Re:東方最高神[零(ZERO)]【プロローグ編】(完結)   作:神森リョウカ

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どうもです、お馴染みの母核リョウカです…それじゃあ前回のあらすじを簡単に言うと…私達はある日にリョウカちゃんからとある計画の話が来て……それが今の現状を打破する為の軍事力の拡大強化計画を再び行う事にしました……一応表向きはIS世界での事件に動く事になっているので……それがまさかこの計画の為にとは誰も知らないでしょうね……とは言え、結局は何処から漏れたかは知らないけどイレギュラーとして再び神々の大編隊が襲って来たけど……リョウカちゃんの龍華(リョウカ)の一斉斉射で呆気なく消滅させられたけどね……それ以後は何事も無く順調に進んで行って……一先ずは計画は完了しました………ただまあ…リョウカちゃん自身が言ってた事ですが……これでも完全じゃないので……何は再びこの計画をやる事になる事と……何度か決行する事も聞かされてます……っとまあこんな感じですが……今回も見て下さいね。


第14話 [閑話:その6]追憶の記憶[No.1:淵森母神一家の兵士の真相]

OPBGM:作品名【夜廻シリーズ】曲名【夜廻三:オープニングテーマ】

 

 

 

 

あれから更に数ヶ月が経過してどうにか軍事力が全て安定して……兵士の数もかなり多く揃える事が出来た………そんなある日の事……

 

 

リュウカ(本体)「それで、みなさんを集めたのは分かりますが…何で兵士のみなさんも?」

 

リョウカ(本体)「ええ、そろそろ頃合いかと思ってね……。」

 

大石「……姫様、どう言う意味でしょうか?」

 

リョウカ(本体)「……さてみなさん、此処でもう一度だけおさらいです……そもそも兵士のみなさんの正体はご存知ですね?」

 

めぐみん「それは勿論……リョウカちゃん達自身のクローンですよね…?」

 

リョウカ(本体)「その通りです……かのBIG BOSSの100%のクローンであるソリダスさんと同じです……更に正確に言うならば……文字通り私達の血肉を全て使ったクローン……っとでも言うべき存在です……ある意味では……私の兵士のみなさんは文字通り全て私の血肉を使ったクローンで誕生したのですが……他のみなさんの場合には能力で創造したと言う感じなので……明らかに明確な差が開く訳です……と言うのも……私達の血肉を使ってるか否かで全てが決まってしまう程にね……。」

 

リュウカ(本体)「リョウカちゃん……それはどう言う事ですか……?」

 

リョウカ(本体)「…………でははっきりと直球に言うとね…………本当はね……私の兵士の実力と能力は………私と全く同じなのですよ。」

 

全員(リョウカ除く)『………!!』

 

リョウカ(本体)「……みなさんが驚くのも無理は無いです……そもそも、私の血肉……いえ……犠牲になってしまった私の遺体をそのまま使って魂を宿らせて……兵士として再誕させると言う悪魔の様な手段で誕生させてるのですから……その技術を知ったのはあの時……私がじいじとばあばのエネルギーと能力を得て眠ってる時に不意に記憶を覗いた時に初めてその技術の記憶を知った訳ですがね………そして……兵士のみなさんが本体の力を解放させる為の能力を取り戻して来た訳です……………。」

 

めぐみん「ちょ……ちょっと待って下さい!話が追い付かないのですが……えーっと……直球に言うとリョウカちゃんの別の時間軸にて犠牲になった遺体がそのまま兵士になったけど……その力は封じられていた……でもその力を解放する為の手段を取り戻した……そんな感じですか?」

 

リョウカ(本体)「まあ、大雑把に簡単に言うとそうなりますね……ただこう言う事です……この悪魔の様な手段で出来上がってしまった私の兵士達は私と同等です……勿論使える能力や技も同じ……無論武器装備も一緒……しかも私が強くなれば……みなさんも同様に同格になる訳です……だから、私達の遺体を使ってるのか否かで滅茶苦茶変わると言う訳です……でも………もし仮に創造能力で出来た場合の兵士が……その対応の遺体を用いて誕生させたならば話が別ですがね……。」

 

リュウカ(本体)「う〜ん……分からないですね……。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「しかし姫様……我々が姫様の御遺体で創られたのが事実であって……姫様と同等であるのが事実ならば……何故我々は今の今までその力が封じられているのでしょうか……?」

 

