていく。まるで、自分など眼中にないかの様に真っ直ぐに。
(……ふっざけんなっ!! 勝つのはこのオレだっ!!)
瞬間、その怒りに呼応するかの様に全身から今まで感じたことのない様な力が湧きあがる。
(──潰す潰す潰すっ!! そこは、オレの場所だっ!!)
己のどこにこんな力が眠っていたのか、そう思う様な暴力的な加速だった。
──だが、届かない。
(くそっ! くそっ! ……くそったれぇっ!!)
選抜レースでも模擬レースでも、彼女は本気になれなかった。その才能ゆえに、驕っていた。だが、己の先を行く気に食わない存在がその驕りを叩き潰した。
──最終直線でアッシュストーンさんがスパートをかけたのが見えました。
なんだか不思議な気分です。あの人はとっても力強くて、とっても速い。
でもね、大丈夫。だから見てて、ライスちゃん。ママ、パパ、それにるるちゃん。
──私の方が、速いから!
瞬間、轟音と共にターフが爆ぜた。
最早少女の姿は見えない、白い軌跡のみがターフの上を描く。
──逃げる小動物など眼中にない、傲慢な獣など踏み潰す。
その圧倒的な力で芝を蹂躙しながら、2バ身、3バ身と差をつけ、少女はゴール板を駆け抜けた。
『なんという末脚! ライバル達を薙ぎ倒し、見事ゴール板を駆け抜けた!
これは見事な走り! メイクデビューを制しました! シロノリリィの完勝でした! 1着は8番シロノリリィ、2着は5番アッシュストーン、3着は6番ファスターザンレイ──』
──満面の笑顔と共に観客席に手をあげる。どうだ! 見ろ! 私が勝ったんだ! その想いに応える様に、レース場を祝福の歓声が包み込んだ。
──まずは一歩、これからです!
「リリィちゃん!!! 最高にかっこいいよぉぉぉ!!!!」
「よっしゃあぁぁぁ!!! リリィの勝ちじゃあぁぁぁ!!!」
「リリィちゃんだいすきぃぃ!!!! あぁぁぁぁ!! すきぃぃぃぃ!!!」
「うわー! ライスがおかしくなった!? ……あ、いつもこんな感じ……んなわけねぇだろっ!?」
「本当にリリィちゃんがかっこよくって……すき……ねぇ! お姉さま見たっ!? あの最終直線の加速っ! もうほんっとうにかっこよくって……いつものかわいいリリィちゃんも、もちろん最高なんだけど、あのキリッとした目がね、もう堪らないぐらいかっこいいの……。あぁ、すごいよリリィちゃん……!」
「……あなたウイニングライブ見て大丈夫? 気絶しない?」
「リリィちゃんの晴れ姿を見る為なら、ライス何があっても倒れないよ? ……あっ! お姉さま、ライブの時はこれを使ってね!」
そういやなんかリュック背負ってたな……と思っていたらやたらとクオリティの高い手作りのハッピと鉢巻を手渡された。
「これって……」
「もちろんペンライトはリリィちゃんのイメージカラーの白だからね! ライブが楽しみだなぁ! ……あぁっ! リリィちゃんがライスに手を振ってくれてるっ!! リリィちゃぁぁん!!! だいすきぃぃぃ!!!!」
シロノリリィが印刷された鉢巻とハッピを手に、愛バの豹変した姿に呆然としていた。
この後行われたライブで、ライスシャワーはこれ以上のテンションでめちゃくちゃキレッキレのペンライト捌きを周りに見せつけ、その愛を知らしめた。
余談だが、後日のライスシャワーのメイクデビューも無事勝利したが、先日のライスシャワーと同じような興奮具合のシロノリリィを見て、お似合いですね、としか感想が出てこなかった。
「ライスちゃん!!! 最高にかっこいいよぉぉぉ!!!!」
「ライスちゃんだいすきぃぃっっ!! あぁぁぁ!!! すきぃぃぃ!!!」