リョウカ(本体)「そうですね……私もどうしてみなさんの力を封じたのかはまだその記憶を持ってはいませんが……恐らく別の時間軸の私達が仮にもしみなさんが敵対してしまった時に鎮圧が出来なくなってしまう事を恐れて敢えて力を封じたのでは……っと推測してます……でも私からすれば、例えみなさんが敵対しようが家族は家族……家族を殺す事は出来ませんよ……。」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「姫様……。」

 

リョウカ(本体)「確かに敵対したら怖いのは私も同じです……でもねそれで解決するとでも本気で思う位ならば…あんな大惨劇が起きた時に多少結果が変わっていたのでしょうに……敢えて力を封じたのが仇となった訳ですよ………特に私はね………。」

 

めぐみん「……!!……そう……でしたね……もし仮にリョウカちゃんが1人旅の時に本来の力の兵士のみんなが居れば……ほぼ確実にリョウカちゃんは守れた上で勝てたのでしょうね……。」

 

リュウカ(本体)「そうですね……もしそうだったら良かったですね……。」

 

リョウカ(本体)「まあね……とは言え……話は戻すけど……私からすれば例えみなさんに負けてしまっても文句は一切無いですしそればかりかそれで良いのですよ………でもね、それはそれでかなり不味い事になります………。」

 

ラウラ「何が不味いのだ?」

 

リョウカ(本体)「確かに私達は兵士のみなさんに負けても別に良いのです……っが……それだと周りが絶対に黙ってはいません……と言うのも……もし私が一番階級の低い兵士に負けたとする……そうなると……『私が高々1番弱い兵士1人に負けた。』……と言う認識を植え付けられたとすれば……私達の存在意義だけでなく全国民の士気もダダ下がりになり……最終的に国家が崩壊する事に成りかねない事態にまで発展する訳ですよ……………だからこそある意味で問題なのは………兵士に負ける……そう……兵士と言う立場をどうにかしなければいけない訳ですよ……。」

 

大高「なるほど……事情が良く分かりました……しかしそうなりますと……色々と世話になって来たであろう兵士の皆様方の今後の対応そのものを……いや……人生そのものを大きくへし曲げなければいけなくなる訳です……。」

 

リョウカ(本体)「ええ……だからこそ私はある決断に至った訳ですよ……。」

 

めぐみん「………何となく察しが付いたけど敢えて聞くけど……何をする気ですか?」

 

リョウカ(本体)「………兵士である以上は負ければそれこそ国家レベルの大問題になる………それならばいっその事………兵士のみなさんには……【私達の妹か娘になってもらいましょう。】」

 

全員(リョウカ除く)『………え?』

 

 

このリョウカの考えた決断と言うのが……まさかの妹になる事だった……

 

 

めぐみん「ちょ……ちょっと待って下さい…流石にそれは予想は出来ませんでしたが……正気なのですか?」

 

リョウカ(本体)「無論ですよ?と言うのも……姿形……そして力や能力も全て一緒……とは言え記憶は兵士としてですがね……私からすれば……一応は妹でもあって娘でもある訳ですが……まあ産みの親が私自身だからね……でもこうでもしないと周りがギャーギャー喚く可能性が高い訳ですよ……それにね……私達にとっては姉妹同士の戦いでどっちが勝ったとしてもそこまで変わる訳では無いのですがね……だから仮に兵士のみなさんが妹になって私達と戦うとする……そして当然兵士のみなさんが勝ったとする……無論私達の妹だと言う事にはなっているので……姉に勝る妹だと言う軽い認識程度で済む訳ですよ……まあ逆に私達の姉にしようか考えましたが……そうなると今度は私達の立場が危うい上に私達の存在意義が無くなる訳なので……妹若しくは娘と言う事になりますよ。」

 

めぐみん「はぁ……なるほど……まあ大体は分かりましたが……これだけ大人数……いえ…無数も存在する兵士のみなさんを全て妹か娘にするのは色々不味いのでは?」

 

リョウカ(本体)「そうは言っても、もう既に無数の私達の存在が居ると言うトチ狂った世界になっている以上……今更兵士のみなさんが妹若しくは娘になったとしても問題は無いですよ……更に言えば私達の世界は色々とぶっ飛び過ぎたカオスな空間ですし……多種族の市民や色々な物や空間がある上で……無限に成長及び拡大する等色々挙げればキリが無い位のカオスな空間にどう反応しろと仰る訳ですか?と言う話になる訳なので無問題ですよ……。」

 

カズマ「なあ、それだったらそのまま兵士のままの方が良くねえか?」

 

リョウカ(本体)「そうはいかないですよ?と言うのもこの空間に住む者達は私達の事を色々と認知されています……良い意味でね……今も尚も最高の評判が続いてる訳ですし……尚且つ色々と知り過ぎてる訳ですがね……とは言えここまで広く認知されてる以上……無論もしマスコミとかに知られたら色々と不味い訳ですよ……だから如何にこの空間だろうが絶対にそれは出来ない。」

 

カズマ「……だよな……。」

 

リョウカ(本体)「ただ、もう一つの手段として……そもそも力を与えないと言う方法を取るのも有りですが……それだと私達の流儀に反する事になるのでね………とは言うものの……力を封じられている理由も一理は有りますからね……だからこそ兵士のみなさんに聞きます…………力を得る代わりに兵士としての使命を捨て……新たに私達の妹若しくは娘へとなって新たなスタートを切るか……それか力を封じられたままで尚且つ兵士のままで居たいのか……好きな方を選んで下さい……ただし………力が欲しいならばそれ相応の覚悟を持って欲しいですよ?特に私の場合はね……私の全てを共有する訳です………つまりは私のこれまで背負って来た罪と大罪を全て私と共に背負い……兵士としてではなく……同じ私達の立場となり……いつ何処で襲って来るか分からないイレギュラー及び神々に本格的に狙われる上…………同じ私である以上……全てを守り通せる覚悟が有るか否かを……私に証明して欲しいです。」

 

リョウカ兵士(総帥神全員)『………………。』

 

リョウカ(本体)「この会議終了後に……もし覚悟が出来たならば私の所へ来て下さい……貴女達の覚悟を改めて問います……。」

 

リョウカ兵士(総帥神全員)『了解…です…。』

 

リョウカ(本体)「勿論ですが……生半可な覚悟で来るならば……その時は流石に私でもみなさんを追い返しますよ?」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「……はい。」

 

めぐみん「まさか……やる気ですか?」

 

リョウカ(本体)「さぁ?どうでしょうね?……唯ね……如何に私でもね、生半可な覚悟で来る輩に力を与えるのは些かどうかと思う以上に………怒りすら思えますよ……だからこそ試す……もし覚悟が出来たならば何時でも良い……私の元へ来なさい………勿論、死ぬ覚悟も持った上で……だけど。」

 

カズマ「完全にやる気の目だな………。」

 

リュウカ(本体)「良いのですか……?」

 

リョウカ(本体)「今回ばかりは兵士のみなさんの問題です……来るか来ないかは自由です……来ないならばそれでも良い………でも来るならば覚悟を持て……人生そのものを大きくへし曲げる覚悟を持てるのか?更には……対等の立場になる故のプレッシャーにも耐えれる覚悟が有るか?他にも言えばキリが無いですけど……まあ纏めて言うと……今の自分自身を殺して……新たな自分自身へ産まれ変わる覚悟が有るのか?……っと思えば良いのですが……言うだけならば簡単でしょう………っが……実際にやるとなれば最早正気の沙汰では無い……文字通り自分自身のこれからの人生や夢そのものを捨て去り……自分自身をも殺すのと同義な事をやらなければいけない訳ですよ?それでも力が欲しいならばその覚悟を持て……と言う訳です。」

 

めぐみん「なるほどね……そう言われるとリョウカちゃんの言う事が正しいですね……。」

 

大石「……自分自身を殺すか……確かに言われた人間は正気を疑う様な事だな。」

 

リョウカ(本体)「ええ、だからこそそんな覚悟を持たない中途半端な覚悟ならば普通に門前払いですよ……もし仮に力を貰ったとする……それでその力を扱えれるかどうかも問われる訳です……中途半端な覚悟で貰おう物ならそれこそ力に溺れて……別の時間軸の私みたいに暴走した挙句に世界を壊す羽目になるか……自分自身を蝕まれてそのまま消滅して死ぬか……それか制御が出来ても結局は副作用で暗黒面に堕ちてしまうかのどれかですよ……だからこそ簡単にあげる訳にはいかない………。」

 

リュウカ(本体)「ですね……。」

 

リョウカ(本体)「……後……もう一つ条件として、みなさんの内代表者の1人だけ来て下さい……ただし、誰一人でも覚悟が出来てないならば出直してもらいます……必ず全員が承認した上で私の元へ代表者が来て下さい………。」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「了解しました……。」

 

リョウカ(本体)「………とは言え………私自身もそれ相応の覚悟が要るけどね………。」

 

めぐみん「……え?」

 

リョウカ(本体)「……実はね……私は更に記憶を探ってみたらね………ある事実に辿り着いた……とは言えまだまだ未完全の記憶ですがね……とは言え未完成とは言えその一部分の記憶が復帰した訳ですが……さてです………実を言うとね……今のこの代の私は元々、産まれる事は無かった………厳密に言うならば……リョクヨウお母さんとアヤカお父さんの元ではなかったですがね………。」

 

全員(リョウカ除く)『………え?』

 

リョウカ(本体)「………本来なら私は死産で死ぬ筈だった……しかし運命は産まれる筈だった私の能力の影響で無理矢理私が産まれた………しかし…………その代償が重過ぎた…………。」

 

リュウカ(本体)「……その代償って……?」

 

リョウカ(本体)「………超弩級以上の超虚弱体質……その上で末期癌付きで私が小学生に入学出来るか否か位の余命宣告を受けていた………。」

 

全員(リョウカ除く)『………!!!』

 

リョウカ(本体)「でも……虚弱体質は生まれ持った体質で超再生能力と不死の能力で……余命宣告は……死ぬギリギリに発揮して……私は不老不死になった…………しかし………それが幸か不幸か……それが地獄だった………先ずどんな事しても必ず私が死ぬ………例えば……今この場で私が椅子から立とうとすればその瞬間に足が複雑骨折した挙句にその衝撃で内臓がやられて死んだりとか……私が挨拶しようとしてお辞儀しただけで首が骨折して死んだり……更には色々な重篤な病気に掛かっては死んだり………挙句にはほんのちょっとでも何かが指に触れただけでもその触れた部位が骨折……若しくは捥げて……その衝撃でまたしても内臓がやられて死んだりとかもする等……まともに私は生活を送る事が出来ず……只々……専用の病室にて完全に身体を固定され続ける羽目になった…………。」

 

零月「そんな……それは本当なの?」

 

リョウカ(本体)「ええ、本当ですよ……私はその所為で全てに絶望して……死のうかとも思いました……しかし死のうと思っても死ぬ事が許されない身体………無論何度も死ぬとは言うけど痛みも感じるし苦しみます………でも……ある日突然………私は別の世界に居た……それと同時に私の身体に大きく変化が有りました……問題の超虚弱体質と末期癌も無くなっていた……私は自由を手に入れた気がして喜んだ……しかし………その世界は零月お姉ちゃんと斬駆お兄ちゃんの所だと思わなかった………その所為であの家庭崩壊に巻き込まれる事になり……あの地下ビル事件にも巻き込まれて……私は死亡……そしてまた別の世界にて生き返った……しかし生き返ったのは良いけど当時の私は………死ぬ前の記憶を失い……私がその世界へ行く前の身体……のかなりマシの状態の身体になってました……とは言え……転べば当たった部位にもよるけど……普通に大怪我若しくは致死級レベルの大量出血……更には病気に掛かり易いのも変わらない…………それでも……あの地獄と比べたら遥かにマシです……ある程度自由には動けれるだけでも嬉しかったけど………普通に元々の運悪さで非常に死にやすかったのは確かだったけどね…………。」

 

めぐみん「そんな事が……。」

 

リョウカ(本体)「……………それとね………私がそもそも大和好きになったのはね……大和ではなく……桐生さん達の所の……あの尾道の秘密で憧れを抱いたのです………無論ですが当時の私は勿論車椅子生活でしたがね……。」

 

カズマ「そうなんか?」

 

リョウカ(本体)「……ええ……でも私達が尾道の秘密を知った所為でじいじ達が死んでしまった事は今でも後悔してます。」

 

リュウカ(本体)「………その世界のじいじ達って………。」

 

桐生「……まさか……?」

 

リョウカ(本体)「ええ…………広瀬のじいじと巌見のじいじです……暇な時はそこに遊びに行ったっけ……懐かしいです………でもね、桐生さん達が尾道の秘密を暴いた所為でじいじ達が死んだ………無論その秘密を暴く為に加担した私達も同罪です………すみませんね………だから私はある時に心を込めて………あの大和を創り出した………そして……尾道の秘密だった超大和型戦艦をも建造して……今でも格納庫にて静かに保管されてます……。」

 

桐生「…………正直済まなかった………。」

 

リョウカ(本体)「別に良いですよ……そもそも貴方達の所と私達の経験した所は別です……さてと話が大きくずれたけど………結局私が何で覚悟決めなければいけない訳なのかと言うとね………兵士のみなさんに力を与えた際に私は一時的に回復の為に元の人間の状態に戻る………。」

 

一夏「へ?たったそれだけなのか?」

 

リョウカ(本体)「普通の人ならなんだその程度か……っと思うでしょうが……もうみなさんも察しが付くとは思うけど……そもそも生まれ変わったとしてもそもそも私自身は産まれる筈が無い上で無理矢理運命を捻じ変えて産まれた……その代償があの体質………ただし2度の転生である程度マシになったとは言え…………そもそも私は癌やら虚弱体質の所為でどっちにしろ死ぬ…………私が元に戻った際にはこの多少マシになった方の身体ですが………本当に死ぬ直前の状態で再び人間の状態になる訳です………ここまで言えば……もう分かるね?」

 

大高「まさか……もし元に戻ってしまわれると姫様は…!?」

 

めぐみん「………癌で死ぬか……虚弱体質での怪我で死ぬかの確実な死が待ってる訳ですか…!!」

 

リョウカ(本体)「ええ……どっちにしろ私が確実に死ぬ訳ですよ………皮肉な物ですよ…………回復の為に元の人間に戻ったら確実な死が待ってるなんてね………。」

 

全員『……………………。』

 

リョウカ(本体)「…‥……さて………取り敢えずそう言う訳です…………私自身もみなさんも覚悟が無ければ出来ない事です………みなさんは良くても代償で私はまた死ぬけどね………。」

 

リュウカ(本体)「………リョウカちゃん……。」

 

リョウカ(本体)「………さてと今日はこれ位にして………また何か有れば連絡します………みなさん、解散です。」

 

 

そしてリョウカの解散号令が言われると同時に全員は重苦しい雰囲気を醸し出しながら帰って行った………

 

 

リョウカ(本体)「………はぁ………。」

 

 

ただ1人……リョウカだけは会議室に残っていた……

 

 

リョウカ(本体)「…………………何でしょうね………もう何度も死んでるのに………痛みも何度も味わったのに…………嫌だ………死ぬのは………私…………どうすれば………一体どうすれば良いのですか……………考えるんです………考えろ…………どうしたら……………………。」

 

 

ガチャ……バタン…!

 

 

リュウカ(本体)「リョウカちゃん?まだ残っていたのですか?」

 

リョウカ(本体)「お母さん………。」

 

リュウカ(本体)「………リョウカちゃん、言えれない事が有るなら言ってみて?今は私とリョウカちゃんだけだから……力になってあげますよ?」

 

リョウカ(本体)「…………ねぇ、お母さん……私ってもう何度も死んでるよね……。」

 

リュウカ(本体)「………うん。」

 

リョウカ(本体)「………………確かに私はもう……死ぬ事や痛みにはもう慣れてしまった…………でも………どうしてかな……今回に限ってね……私ね………死にたく無いって思ってるの………。」

 

リュウカ(本体)「………………。」

 

リョウカ(本体)「………おかしい話だよね………何度も死んでる人間が今更死ぬのが怖いなんてね………。」

 

リュウカ(本体)「………何もおかしくないですよ……。」

 

リョウカ(本体)「お母さん…。」

 

リュウカ(本体)「……誰だってね、死ぬのは怖いですよ……勿論私も怖い……みんなも怖い………でもリョウカちゃんは人一倍に死の恐怖を知ってる………勿論死んだら悲しむ人も居るのです………だからおかしく無いのです。」

 

リョウカ(本体)「………うん………だからこそ………私は本当にどうしたら良いのか分からないのです………人に戻ったら……私は確実に直ぐに死んじゃう………お母さん………どうしたら良いのですか………?」

 

リュウカ(本体)「………事情が…分かりました………ねえリョウカちゃん………確か元の人間の状態って末期癌と虚弱体質でしたよね?」

 

リョウカ(本体)「………うん……私でもどうにも出来ないのです…………お母さん…………助けて……。」

 

リュウカ(本体)「………大丈夫です……必ず…私達が治すから………。」

 

リョウカ(本体)「………お母さん………。」

 

リュウカ(本体)「……っさ……リョウカちゃん、今日はもう遅いからもう寝ようね。」

 

リョウカ(本体)「………うん……。」

 

 

リョウカはリュウカと共に寝室へ戻って眠る事にした……

 

 

翌日……今度はリョウカ抜きで対策会議が開かれた……無論医療班しか居ないが…

 

 

リュウカ(本体)「さてですが、今回は医療関係の対策会議です………と言うのも十中八九リョウカちゃん関連ですがね……。」

 

めぐみん「ですね………それでリュウカちゃん………確かもしリョウカちゃんが元の人間に戻れば即座に癌で死ぬか虚弱体質で死ぬかの感じですよね?」

 

リュウカ(本体)「ええ……だからこそ必ず治さねばならないのですよ………もうこれ以上リョウカちゃんを死なせたくない……絶対にね………。」

 

永琳「………なるほどね……でもどうするのよ?今回はかなり厄介よ……虚弱体質に加えて……余命僅かの状態……その状態で最優先の末期癌を治さなければならない……そして問題の虚弱体質をどうにかしないとあの子はずっと苦しむわ……。」

 

リュウカ(本体)「………ええ……もうリョウカちゃんに苦しい思いをさせたく無いし……死なせたくはない………リョウカちゃんが安心出来る様にしたい………リョウカちゃんとの約束だからね………絶対に成功させなければならない。」

 

めぐみん「……リョウカちゃんとの約束…?」

 

リュウカ(本体)「ええ、約束です………リョウカちゃん自身のね………リョウカちゃんは人一倍死の恐怖を知っている………何度も死んでるからね……でもね………それでもリョウカちゃん自身はもう限界なのですよ………精神的にね…………だから助けたいのですよ……。」

 

永琳「……そうなの……ならば私自身もかなり本気でやる必要が出て来たわね………使いたくはなかったけど切り札使うしかないわね……。」

 

めぐみん「永琳さん、まさかアレを…?」

 

永琳「どっちにしろ使わないと…いえ、使ってもどうなるかは分からないけど……無いよりはマシよ……そもそも今回は超虚弱体質と末期癌を同時に相手にしないといけない訳よ……でもどんな末期癌を抱えてるのかが分かれば楽だけど……もし大量の末期癌に掛かってるなら話は変わるけど……。」

 

リュウカ(本体)「………なるほどね……所で永琳さんの切り札は何を出すのですか?」

 

永琳「そう言えば言ってなかったわね……とある禁呪の秘薬とも言われる蓬莱の薬等の様々な禁忌クラスの秘薬を調合させた超神秘薬級を組み込んだ投薬治療を行うわよ……とは言え人間の状態のあの子にそんな事させて無事で済めば良いけど…………何せ超虚弱体質な訳なのだよね……しかも不死身と言う訳では無いので普通に死ぬ訳よ……だからこそ切り札……使うか使わないかは状況次第……しかし使っても治せれるかどうかも不明よ。」

 

リュウカ(本体)「なるほどね…………ん?少し待って下さい………えーっと……確か……有った……。」

 

 

コトン……

 

 

めぐみん「……ん?これはあの秘薬ですよね?」

 

リュウカ(本体)「ええ、それと………。」

 

 

 

ゴソゴソ……ゴトン…!

 

 

カズマ「おいおい……この果実って……確かこの世界でしか取れず尚且つ………超激レア級の採れない伝説の奇跡の果実か?」

 

リュウカ(本体)「ええ……これをこの秘薬と永琳さんの切り札と組み合わせれば……確実に助かるかもしれないです……。」

 

永琳「……なるほどね、確かにそれならいけそうだわ……でも問題なのは……。」

 

リュウカ(本体)「ええ、力を解放させた反動での人間状態………普通の人間状態になるのとは訳が違うのです……普通の人間状態ならば至って普通ですが……リョウカちゃんが言うのは反動で……と言うよりも代償で一時的に過去のリョウカちゃんの人間状態を引き摺り出される状態……だから一発勝負と言う訳ですね………。」

 

永琳「ええ、そう言う事よ……今のあの子ではなく………過去のあの子の肉体にこの方法をやる訳よ……ただし精神や力と能力……そして記憶は残るけど……肉体だけは一時的とは言え戻る訳よ……。」

 

カズマ「そうだよな……過去の肉体となると……恐らく下手すれば効力が強過ぎて逆に危ない可能性が有る訳か……。」

 

リュウカ(本体)「まあね………っで?さっきからこそこそと聞いてるのは分かってますよ、用が有るなら入って来なさい。」

 

 

 

ガチャ……バタン……

 

 

リョウカ兵士1(総帥神)「盗み聴きして申し訳ありませんでした………しかし姫様………我々にとっては……姫様の存在こそが我々の生き甲斐なのです……姫様があの笑顔で平和で居てくれるのであれば我々にとってはこれ以上無い物です………確かに我々には力は有りません……何処の代が封じた力を解放してくれるチャンスも有ります…………しかし………もしそれが原因で姫様が亡くなられる事が有るならば……我々にそんな力なぞ必要は無いと考えてあります…!」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「無論…我々もです!その力の解放が姫様を死に追いやるのならば…!我々は責任持ってその場で自害してやります…!」

 

リュウカ(本体)「……みなさん……。」

 

めぐみん「………どうやらリョウカちゃん………みなさんの覚悟は別の意味で決まってるみたいですね……力ではなく……リョウカちゃんの命を守る為の兵士としてですか………。」

 

リュウカ(本体)「………一応聞くけど……本当に兵士のままで良いのですか?」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「勿論であります!我々にとっては今更姫様と同じ存在になってもやる事が無くなってしまいます…それに我々にとっては姫様を護ってなんぼの存在ですから……我々には姫様と同じ存在へ至るのは荷が重過ぎます……無論まだ入っても間も無いヒヨッコ達にとっても我々にとっては家族当然です………もし力を与えてしまい……姫様が亡くなられたと知れば心が折れるかもしれません………それならばいっそ、我々は一生兵士として生きた方が我々にとっても……姫様にとっても幸せだと思います。」

 

リュウカ(本体)「……みなさん……。」

 

 

 

ピキィィィン…!!!

 

 

全員『……!!!!!』

 

 

突然…全兵士の身体から眩い光を放ち始めた……

 

 

リョウカ兵士1(総帥神)「こ……これは…!?」

 

リュウカ(本体)「ど……どうなってるの…?」

 

カズマ「……おいおい……まさか…覚醒……!?」

 

めぐみん「覚醒って……確かリョウカちゃんの力が無いと…!……っっ…!?」

 

 

ピキィィィン…!!!

 

パァァァァン…!!!

 

 

一瞬眩い閃光を放ち……この世界全体が光に包まれた……

 

 

シュゥゥゥゥゥ……

 

 

リュウカ(本体)「……みなさん、平気ですか?」

 

永琳「ええ、私達は無事よ。」

 

めぐみん「それより……。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「……っ…これは…!?」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「一体…この身体はどうなってるのでしょうか…?我々は一体どうなったのですか?」

 

リュウカ(本体)「………なるほどね……そう言う事ですか……だからリョウカちゃんは……、」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「……姫様?」

 

リュウカ(本体)「みなさん……どうやらね…あの封印が解かれた様です……自らの力で……いえ……厳密に言うなら……解いてもらったと言う方が正しいですね……恐らく私達の兵士のみなさんも同じ状態になってる筈……。」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「解いてもらった……まさか!姫様が…!?」

 

リュウカ(本体)「ううん、多分その覚悟と意思が力を上回ったから解かれた感じですよ……だからリョウカちゃんは強く…厳しめに言ったのですよ。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「な……なるほど……は!?しまった…!姫様が!?」

 

めぐみん「…!!そう言えば…!今すぐリョウカちゃんの元へ行きますよ!」

 

リュウカ(本体)「うん!」

 

 

一行達は安否確認の為に急いでリョウカの元へ向かった……

 

 

バタン!

 

 

リュウカ(本体)「リョウカちゃん!…!!」

 

リョウカ(本体)「はぁ……ぜぇ…!げほ…!げほ…!」

 

めぐみん「不味い…!急いで治さないと…!でも今この場所から動かす事が出来ないから…あの薬品を!」

 

永琳「そう言うと思ってもう用意したわよ!早く!」

 

リュウカ(本体)「後はこれとこれを組み合わせて…!……出来た!……リョウカちゃん…直ぐに治すから…!」

 

 

リュウカは例の新薬をリョウカに投与した……すると……

 

 

リョウカ(本体)「う……っ………はぁ………ぜぇ………。」

 

永琳「……やれやれ……取り敢えずは瀬戸際は越えれたわね……でもまだ予断も出来ないわね……まだ虚弱体質故の様々な事態が残ってる訳よ……どうにかしなければね……。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「姫様、ならば我々に任せてはもらえないでしょうか…?」

 

リュウカ(本体)「…………一応聞きます……どうにかなりそうですか?」

 

リョウカ兵士2(総帥神)「まだ何とも言えれません……しかしながら……我々は姫様のお陰で我々が存在出来たのです……それなのに我々は姫様を助ける事が出来ないのは屈辱の極みです……しかし今の我々ならば姫様と同じ……ならばその力を姫様の為に捧げます…!姫様を助ける為ならこの命を掲げてでも何が何でも治してみせます!」

 

永琳「……分かったわ、でも命まで捧げる真似はしない様にね、せめて私達の助けになってもらうわ。」

 

兵士全員『はい!』

 

 

そして懸命の治療処置のお陰でリョウカはどうにか一命を取り留める事に成功した………

 

 

数ヶ月後………

 

 

リョウカ(本体)「………ん……っっ……うぅ………此処は私の部屋…ですか……げほ…!!………やっぱり……どうも身体が怠いと思った訳ですね………みなさん………私の読み取った意図を理解した様で……良かった…………けほ……けほ……!!」

 

 

リュウカ達が予想するよりもかなりどころか……第3回目の直前の治療前に目覚めた様だ……

 

ガチャ……バタン…!

 

 

リュウカ(本体)「……!リョウカちゃん…!」

 

リョウカ(本体)「ん…?お母さん……どうやらみなさんが……やってくれた様ですね……。」

 

リュウカ(本体)「う……うん……。」

 

リョウカ(本体)「………お母さん、そんなに気を病む事は無いですよ……そもそも…私が蒔いた種だったから……っっ…!ふ〜…やっぱりどうも身体動かすのも辛いですね……お母さん………。」

 

リュウカ(本体)「……ごめんね……でも後少しで治せそうだから……だから……。」

 

リョウカ(本体)「うん、分かってますよ……今の身体じゃあどうせ何も出来はしないのですよ……唯の人間状態の……更に極度に弱った身体の私にどうこうしろと言われても無理な物は無理ですから……はぁ………喋るのも段々と疲れて来ますね……これもこの身体故だから仕方ない………からね…………すみませんが………また長く……寝ます………。」

 

リュウカ(本体)「うん……ゆっくり寝てて下さいね………そして今度目が覚めた時には……きっと良くなるから………。」

 

リョウカ(本体)「す〜…………すぴ〜…………。」

 

 

そしてリョウカは再び長い眠りに入り……

 

何度も手術を実施して……更に数年後………

 

 

リョウカ(本体)「復帰です!みなさん!」

 

めぐみん「おお、それこそがリョウカちゃんらしいテンションですよ。」

 

カズマ「だな、復帰の際には相変わらずテンション高めだったからな〜…あの時のテンションの低さと比べたらな〜……やっぱこっちの方がリョウカらしい。」

 

リョウカ(本体)「あはは……でもみなさんのお陰で私が今回死ぬ事はなかったのですよ……だからありがとうございます。」

 

永琳「礼は良いわよ、とは言え病み上がりなのだから無論分かってるとは思うけど無理はしない事よ。」

 

リョウカ(本体)「当然ですよ……っとそれよりも……兵士のみなさんは元気そうだった?」

 

リュウカ(本体)「ええ、相変わらず元気ですよ……でもリョウカちゃん…良かったのですか?みなさんの立場……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、もう良いのですよ……それがみなさんの覚悟なのですから……全く私と似て頑固ですからね……兵士の立場で……。」

 

めぐみん「確かにそうですね……でも表向きでは堂々とみんなは我々の娘達と言う事になってる様だけど?」

 

リョウカ(本体)「それで良いのです…あくまでも表面上はね……何せみなさんにとっては確かにもう立場上は最高神……つまりは私達と同じ階級ですが……実際には相変わらず兵士としての立場を永遠に貫き通すつもりですし……私も折れましたよ……だからこそまたみなさんには苦労かけましたね……。」

 

リュウカ(本体)「良いんですよ……まあみなさんらしくて良いから良かったですがね……。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「あ!姫様!ご無事に退院して頂きおめでとう御座います!」

 

リョウカ(本体)「いえいえ、所でみなさんは良かったのですか?」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「良いのです、それが我々兵士としての役目でもあり……家でもあり……家族でもある……そう言う関係としての我々が今の我々にとっての生き甲斐なのですから……なので姫様、今の我々ならば姫様の出来る事の範囲内であれば何でも出来ますので気軽に命令して下さい。」

 

リョウカ(本体)「何でも?じゃあ、」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「あ、我々が姫様の妹や娘になるのはやっぱり無しの方でお願い致します…。」

 

リョウカ(本体)「………………。」

 

カズマ「完全にリョウカの言おうとした事読んでたな?」

 

リュウカ(本体)「やっぱり同等の存在と力へと至ったからでしょうから、嫌でも察知能力は強化されますよ。」

 

リョウカ(本体)「ははは……そうでしたね……まあ、取り敢えずみなさん……これからも相変わらず宜しくね。」

 

リョウカ兵士1(総帥神)「は!勿論であります!」

 

 

 

 

この淵森母神一家の兵士に関する騒動は無事に幕を閉じて……一行達は再び平和を過ごすのだった……

 

 

 

 

【閑話:その6:完】

 

 

【続く】

 

 

EDBGM:作品名【夜廻シリーズ】曲名【夜廻&深夜廻:メインテーマ】

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